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茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

ラペソー

2009年08月22日 | Weblog
ミャンマーのお土産のラペソー(後発酵の食べるお茶)を
お稽古の合間にいただきました
というか
灰型を作っていても
早くミャンマーのお茶の旅の話が聞きたくて
風炉の中に立ち上がる遠山が
ゴールデントライアングルになっていく・・・
ここがミャンマーでこっちがタイで
そしてラオス
このあたりが雲南省・・・
あ、灰って便利
茶樹の起源を灰型にして一服なんて
ん~最高~
よく揉んだ灰は
きめが細かくて
素晴らしいキャンパスとなりました

ラペソーというのは
お茶の葉を蒸して
樽や桶に漬け込み
後発酵させたもので
ピーナツなどと和えていただきます
ビールが欲しくなるような塩気
茶葉の苦みが後を引きます

ラペソーはビルマ語で
ラペ=茶、ソー=湿っているという意味です
ラペソーの村シャン州パラウン族の言葉では
これをミヤンオンと呼びます
ミヤン=茶という意味です
そしてそしてこの「ミヤン」
漢字の「茗」の語源ではないかと言われています
「茗」は「お茶」です
私の学んでいる煎茶道は
清泉幽茗流といいますが
清き泉と霧の立つ幽玄な地になる茶葉とで
一煎さし上げますといったと感じですね

このミャンマー北部には
納豆や豆腐や油揚げなど
日本とよく似た食品があります
「ミアン」と「茗」という「音」は
お茶の伝播を考える上で
多くのメッセージをもたらしてくれます


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