オミクロン株についての情報が錯綜しています。
怖ろしく強い感染力を持ち、ワクチンや治療薬が効かない可能性があるという深刻な意見もあれば、中には、オミクロン株は人類へのクリスマスプレゼントだなどというドイツの学者もおられます。
南アフリカの医師会長は「オミクロン株が以前の変異とは異なり、頭痛や疲労感のような軽い症状だけが表れ、1人も入院治療を受けたり死亡に至ってはいない」と述べておられました。(他の国では、入院患者はおられます。)
12月7日午後9時現在、世界で49か国での感染報告があるようですが、これまでのところ死者の報告は無いようです。ただ、これまで報告されている症例は殆どが若い活動性の高い健康な方なので、まだ安心はできないと思われます。
12月7日午後9時現在、世界で49か国での感染報告があるようですが、これまでのところ死者の報告は無いようです。ただ、これまで報告されている症例は殆どが若い活動性の高い健康な方なので、まだ安心はできないと思われます。
ノルウェーでは、オスロ市内で開かれた企業のクリスマスパーティーに参加していた50人以上が新型コロナウイルスの検査で陽性となり、このうち13人がオミクロン株に感染している事が判明したとの事です。
ロイター通信などによりますと、パーティーの参加者は全員、ワクチンの接種を完了していたほか、事前に受けた検査では陰性だったということです。そして、オミクロン株の感染が確認された13人はこれまでのところ、いずれも症状は軽く、重症化している人はいないということです。
日本で感染が確認された3人の方も全て、mRNAワクチンを2回接種済みだったようですから、ワクチンの「感染防止効果」を低下させる可能性が高いと思われます。重症化を抑制する効果はあるのではないかと思うのですが、オミクロン株自体が重症化しにくい株なのかもしれず、そこのところは今のところ不明です。
オミクロン株のこれまでに分かって来た性質は、以下の様なことだと思われます。すなわち、
1,感染力は強そう
2,重症化は少なそう
3,ワクチンの効果は低下?
日本政府も、他国にならってワクチンのブースター接種を急いでいるようですが、3回目接種しても感染された方も複数報告されています。ブースター接種が、オミクロン株に対してどれだけ効果があるのか、私は疑問視しています。
日本でのブースター接種には色々と問題があります。岸田首相は8か月から前倒しして打つべし!と、言われましたが、多くの自治体では、前倒し接種に対応する能力がありません。そして何より、ワクチンの供給も困難だと思われます。具体的に、ファイザー・ビオンテック社のワクチンが足りず、接種者が避けるであろうモデルナ社のワクチンが余ってきます。モデルナのワクチンは、ブースター接種の場合、1,2回目の半分の量の接種とするとの事なので、かな~リだぶつくことが予想されます。一方で、ファイザー・ビオンテック社のモノは全く足りないことになるでしょう。
ファイザー・ビオンテックのワクチンと、モデルナのワクチン2種を両方打った方が効果が高いという報告もありました。それだけがモデルナワクチンの存在価値を高めてくれる意見の様に思われます。その報告を精査していただいて、それが本当であるなら、ファイザーワクチンを2回接種した多くの日本人のブースター接種はモデルナが適当という事になって、一挙に「モデルナ余剰」は解決するでしょう。現実がそんなにうまく運ぶとは思えませんが・・・
何とかこのまま日本全体の新型コロナ新規感染者抑制状態がしばらくの間継続し、どうしても忍び込んで来るであろうオミクロン株の侵入がゆっくりとした対応可能なものであり、そのじわじわ拡散する?オミクロン株の感染が、無症状か軽症で済んだまま感染患者に抗体を植え付け、新型コロナウィルスに強い国家に変身していく事を大いに期待しております。
新規感染者を急増させないためには、これまで同様の感染予防策を地道に継続していく事が何より肝要です。マスク着用、三密回避、換気を心がけることなどを継続してまいりましょう。新型コロナ感染は、何といっても飛沫感染が主流です。それを避ければ急速な感染拡大は防ぐことが出来ます。上手くやっていきましょう。そして、世界に手本を示していきましょう!!
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