おもしろかったです。
ベースは「坊ちゃん」っていうところですか。
なんでバレーボール?
それは体操着に二つ入れるとおっぱいになるから、というのが一番の理由かなとラストシーンで思いました。
先生って、ずーっと完成された人間だと子どもの頃から思っていました。
完成されていなければ子どもに教えてはいけないとも思っていました。
でも、この映画で発展途上の人間だからこそ、子どもを動かせる、学ばすことができるのかな、と感じました。
時代も昭和40・50年代でしょうか。
出てくる車もレトロカーばかりで泣かせてくれます。
「11PM」も出てくるし…。
今じゃうそ話になるのに、ちょっと前の時代設定にすることで本当っぽく見えてきます。
補修授業で読んだ本が、恩師の本棚に並んでいたシーン。
ここでこの映画にやられてしまいました。
先生が落し物として持ってきた本はすべて先生の選んだ本だったことが明らかになるところもよかったのですが、別の感じも抱きました。
時を経て昔読んだ本を手にすると不思議なことにその本を初めて手にした時に戻るのです。
それは、まさに本との再会なのです。
その瞬間が描かれたシーンでもあったからです。