LeicaM8.2/apo-summicron 75mm
ガクアジサイとはちょっとちがう。
装飾花が水平に並ばず、
…ばらばらだ。
花もまん中にまとまることもない。
ぜんぶがまっ白。
そのノリウツギにカナブン。
こんな姿をカナブンと呼んでいたと思うが、
正しくは、
シロテンハナムグリらしい。
自分の身体より、
ぐぅ~んとおおきくてきれいな、
ノリウツギの花山の出現だ。
際限のない蜜の味。
…まるで天国だろう。
でも、
その天国も数日のこと。
いつまでも続くほど甘くはない。
ガクアジサイとはちょっとちがう。
装飾花が水平に並ばず、
…ばらばらだ。
花もまん中にまとまることもない。
ぜんぶがまっ白。
そのノリウツギにカナブン。
こんな姿をカナブンと呼んでいたと思うが、
正しくは、
シロテンハナムグリらしい。
自分の身体より、
ぐぅ~んとおおきくてきれいな、
ノリウツギの花山の出現だ。
際限のない蜜の味。
…まるで天国だろう。
でも、
その天国も数日のこと。
いつまでも続くほど甘くはない。
誰を待つのか めのこの胸に
ほのかに咲いたサビタの花よ
といい、また
待てどはかない めのこの恋は
悲しく咲いたサビタの花よ
という。
意外と、あるいは、こう歌われるにふさわしく、力強さ、たくましさのある花なのですね。
まっ白い花なので白無垢の衣装を連想させるのでしょうか。
恋を待つ乙女ごころ…。
わたしは「力強さ、たくましさ」よりも、
歌のなかに「待てどはかない、悲しく咲いた」、
はかなく・むなしい歌をストレートに感じてしまうのですが…。
ふるきさんの言われる「力強さ、たくましさ」とは反語でしょうか?
この花には、ひんぱんにカナブンがたかっています。
虫や男がけっこうよってくるのかも…。
夕霧こめし草山に
ほのかに咲きぬ黄なる花
月見草。
月影白く風ゆらぎ
ほのかに咲きぬ黄なる花
月見草。同じように、ほのかに咲き、ながら、月見草の花弁の、大ぶりの、ふんわりしていて、どことなくはかなげでもあるようなのとはずいぶんちがってですね。
で、あらためて「サビタの花」の歌詞についてみると、ちょっとわからないところもありますけれど、あてになりそうにない男子(をのこ)を待ち続ける女子(めのこ)の胸のうち、ほのかに燃える恋情は、したたかにたくましく力強いのかしれないなあと思ったわけでした。
レンズにもよるのかもしれません。
撮ったsummicoron系のレンズはよく映るのですが、
植物などには少々硬め。
石や建築物、クルマなど固いものには質感がよくでるのですが…。
植物にはsummiluxのほうがやわらかく写り、
古いsummarit50mm(f1.5)はいっそう樹木などの質感がでるのですが、
なにぶん対象に1m以近づけず、
開放ではボケ気味なのでついつい持ち歩かず…。
すみません、ふるきさんにはどうでもよいことだった…かも。
写真を見せられた以上、信じるしかないですものね…。