matta

街の散歩…ひとりあるき

また一度 十七八で はひならひ …『畫本柳樽』初編

2020年04月20日 | 川柳

また一度
十七八で
はひならひ

(赤子以来)また一度
十七八(歳)で
(夜)這い習い


ゆび二本
ひたひへあてて
下女ハ逃

(奥さんが鬼になるわよと)指二本
額にあてて
下女ハ逃げ



寝てゐても
うちハのうごく
おやごころ

寝ていゐても
団扇の動く
親心


あんまとり
いびきをきくと
手ぬきをし

按摩とり
鼾を聞くと
手抜きをし


やぶいりを
なまものじりに
してかへし

(まわりの男ども)
藪入り(の娘)を
生もの識り(生娘)の
ままに (奉公先へ)帰し


やぶ入を
よく似たをとこ
くちをとり

藪入り(の娘)を
よく似た男(兄か)
(馬の)口をとり


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