本日、2022年7月4日は、新型コロナの新規陽性患者さんが何と6名も出て驚きました。
本年の2月には1日に10名を超える事もあったのですが、3月以降は減少し、5月以降は1日に5名を超える事は無くなっていました。6月は最大で3名でした。複数名の新規陽性者が出た時も、同じ家族とか、同じ職場だとかだったのですが・・
本日の6名はご家族が1組2名おられただけで他は全部バラバラでした。
家族内感染が強く疑われた1名以外の5名のうち2名は、学校などで感染者が周囲に確認できたのですが、そのほかの3名は、全く感染経路不明、感染場所も殆ど不明でした。いわゆる市中感染と言うやつなのでしょうね。
本日の新規陽性者6名のうち5名は抗原定性検査で陽性が出ました。1名は無症状の濃厚接触者で、抗原検査なしでPCR検査を施行し、44/45というギリギリでの陽性判定でした。この方に抗原定性検査をしても完全に陰性だと思われます。検体採取部位は、全部 鼻腔ぬぐい液でした。
全国的にジワリと新規陽性者が増加傾向にあり、その原因としてBA5などの変異種への置き代わりがある様だと、先日報告したのですが、今日はそれを実感した様です。BA1やBA2ではほぼ確実に認めた咽頭痛の無い新規陽性者が本日は2名おられました。ひょっとするとですが・・・置き代わりが進んでいるというBA4やBA5には、咽頭痛が少ないのかもしれませんね。（調べてみたのですが、どこにもそんなデータはありませんでした）
イギリスや、アメリカ合衆国で置き代わりが進んでいるBA４、BA5というオミクロン株内での変異種はこれまでの主流であったBA2よりも少し感染性が強い様です。しかし、重症化しやすいというデータは出ておらず、多分ですが、重症化の割合はBA2とそんなに変わらないであろうと推定されています。ただ、ワクチンの効き目は一層低下するのではないか、それでも重症化は一定程度阻止できるだろうけれども と言ったあたりが現在の色々なデータを読んだ結果のまとめです。
イギリス、アメリカでは「高止まり」の原因になっているBA4、BA5ですが、新規感染者数が他国に比べて減少していた日本では、「増加」の原因になるかもしれません。
皆さん、効率的に感染予防しましょう。三密を避け、換気しましょう。
これだけで、殆どの感染は予防できると思っています。
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