この秋の車旅で発電機を使わなくてもリチュームイオン電池の電力だけで賄える事が分かった。
従来のバッテリーの時に電子レンジを使う時は必ず発電機を稼働させAC100Vを取り出していたが、リチウムイオン電池に交換してからはインバーターでAC100Vが給電できるようになって発電機が要らなくなった。
重くて使わない発電機は不要になり降ろす事にした。
発電機を収めている消音ボックスと車内から細いロープで運転・停止する操り人形の様な仕掛けは、私なりに考えて作り込んだ作品であり、記録としてここに記す事にした。
マニアックな話ですので興味のない方はパスして下さい。
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後方のこのドアの内側に発電機を収納。
少しだけ飛び出している部分は排熱・排気カバーである。
次の写真の四角く囲んでいる所は空冷の排熱口、丸で囲っている所はエンジンの排気口。
発電機がギリギリ収納できる小さなボックスだが、後方に開けた穴から新鮮な空気を取り入れており、扉を閉じたままでも庫内の温度が外気温より少し上がる程度で連続運転が可能。
台所のシンクに使っている人造大理石の端材と内側にタイルカーペットで反響音を抑えた収納庫は消音効果が高く、それとアルミ板製で内側に耐熱吸音材を張り付けた排熱・排気カバーは予想以上に騒音を抑える事が出来た。
発電機左の10リットルのガソリンタンクからホースで発電機の燃料キャップに繋がり、ガソリンが減ればタンク内の気圧が下がり自動的にホースで給油されるようになっている。
タンクはこの様にホースが繋がっている。
ガソリンが減ると車外からタンク内に空気が入るようになっている。
最大の特徴は発電機の運転・停止を車内から細いロープでコントロール出来る事である。
④のチョークを引き、取っ手に引っ掛け⓷の運転スイッチのロープを引き、リコイルスターターを強く引くとエンジンが始動する。
この4本のロープの先は滑車などを通じて発電機に繋がっている。
発電機収納庫内はこの様になっている。
黄色はリコイルスターターのロープで滑車で横向きにして発電機に繋がっている。
赤色は運転・停止のロープで滑車を通して発電機のスイッチに繋がり、運転ロープを引くとレバーが下がりエンジンスイッチが運転に、もう一本の停止ロープを引くとレバーが上がりエンジンが停止。
始動して安定すると④のチョークを引っ掛けた取っ手から外すとバネの力で元に戻る。
これだけでOK!!
止める時は②の停止スイッチロープを引くだけで発電機は止まる。
車内からからくり人形のように細いロープで発電機をコントロールできる仕掛けになっている。
今回不要になり降ろす事になったが、長い間よく働いた発電機にご苦労さんと言いたい。
次はこの空間をどの様に活用するか思案中である。
複雑なのに実用的で、しかも長く使えたというのは、細部の作りがよほど丁寧だからと想像しています。
お別れするのが名残惜しいのではありませんか。
リコイルスターターのロープを発電機から曲げる所の滑車は繰り返し強い力が掛かるので5mmのアルミ板に組み込んでからFRPの壁に取り付けていました。
この様に耐久性も考えて作り込んだので、初期のスライドレール破損以外のトラブルは有りませんでした。
消音性能も良かったので名残惜しいですが、これだけ重く不要な物を乗せて走る訳にはいかないですよね!!
秋の車旅にはお守りで積んでいきましたが、そこで充分検証でき発電機は不要と判断しました。
空いた収納スペースの活用も考え、不要になった発電機は降ろす事にしました。
リチウム電池の効果は抜群ですね。
発電機を下ろして軽くなった分、新たな荷物が増えるんでしょうね(笑)
リチウムイオン電池のに入れ替えたのは正解でした。
その節には大変お世話になりました。
発電機の仕掛けは結構手数をかけた快適化だけに、思い入れが有ります。
でも、それにしがみ付いていては駄目と割り切りました。
新たに荷物を増やさないようにしたいと思っていますが・・・!?