何ともあっさりと10万人を超えちゃいましたね。
私、10万人を超えるのは来週の水曜あたりかと思っていたのですが・・・
第7波は、私の予想の「15万以上20万以下」を軽く超えちゃいそうですね。
BA2からBA5なんて大した変異の差ではないと思っていたので、せいぜい1.3倍程度と思っていたのですが、甘かったですね。BA2に掛かってもBA5にもかかってしまうようです。ワクチンは重症化予防にはなっても、感染予防には少なくとも3回打たないと効果が無さそうです。(3回打っても罹りますが、少しかかりにくい様です)
今日も、今年の2月から4月の間に感染した方が再びCOVID-19となられた方が2名おられました。
奈良県田原本町 坂根医院の本日新規陽性者は9名でした。全員軽症でしたが、重症化因子をお持ちの40代男性にパキロビッドパックを、重症化因子をお持ちの60代女性にラゲブリオをそれぞれ投与開始しました。感染早期からの重症化予防薬投与は非常に効果的だとの印象を持っています。当院では抗原検査は勿論、PCR検査も原則即日結果を出し、当日のうちにラゲブリオやパキロビッドパック投薬を開始しております。
唯一亡くなった方の時は、早期に投薬を開始してから入院していただこうかとも思ったのですが、出過ぎた真似は止めようと早期入院のみを押し進めました。それが、ひょっとすると投薬時期を遅れさせたのではないかと今でも少し悔やんでおります。どうだったのかは分かりませんが、早期からの経口薬投薬は、ひょっとすると入院を急ぐよりも効果的だったのではないかと思える程、良い感触を抱いております。
そう言う事もあって、私は新規陽性者の急激な増加に大きな危惧を抱いておりません。検査キットが十分に供給され、発熱外来がきちんと機能し、経口重症化予防薬のラゲブリオ、パキロビッドパックが枯渇しなければ、重症者、死者は第6波ほど増える事は無く、何とかウィズコロナで過ごしていけるのではないかと思っています。
今年、当院で検査陽性となった患者数を数えると
1月:40名
2月:87名
3月:112名
4月:60名
5月:23名
6月:8名
7月:50名(1日から15日まで)
と、明らかに第6波が収束した後に第7波が来ています。7月は月半ばで50名ですから、今後増加傾向にあることを加味すると、2月の87人は勿論、3月の112人も超えるかもしれませんね。猛暑の中、PPEを着てのてんてこ舞いするのは、考えるだに暑苦しいです。
ちなみに、7月の50名全員が軽症または無症状で、2人がホテル療養中。他の48人は自宅療養中です。
さて、明日は土曜日、午前中の診察が終わると、坂根医院は日月火(奇数週の火曜日は休診日です)と、3連休に突入してしまいます。(すみませんが、私、遠出をしてしまい不在になります。電話連絡はつきます。)
休み明けの20日水曜日休みの分の仕事がドドーンと押し寄せて来そうで、とても怖いです。