じいたんばあたん観察記

祖父母の介護を引き受けて気がつけば四年近くになる、30代女性の随筆。
「病も老いも介護も、幸福と両立する」

--5拍子のリズム、時々6拍子など挟む-- 明星『wind』

2005-05-03 04:55:46 | 音楽
※一部、改稿しました(6/23(木)13:07)

知名度は多分それほど高くないと思うのだが、明星『Wind』という曲があります。
 (多分「ワインド」と読むんじゃないかな…その方が面白いから。色んな意味づけ出来て)

3年近く前、アニメ『ナルト~NARUTO~』の初代エンディング・テーマだった曲です。
一人でいられる時間、掛けっぱなしにしていることが多いです。

当初、この曲の、拍子の取り方の微妙さが気に入った。
基調が5拍子の曲は珍しい気がする。
少なくとも私は、演奏したことも歌ったこともないリズムだ。

『音楽とは、神様への捧げものとして「踊り」と「歌(声という楽器)」をその起源とする』
と、漠然と思っていた私。
だから、「踊りにくく歌いにくい」であろう5拍子というものが、
とても新鮮に感じられて
「ああこんな曲作ってみたい」などと妄想を繰り広げていた(笑)。

(音楽の発祥について、社会科学的根拠は踏まえていません
   ・・・浅学の身で繰り広げる推論に過ぎないのであしからず)

この曲は、8分の5拍子を基調としているが、八分の六拍子、乃至八分の三拍子を
絶妙なタイミングで挟みこんで進行する。

(因みに楽譜は、手に入れていない。三年前から欲しくてたまらないのだが)

軽快に感じられるメロディを、耳だけで覚えたつもりでいざ口ずさんでみると、
何故かうまくいかないのはそのためだ。
注意深く聴いて、徐々に正確に歌えるように、そして演奏できるようになる。

この曲は私を、チューニングしてくれます。
ちなみに、このCDに収録されいる曲で、
個人的に好きなのは、この「wind」のみです。

それでも、この一曲のために私は、このCDを入手しました。

不安定なリズムで踊り続けるような、そんな人生の場面にある人に、
踊りこなす勇気と楽しさを思い出させてくれるこのメロディを
一度聴いていただけたらと思います。

STONED TOWN
明星
インディペンデントレーベル

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