じいたんばあたん観察記

祖父母の介護を引き受けて気がつけば四年近くになる、30代女性の随筆。
「病も老いも介護も、幸福と両立する」

去年の眼鏡に残っていたもの。

2006-11-16 13:51:40 | 介護の周辺
※ごめんなさい。某SNSの日記からの転載です。
 記された時刻にあわせてUPしておきますね。

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みなさんこんにちは。
たま@また一つ「伝説」を増やしつつある女です。

えっと。
昨夜未明から「眼鏡がない!」とお騒がせしております。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=269719400&owner_id=1109615
実はまだ、見つかっておりません…orz
↑4.5畳とDKでどないして失くせっちゅーねんや…
 
で。検討の結果。
去年の6月の交通事故(ブログ読者さまはみなご存知ですが)
その際に、めちゃめちゃになってしまった眼鏡を取ってあったので、
それをとりあえず使ってみようと思い立ち、出してきたのでした。


ところが。掛けてみて、愕然。

これはひでーや…この眼鏡…どゆこと?



いや、蔓の部分は仕方がないんですよ。
だって事故にあったんやからそんなもんですって。

問題は、レンズの部分。
汚いとか傷んでいるとか、そういったレベルじゃない。

はっきりいって、見えない。
表面がもう、月面クレーター状態。



こんなんでよく介護してたわ。わたし。



眼鏡を買いにいく余裕なんてなかった。
当時は、夜勤の仕事はもう辞めていたけれど、
入浴介助から転倒防止まで24時間つきっきりで介護していたのだから、
良く考えれば、眼鏡が傷むのは、必然といえば必然なのです。


だけども。
 

あんまりだ、これは…^^;

介護者である以前に、人間としてまずいやろ…orz


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さて、前置きはこれくらいにして。
ここからが実は、本当にわたしが書きたかったこと。


周囲の人たちによく言われていた言葉。

「自分を大切にしなさい」

当時のわたしには、その意味が全く以って理解できなかった。
ご厚意からのおことばだということは感じ取り、感謝しつつも。

だけど、今はわかる。

この、旧い眼鏡は、その、周囲の言葉を翻訳してくれた。
言葉ではなく、そのあるがままの姿、そのもので。


こういう偶然に出会うとき、
つくづくと、わたしは、感じるのだ。


やっぱり、どんな事件にも、できごとにも
それらのなかには 欲しがる人にしか与えられない
とくべつな宝物が埋まっているのだな、と。

「大切な学び」を得るための「材料」

それらは、求めさえすれば 

それこそ、無尽蔵に、与えて頂けるのだ、と。
 
 

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2 コメント

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こんばんは (ニッキ)
2006-11-19 22:22:09
久しぶりです。
この文面をみたら元気になったみたいでよかったです。
身内の介護といっても、本当によくやってると思います。

私の娘も今年の春から、理学療法士で老人病院で働いています。
時間が長くて大変だといっています。
たまちゃんに比べれば、いや比べられないほど楽してると思います。

眼鏡がそんなに傷着いてるのによく大丈夫だったね。
私も眼鏡は必需品です。(笑い)

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Unknown (neko50)
2006-11-20 21:01:39
一皮脱いで、別人になったような?
そんなに急いで変わらなくてもいいの。
息切れしないように
ゆっくり無理なく。ね?
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