この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
**********************************************************
タイマーIC555を使った、よくある基本的なタイマー回路です。
一瞬スイッチをON-OFFさせると、しばらくリレーがONになるという”時限リレー”です。
大変便利な回路なのですが、スイッチを入れるまでの間、ICには電流が流れるので待機電力が必要になります。
以前、この解決方法の1つとして、”省エネ時限リレー”という実験記事を書いたことがありました。
さて、スイッチの代わりに何かの小信号をトリガにタイマーを動作させたい場合は、下図のような回路を使っていたのですが、この場合も信号待ちの間にやはり待機電力が必要になってしまいます。
そこで、こんな回路を考えてみました。
サイリスタのゲートに信号が入ると、サイリスタとともにトランジスタ(2SA1358)が動作し、ここで初めてICに電力が供給されます。
タイマー回路は、パワーオントリガーの形にしてありますので、電源が供給されると同時にリレーがONとなります。
一方、IC555の出力の一部をサイリスタ側へフィードバックし、アノード・カソード間をトランジスタのコレクタ・エミッタ間でバイパスします。
この仕組みでサイリスタの自己保持状態が解除され、タイマーの動作が終了すると同時に電源供給もストップするというわけです。
実験しましたので、様子を見てやってください。
タイマー回路の部分は、以前に製作した基盤ユニットを利用しました。
電源供給の確認用に黄色のLED、リレーの動作確認用に赤のLEDを光らせています。
サイリスタのゲートに信号を入れると(実験では手動でしたが)、一定時間リレーがONとなり、しばらくすると電源供給も一緒にOFFとさせることができました。
思惑通りです。ウッシッシ(・∀・)
最初は、「小信号で動作するリレー回路を1つ作って、タイマー回路と組み合わせればいいじゃん。」ということを考えたわけですが、リレーを1つで済ませる方法はないかと模索した結果です。
・・・・・と、ここまで書いているうちにもう一つ回路を思いついてしまい・・・。
こんな回路でも同じように動作しました。
なんと、サイリスタ無しです・・・・トランジスタ1個だけでも電源供給の保持ができたとは・・・・これまでの実験はいったい・・・・・(;´д`)ノ
でもまぁ、入力側にダイオード(逆電流防止用)を挿入するとなると、信号レベルを下げてしまうでしょうから、全く良しというわけではないかもしれません。
実験してすぐのレポートですので、もしかしたらあとでまた何かアイディアを思いつくかもしれませんが、ま、今回はスピード重視ということでお送りしました(・∀・)b
リレーを使わずに小信号で電源供給のON-OFFを行う仕組みは、今後も何かに使えそうな気がします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます