じいたんとばあたんは時々、
寝言で、会話する。
ある夜のこと。
「あ~お前さん、困ったね。」
むむ?と思って飛び起き、和室を覗いたら、
じいたんの寝言だった。
なんや。びっくりした。
と引き返そうとした、そのとき、
「どうなさったの、あなた」
ばあたんの大声。目は閉じている。
どうやら寝言らしい。
じいたんの寝言に反応するのね…
と思っていたら、
「ああ、君は心配しないでいなさい、むにゃむにゃ…」
と、じいたんのでかい声。
そして直後にがごーっと、いびき。
なんか話が通じてるのか通じてないのか、
でも祖母は安心しきった表情で眠っている。
そっと二人の布団を掛けなおしても、
二人とも、全然目を覚ます気配はない。
60ウン年連れ添ってきた夫婦の絆って、
ほんとうにすごい。
そう、改めて思った出来事だった。
寝言で、会話する。
ある夜のこと。
「あ~お前さん、困ったね。」
むむ?と思って飛び起き、和室を覗いたら、
じいたんの寝言だった。
なんや。びっくりした。
と引き返そうとした、そのとき、
「どうなさったの、あなた」
ばあたんの大声。目は閉じている。
どうやら寝言らしい。
じいたんの寝言に反応するのね…
と思っていたら、
「ああ、君は心配しないでいなさい、むにゃむにゃ…」
と、じいたんのでかい声。
そして直後にがごーっと、いびき。
なんか話が通じてるのか通じてないのか、
でも祖母は安心しきった表情で眠っている。
そっと二人の布団を掛けなおしても、
二人とも、全然目を覚ます気配はない。
60ウン年連れ添ってきた夫婦の絆って、
ほんとうにすごい。
そう、改めて思った出来事だった。