matta

街の散歩…ひとりあるき

ロウヤガキ

2012年12月16日 | 自然
LeicaM8.2/ summilux 75mm

寒空に柿ではない。
柿よりもずっと小さい。
こんなにいっぱい実るとは。
柿ももうおわりだろうに…。
かといって、
よくある紅い木の実よりは大きい。

ロウヤガキ(老鴉柿)。
あるいはツクバネガキ(衝羽根柿)だとのこと。
渋柿で食用にならず、
庭木や盆栽用らしい。


こちらはサクラバラの実。
小さなオレンジ色の壺。

写真をクリックすると大きくなります

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

植物のポーズ

2012年12月15日 | 自然
LeicaM8.2/ summicron 35mm 1st

 《植物はポーズによってしか自己表現ができない》
 身振りでなく、彼らはただ腕、手、指だけ…仏陀のやりかたで、増やしてい
く。無為のごとく、瞑想の限りを尽くす。表現への意思のみ。自分自身に隠す
ものとてなく、どんな秘密の考えも抱けず、すっかり、正直に、制限なしに自
らを展開する。
 無為で、自分自身のフォルムを複雑にし、分析するに最も複雑な方向にしあ
げることに時を過ごしているのだ。どこで生まれようと、どんなにかくされて
いようとも、自分たちの表現を完成させることだけに専心している。準備をし、
飾りつけ、自分たちが読み取られるのを待っているのだ。
 自分たちに注意をひきつけるためには、もともとポーズとスタイルしかもた
ず、ときに例外的なサイン、輝きや香りある電球、爆弾のフォルムで目と臭覚
にとくべつに訴える、ひとは花とよぶのだが、それはまちがいなく苦痛でもあ
るのだ。・・・・ 

フランシス・ポンジュ『ものの味方』
(Francis Ponge“Le Parti pris des choses”)より


写真をクリックすると大きくなります

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イロハモミジの黄葉

2012年12月14日 | 自然
LeicaM8.2/ summicron 35mm 1st

イロハモミジ。
紅葉の最後をかざるよこずな格。
いまだまっ赤にならず。
あるいはことし、
まっ赤にならずに落ちてしまうのか…。

モミジのなかでもいちばん小さく。
まっ赤にならずとも、
カスミのように細かく緻密、
この黄葉でいいようにも思う。


写真をクリックすると大きくなります

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行幸通り

2012年12月13日 | 自然
LeicaM8.2/ summilux 75mm

皇居前、初冬の行幸通り。
他所より一足はやく色づくイチョウだが、
すでに葉っぱはおおかた散った。
こうして広場や公園に出ているのは、
子どもを乳母車にのせたお母さんか、
男女の「ご高齢者」、わたしも例にもれないが。
カメラをもつかスケッチしているか…。

天皇の行幸というより、
ときに、
外国の大使が馬車で通ることが多い。
前後を馬上の護衛官に誘導され、
大使と随行員の乗る二頭立て二台の馬車だ。
自国の元首から託された信任状を、
天皇に提出する儀式を行うため。
「信任状捧呈式(しんにんじょうほうていしき)」。

そのとき以外は閑散とした通りだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラサキシキブの実

2012年12月12日 | 自然

LeicaM8.2/ summilux 75mm

葉っぱが落ちてしまったあとでも、
淡い紫色を保持したまま、
いまなお健在、冬の枝先を飾っている。
ムラサキシキブ。

高貴な、
誉れ高いお名前をいただいた。
宝石のように、
淡い紫色の真珠のように。
しかも生きている。


こちらはオレンジ色の小さな小壺、サクラバラの実
写真をクリックすると大きくなります

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする