◆コース傾向更新◆
昨日は１鞍のみ施行。ジャンポケ産駒が１着、３着になった。これで３レース連続で、非ＳＳ系が１着。安田記念らしいコース傾向になってきた。
が、今年も昨年に引き続き、父ＳＳ系が勝つ可能性が非常に高い。というのも、１７頭中１３頭が父ＳＳ系だからだ。
◆武豊８枠伝説◆
先週のダービーに続いて、１枠に入った岩田。ダービーほど安田記念では１枠は相性は好くないが、イン捌きは一枚上の岩田は怖い。押さえておくべきか。
その岩田とは真逆に、やけに８枠に入る武豊。今年もまた８枠となったが、安田記念で４年連続８枠に入った。
＜武豊の安田記念８枠伝説＞
０３年８枠１６番アドマイヤマックス…２着（６番人気）
０５年８枠１７番スズカフェニックス…５着（４番人気）
１２年８枠１６番ローズキングダム…１３着（９番人気）
１３年８枠１８番サダムパテック…１３着（８番人気）
１４年８枠１６番トーセンラー…１４着（８番人気）
今年は逃げ馬カレンブラックヒルに跨り、８枠１６番。カレンの成績【７－０－０－１１】からは、勝つか着外の「ピンロク」スタイル。買うなら１着固定で決まり。武が逃げれば誰も競りかけてこないのは定説で、行った行ったの前々決着は多いにあり得る。
この武豊の８枠伝説が囁かれ始めたのは、１１年のＧ１から。この年に騎乗したＧ１、１１レース中、なんと８レースで８枠に入ったのだ。
＜２０１１年武豊Ｇ１枠番＞
宝塚記念＊＊８枠
南部杯＊＊＊８枠
秋華賞＊＊＊４枠
菊花賞＊＊＊８枠
天皇賞＊＊＊８枠
エリザベス＊８枠
マイルＣＳ＊８枠
ジャパンＣ＊５枠
ＪＣダート＊２枠
阪神ＪＦ＊＊８枠
有馬記念＊＊８枠
ちなみに、１１年以降の武豊のＧ１騎乗７９回のうち、８枠に入ったのは２２回あり、その成績は【０－０－１－２２】と惨憺たるものである。
◆マンボ２枠伝説◆
１３年の牝馬「３冠」馬のメイショウマンボ。昨年のヴィクトリアＭ２着を最後に、ここ６戦はすべて二桁着順と、復活にはほど遠い状態のようだ。
だが、この安田記念では仰け反るような復活劇が見られるかもしれない。その原因は、２枠に入ったからだ。
３冠のうち、オークスは２枠３番、エリザベス女王杯でも２枠３番で、昨年のヴィクトリアＭで２着に入った時は２枠４番、桜花賞の権利を獲ったフィリーズレビューでも２枠４番。平場も含めて２枠に入ったときの成績は、【４－１－０－１】と、唯一、馬券圏外に消えたのはデビュー２戦目のこぶし賞だけで、あとはすべて重賞での成績。
重賞で２枠に入った時は連対率１００％のマンボが２枠４番に入った。ただでないさえ主役不在の混戦模様の今年の安田記念。なんやら大荒れの匂いがプンプンと漂ってきた。
◎０９リアルインパクト…ディープインパクト×メドウレイク
困ったときのリアルインパクト。やけに人気がないが、Ｇ１・２勝馬というのを忘れてはならない。３歳で安田記念を制したのは、もう４年前のことなのか。月日が流れるのは早い。
△０４メイショウマンボ…スズカマンボ×グラスワンダー
２枠伝説に加え、安田記念のかつてのトレンド血統であるロベルト系を母父に持つ。
△１２クラレント…ダンスインザダーク×ダンシングブレーヴ
読みはスロー前提。前目につけて差せる馬から抜擢。死んだふりからの田辺の一発に期待。
あとは、非ＳＳ系をピックアップ。
△０６モーリス…スクリーンヒーロー×カーネギー
△１４サトノギャラント…シンボリクリスエス×ＳＳ
△１５ケイアイエレガント…キングカメハメハ×ＡＰインディ
上記３頭は、いずれも安田記念のかつてのトレンド血統である、ミスプロ系、ロベルト系、ノーザンダンサー系を持っている。モーリスは人気だが、父ロベルト系、母父は０５年１着、０６年２着になったアサクサデンエンの父ローエングリンと同じサドラーズウェルズ系なので、押さえておくにこしたことはない。
みなさん、よい安田記念を！！
