matta

街の散歩…ひとりあるき

花祭りのアマチャ

2012年12月21日 | 自然
LeicaM8.2/ summilux 75mm

ガクアジサイのように見えるが…
…アマチャだ。
いまや、タネはもとより飾り花まで、
ドライフラワーのまま。
そういえばノリウツギも、
同じような状態に乾燥していた。

お釈迦さまの誕生日・四月八日、
花祭りで誕生仏に甘茶をかける。
あの甘茶をつくるアマチャだ。
アジサイと同じユキノシタ科アジサイ属。

葉っぱを乾燥させると、
フィロズルチンという甘み成分が生じ、
煎じて服用すれば糖尿病の、
のどの渇きを癒せるとのこと。
『薬草』山と渓谷社より

こちらもドライフラワー状態。
薬草でホソバオケラ。
生薬名をソウジュツといって、
根茎に健胃、利尿、発汗作用があるのだとか。
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ニラのタネ

2012年12月20日 | 自然
LeicaM8.2/ summilux 75mm

外皮が裂けて、
黒いタネがみえている。
いや、すでに殻はからっぽ、
多くのタネはすでに、
はじけ散ったものが多い。

ニラのタネ。
ニラ…ユリ科、ネギ属。
独特の香りは硫化アリルという物質で、
血液の循環をよくし、
胃腸をあたため、
強壮強精効果もあるのだとか。

タネは韮子(きゅうし)といって、
お粥などに入れて食べると、
いっそう効果があるという。
たいした生命力ある粒なのだ。


こちらはヤマユリ。
りん茎、いわゆる「ユリ根」が、
食用ばかりか、
湯通し天日乾燥して煎じたものが、
滋養強壮、利尿、せき止めに効くとか。
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アントシア二ン

2012年12月19日 | 自然
LeicaM8.2/ elmarit 28mm

まっ赤なモミジをあまり見なかった。
これがことし見る最後の紅葉かも。
どういう気候の関係なのか、
としによって、
まっ赤に紅葉するときと、
そうでないときがある。

かのアントシアニンのつくられかたが、
気候によって異なるのだろうか。
まっ赤になるまえに散ってしまうのか。


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ムクゲの旅立ち

2012年12月18日 | 自然
LeicaM8.2/ summilux 75mm

乾いた枝先に、
ムクゲの実が数個、
束になってついている。

外皮がからからなって裂け、
なかには白髭を生やした、
茶色のタネが数個みえる。

すこしずつはじけ、
風に吹かれて、
とんでいくのだろう。
タネの巣立ちか…。


ムクゲのドライフラワー


紅葉のムクゲ


ムクゲの花
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フクロミモクゲンジ

2012年12月17日 | 自然
LeicaM8.2/ summilux 75mm

フクロミモクゲンジ。
聞きなれない名前だが、
かわった種子をつける樹だ。
四枚羽根のようなプロペラの間に、
褐色の種子がひとつ二つ…。

この羽根で風に吹かれて、
遠くに飛んでいくのだろう。
あるいは、
無風で地面に落ちたとしても、
次の風に吹かれてころころ、
ころがっていくのだろう。

動物と異なり、
次代の子を手元で育むことなく、
できるだけ遠くに吹き飛ばす。
小さなカプセルに、
仮眠、仮死状態の遺伝子をいれて、
きびしい冬や環境をやりすごさせる。


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