テニスの合間に隣接する公園(杉並区)をのぞいてみた。
すると、公園にネコたちがたむろし、人が数人いて、ちょっと異様な雰囲気があった。その理由はすぐにわかった。ノラ猫たちはえさをもらいに集まっていたのである。そして猫の近くにいる人たちは、そのえさをあげている人たちであった。写真のえさをあげている人に近づいてみると、大きな袋一杯のキャットフードをあげている。
以前中野区で賃貸アパートに住んでいたのだが、その家の通路が猫のトイレになっていたらしく、いつも臭いに閉口したものである。
それで近所をよく観察してみると、アパートの隣が消防団倉庫と集会室で、その階段に猫のえさが置かれていたのである。ついでにそこにえさを運んでいる人も見かけた。
つまりこの人たちの善意で、私たちは悪臭に悩まされていたのである。餌をあげる人たちは善意で私財を投じて、猫を助けているのであるが、私たちの周辺住民がどれほど困っているかを知らない。
これは一口では黒白つけられない問題である。住んでいる者としてはネコが増える餌付けは「やめてほしい」が、全体で見ると、動物保護も大切だと思う。そこでこれからだが、ノラで餌付けをするのではなく、やはり基本的にはコールのように室内飼いが妥当だと思うので、今いるノラで人の引き取り手がいないのは避妊の上、人家から離れて迷惑のかからない場所で一世代だけ飼うのが良いのではないかと思う。できれば公の動物収容施設で全うしてもらえる方が望ましいのだが。どれもこれもお金がかかることだが、結局は人間の責任なのだからと思うが・・・・。 ケパ