伊吹山に今朝登って来ました。
標高1.260mの山頂駐車場に車を止めて、1,377mの山頂に上りました。
標高1.260mの山頂駐車場に車を止めて、1,377mの山頂に上りました。
標高差117m、時間にして30分ほどでした。(例によって、ゆっくりゆっくり登りました)
伊吹山は深田久弥が選定した日本百名山の一つです。
基本的に百名山は標高1,500m以上という選定基準があったそうです。
その中で1,500m以下の百名山は5峰、標高1.377mの伊吹山は低い方から3峰目にあたります。
標高は低いけれど、独立峰としての山容の存在感を評価されたのでしょうね。
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山麓から山を見上げて、「山が削られているなぁ!!」と思いました。
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削られる前の写真がこれです。方向は違いますけれど・・・
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これは、自然破壊ではなくて、以前から崩れていたところを掘っているのですなどと言う呆けた意見もあるようですが・・・
これは歴然たる自然破壊です。
ただ、百名山と言われる前から、その土地の所有者が合法的に採掘を続けており、そう簡単にそれを止める事は出来そうにありません。ちょっと痛々しい感じは受けますがねぇ・・・・
この掘削水平面、1年で2m、5年で10m以上下がり続けているそうです。1年で運び出す鉱石は100万トン以上。合法的な自然破壊ですよね。現実を正視し、何とか妥協点を見つけたいものです。ちなみに、水平面に続く斜面の傾斜は37度なのだそうです。
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採掘現場は、日本有数の優良な石灰石の産地だそうです。
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地質学的に考えると、なんとなんと、伊吹山の起源は、赤道付近の海底火山だったのだそうです!!(2億年から1.5億年前)それがプレートの移動によってひょっこりひょうたん島の如く「なーみをチャプチャプチャプチャプかき分けて」ここまでやって来たのだそうです。
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=3173
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本当に自然の力って物凄いですね!!赤道付近にあった海底火山が、滋賀県最高峰の山になって、日本百名山として愛されているのですね。筆舌に尽くしがたしでございます。
山に対する人間の破壊も目の当たりにしましたが、日本鹿による自然破壊も相当なものらしいです。鹿はあちこちで目にしました。目にしただけで30頭以上。
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中には防護柵の中に迷い込んでしまい、出られなくなって困っている鹿もいました。
山頂から駐車場が見えました。琵琶湖も望めました。
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我が愛車が止まっていました。
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伊吹山、10年に一回くらいは訪ねても良いかなと思いました。
前回訪れたのは、20年以上前、長女が配偶者のお腹の中に居た時でした。
前回訪れたのは、20年以上前、長女が配偶者のお腹の中に居た時でした。
次に来るときは、車いすに乗っているかもしれないなと思った私でした。
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