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街の散歩…ひとりあるき

雪舟 唐土に富士を画く●雪舟 幼みより画に妙なり●時頼入道 佐野に趣く...『北斎漫画』十編

2018年07月09日 | 絵画・彫刻

雪舟 唐土に
富士を画く●
雪舟が渡ったのは明時代。
明時代より宗・元時代
の画家に興味をもったという。
唐土に富士を画くとは
中国の水墨画を
和のものに確立した
ということか…?

雪舟幼みより
画に妙なり●
宝福寺の幼い雪舟
絵を好み 経を読まない。
戒めに 堂の柱に縛られた。
日暮れに僧が
縛を解こうとしたところ
彼の足元にネズミ。
が、よく見ると
落ちた涙をつかい
足指で画いたものだった。

時頼入道
佐野に趣く●
大雪の山道をひとりの僧
下野国・佐野にむかう
滝にかかる橋の中ほど。

領地を奪われ
落ちぶれ武者-佐野源左衛門尉常世。
一夜の宿を求める僧に
あばら家ながら
大切な盆栽をもやし
篤くもてなした。

実は この僧
執権を退いた北条時頼。
後日、佐野源左衛門は
時頼より領地の恩賞を…

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