七夕が終わり、夜空に花火が打ち上げられているのを目にすることが多くなってきました。ここ2年ほどは、打ち上げる日時を前もって公表することはせずに、ゲリラ的、小規模に打ち上げられていた花火ですが、今年は大規模な花火大会も開かれるようですね。
花火好きの皆様にとっては待ちに待った夏なのかもしれないですね。でも、すみませんが、私、花火に対してネガティブな意見の持ち主なのです。CO2を無駄に排出し、大気中に金属酸化物やPM2.5などをまき散らす花火は、規制の対象にし、絶対的な量を制限するべきだと思っています。
風情の分からんやっちゃなぁ!!何を大袈裟な事を言っている、花火の作り出すCO2や、撒き散らす金属酸化物、PM2.5など、たかが知れていると言われそうですが・・・そうでもないようですよ。
インドや中国で季節的に消費される爆竹の量は凄まじくて、明らかに地域的な大気汚染の原因になっていますし、米国でも7月4日の独立記念日には大気汚染が悪化するとの事です。
花火の大気汚染、環境汚染について話題を振ると、多くの方が、そんな大げさなこと言わないでも良いじゃないですか と言われます。
でも、考えてみてください。今から45年前、昭和の終わりころの話になりますが、飛行機の中で堂々とタバコが吸えました。新幹線の中でもタバコが吸えました。JAL、ANAが機内全面禁煙としたのは、1999年。新幹線が全面禁煙になったのは、ほんの2年前、2020年4月からです。
昭和の新幹線の車内は、タバコの煙で白くかすんでいることもありました。会社の会議室なんて、今の喫煙ルームの何倍もの紫煙で満たされていました。
駅のホーム、病院の待合室、歩道を歩きながら、ドコデモ喫煙OKだったのです。今では考えられないですよね。
その頃と比べたら、喫煙は大幅に規制されております。
私は30年後、花火は大幅に規制されると思っております。花火は、二酸化炭素を産生しますし、空気中に酸化金属やPM2.5をまき散らします。タバコと同様に明らかに健康を害するものです。SDGsなどと口にするのであれば、花火は規制するべきだと思われませんか。SDGsを考えるなら、花火の害について考えてみてください。線香花火も打ち上げ花火も、美しいですが二酸化炭素を発生し、大気汚染の一因になっていることは間違いないと考えています。
綺麗ではありますが、野放しで良いとは決して思わないです。どうすれば良いか考えたいですよね。