◆優駿の条件◆*データは03年以降の過去11年
ダービーに出走しないことには、ダービー馬にはなれないのは当たり前。ダービーに出走できることだけでも、とても名誉なことなのも確か。だが、ダービーの栄冠を手にするには、幾つかの難関をくぐり抜けなければならないのも、また事実。昨年は、この「優駿の条件」という難関を突破したキズナとエピファネイアの一点で仕留めたことが懐かしい。まあ、昨年は、こんな面倒くさいことをしなくとも、1、2番人気の決着だったので、簡単に獲れていたのだが。
1.重賞連対実績
過去11年で馬券になった33頭中すべてに重賞で連対実績がある。
トライアルで権利を取っただけ、あるいは抽選をくぐり抜けた馬は養分=馬券対象外ということ。
2.重賞勝利実績
馬券対象となった33頭中、29頭は重賞勝利実績がある。
重賞未勝利で馬券になったのは、以下の4頭。
05年3着シックスセンス…京成杯、皐月賞各2着
08年3着ブラックシェル…弥生賞、NHK各2着
11年3着ベルシャザール…スプリングS(阪神)2着
13年3着アポロソニック…青葉賞2着
上記4頭はいずれもG1かG2で2着という共通点がある。
つまり、優駿の条件1と2を要約すると、ダービーで連対するには重賞勝利が必要で、重賞(G1かG2)最高着順が2着の馬は、来ても3着が精一杯ということ。
ここまでで、だいぶん絞られているはずだが、頂点を目指すには更なるハードルが待ち構えている。
3.前走着順(1)
馬券対象となった33頭中、前走着順が3着以内だった馬が25頭。
前走で馬券にならなかった馬には用はない。ただ、前走4着の馬が2頭馬券になっているので、百歩譲って前走掲示板(5着)でもいいかもしれない。
4.前走着順(2)
連対馬22頭中、前走3着以内だった馬が17頭。
5.前走着順(3)
ダービー馬11頭中、前走3着以内だった馬が10頭。唯一、前走3着以下からダービー馬になったのは、09年のロジユニヴァース(皐月賞14番人気)のみ。ロジユニは、4戦無敗で臨んだ皐月賞で1番人気に支持されたように実力はあったのだが、なんとも不可解な惨敗であった。
これで、残りは5~6頭にまで絞られているはずだが、ここからが「優駿の条件」の真骨頂。
6.前走上がり3F
ダービー馬11頭中、9頭が前走の上がり3Fが3着以内。
3位以下でダービー馬になったのは、09年ロジユニヴァースと12年ディープブリランテの2頭のみ。
7.上がり3F実績
ダービー馬11頭中、10頭が芝コース限定の上がり3F3位以内実績が70%以上。唯一の例外は、12年のディープブリランテで、同馬の実績は【2-1-0-2】で、3位以内率60%だった。また、70%だったのは06年のメイショウサムソンのみで、他の9頭はすべて80%以上と、ダービーでは最後の切れ味勝負になることが多いことを裏付けている。
<ダービー馬の上がり3F3以内実績>
*数字は左から上がり3F1位、2位、3位、4位以下の回数
03年ネオユニヴァース…2-2-2-1/6*83.3%
04年キングカメハメハ…4-1-1-0/6*100.0%
05年ディープインパクト…4-0-0-0/4*100.0%
06年メイショウサムソン…3-2-2-3/10*70.0%
07年ウオッカ…5-1-0-0/6*100.0%
08年ディープスカイ…4-4-1-1/10*90.0%
09年ロジユニヴァース…1-1-2-1/5*80.0%
10年エイシンフラッシュ…3-1-1-1/6*83.3%
11年オルフェーヴル…6-0-0-0/6*100.0%
12年ディープブリランテ…2-1-0-2/5*60.0%
13年キズナ…4-2-0-0/6*100.0%
なお、ダービー2着馬の上がり3F実績は、80%以上の馬は4頭しかおらず、残りの7頭はすべて70%未満である。
<ダービー2着馬の上がり3F3位以内実績>
03年ゼンノロブロイ…1-3-0-0/4*100.0%
04年ハーツクライ…2-0-2-1/5*80.0%
05年インティライミ…2-2-1-0/5*100.0%
06年アドマイヤメイン…2-2-2-3/9*66.7%
07年アサクサキングス…0-2-0-4/6*33.3%
08年スマイルジャック…1-2-0-5/8*37.5%
09年リーチザクラウン…2-2-0-2/6*66.7%
10年ローズキングダム…2-1-0-2/5*69.0%
11年ウインバリアシオン…3-0-0-3/6*50.0%
12年フェノーメノ…1-1-2-1/5*80.0%
13年エピファネイア…3-0-0-2/5*60.0%
頭は切れる脚の馬、2着はジリ脚の馬。これがダービーの当たり馬券のキモ。
ここまで書いたついでにダービー馬の実績も紹介しておくので、どうぞ三連複&三連単にお役立て下さい。
<ダービー3着馬の上がり3F3位以内実績>
03年ザッツザプレンティ…3-0-1-1/5*80.0%
04年ハイアーゲーム…4-2-0-0/6*100.0%
05年シックスセンス…4-4-0-1/9*88.9%
06年ドリームパスポート…5-3-0-0/8*100.0%
07年アドマイヤオーラ…3-2-0-0/5*100.0%
08年ブラックシェル…5-1-2-0/8*100.0%
09年アントニオバローズ…1-0-1-3/5*40.0%
10年ヴィクトワールピサ…2-3-1-0/6*100.0%
11年ベルシャザール…1-1-1-3/6*50.0%
12年トーセンホマレボシ…2-1-1-2/6*66.7%
13年アポロソニック…0-0-0-3/3*0.0%
ダービーに出走しないことには、ダービー馬にはなれないのは当たり前。ダービーに出走できることだけでも、とても名誉なことなのも確か。だが、ダービーの栄冠を手にするには、幾つかの難関をくぐり抜けなければならないのも、また事実。昨年は、この「優駿の条件」という難関を突破したキズナとエピファネイアの一点で仕留めたことが懐かしい。まあ、昨年は、こんな面倒くさいことをしなくとも、1、2番人気の決着だったので、簡単に獲れていたのだが。
1.重賞連対実績
過去11年で馬券になった33頭中すべてに重賞で連対実績がある。
トライアルで権利を取っただけ、あるいは抽選をくぐり抜けた馬は養分=馬券対象外ということ。
2.重賞勝利実績
馬券対象となった33頭中、29頭は重賞勝利実績がある。
重賞未勝利で馬券になったのは、以下の4頭。
05年3着シックスセンス…京成杯、皐月賞各2着
08年3着ブラックシェル…弥生賞、NHK各2着
11年3着ベルシャザール…スプリングS(阪神)2着
13年3着アポロソニック…青葉賞2着
上記4頭はいずれもG1かG2で2着という共通点がある。
つまり、優駿の条件1と2を要約すると、ダービーで連対するには重賞勝利が必要で、重賞(G1かG2)最高着順が2着の馬は、来ても3着が精一杯ということ。
ここまでで、だいぶん絞られているはずだが、頂点を目指すには更なるハードルが待ち構えている。
3.前走着順(1)
馬券対象となった33頭中、前走着順が3着以内だった馬が25頭。
前走で馬券にならなかった馬には用はない。ただ、前走4着の馬が2頭馬券になっているので、百歩譲って前走掲示板(5着)でもいいかもしれない。
4.前走着順(2)
連対馬22頭中、前走3着以内だった馬が17頭。
5.前走着順(3)
ダービー馬11頭中、前走3着以内だった馬が10頭。唯一、前走3着以下からダービー馬になったのは、09年のロジユニヴァース(皐月賞14番人気)のみ。ロジユニは、4戦無敗で臨んだ皐月賞で1番人気に支持されたように実力はあったのだが、なんとも不可解な惨敗であった。
これで、残りは5~6頭にまで絞られているはずだが、ここからが「優駿の条件」の真骨頂。
6.前走上がり3F
ダービー馬11頭中、9頭が前走の上がり3Fが3着以内。
3位以下でダービー馬になったのは、09年ロジユニヴァースと12年ディープブリランテの2頭のみ。
7.上がり3F実績
ダービー馬11頭中、10頭が芝コース限定の上がり3F3位以内実績が70%以上。唯一の例外は、12年のディープブリランテで、同馬の実績は【2-1-0-2】で、3位以内率60%だった。また、70%だったのは06年のメイショウサムソンのみで、他の9頭はすべて80%以上と、ダービーでは最後の切れ味勝負になることが多いことを裏付けている。
<ダービー馬の上がり3F3以内実績>
*数字は左から上がり3F1位、2位、3位、4位以下の回数
03年ネオユニヴァース…2-2-2-1/6*83.3%
04年キングカメハメハ…4-1-1-0/6*100.0%
05年ディープインパクト…4-0-0-0/4*100.0%
06年メイショウサムソン…3-2-2-3/10*70.0%
07年ウオッカ…5-1-0-0/6*100.0%
08年ディープスカイ…4-4-1-1/10*90.0%
09年ロジユニヴァース…1-1-2-1/5*80.0%
10年エイシンフラッシュ…3-1-1-1/6*83.3%
11年オルフェーヴル…6-0-0-0/6*100.0%
12年ディープブリランテ…2-1-0-2/5*60.0%
13年キズナ…4-2-0-0/6*100.0%
なお、ダービー2着馬の上がり3F実績は、80%以上の馬は4頭しかおらず、残りの7頭はすべて70%未満である。
<ダービー2着馬の上がり3F3位以内実績>
03年ゼンノロブロイ…1-3-0-0/4*100.0%
04年ハーツクライ…2-0-2-1/5*80.0%
05年インティライミ…2-2-1-0/5*100.0%
06年アドマイヤメイン…2-2-2-3/9*66.7%
07年アサクサキングス…0-2-0-4/6*33.3%
08年スマイルジャック…1-2-0-5/8*37.5%
09年リーチザクラウン…2-2-0-2/6*66.7%
10年ローズキングダム…2-1-0-2/5*69.0%
11年ウインバリアシオン…3-0-0-3/6*50.0%
12年フェノーメノ…1-1-2-1/5*80.0%
13年エピファネイア…3-0-0-2/5*60.0%
頭は切れる脚の馬、2着はジリ脚の馬。これがダービーの当たり馬券のキモ。
ここまで書いたついでにダービー馬の実績も紹介しておくので、どうぞ三連複&三連単にお役立て下さい。
<ダービー3着馬の上がり3F3位以内実績>
03年ザッツザプレンティ…3-0-1-1/5*80.0%
04年ハイアーゲーム…4-2-0-0/6*100.0%
05年シックスセンス…4-4-0-1/9*88.9%
06年ドリームパスポート…5-3-0-0/8*100.0%
07年アドマイヤオーラ…3-2-0-0/5*100.0%
08年ブラックシェル…5-1-2-0/8*100.0%
09年アントニオバローズ…1-0-1-3/5*40.0%
10年ヴィクトワールピサ…2-3-1-0/6*100.0%
11年ベルシャザール…1-1-1-3/6*50.0%
12年トーセンホマレボシ…2-1-1-2/6*66.7%
13年アポロソニック…0-0-0-3/3*0.0%
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