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茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

セレスティンホテル

2010年01月07日 | Weblog
芝には薩摩藩上屋敷がありました。
斉彬公は、1809年(文化六年)にここで誕生しています。
その屋敷跡に、セレスティンホテルは建ちました。
こちらのゲスト専用ラウンジでは
なんと、鹿児島茶が飲み放題!
(ティーバックですが・・・)
大きな書棚には
鹿児島に因む書籍の数々。
島津家の記録や篤姫様本、
薩摩焼きや薩摩切子などの美術図鑑、
『馬の文化と船の文化』とか
『唐皇帝からの贈り物』といった
大陸と日本を結ぶ拠点としての九州を語る書物が
多分野にわたって並んでいました。
ここが24時間開放されているというのですから、
なんて素敵なホテル!
鹿児島の歴史に旅立てるような
時間旅行のできるホテルだと思いました。

バー朱雀では
(そうか、薩摩は九州の南→朱雀ですね)
薩摩藩の西洋風帆船「招聘丸」をモチーフにした照明があり、
島津家の家紋「丸に十字」をかたどった棚があり、
そこで薩摩切子で限定薩摩焼酎をいただくことができるそうです。
斉彬公が手がけた芋焼酎の開発にちなんで、
座右の銘「思無邪」(おもいよこしまなし)と名付けられた焼酎です。
かっこいいですね。

そこへいくと、
どうしてお茶はティーバックなのか・・・
焼酎の心意気に負けている・・・
鹿児島は今やお茶の大産地です。
静岡は荒茶生産量が19年度で39900トン、
全国の42.4%を担う名高いお茶の産地ですが、
鹿児島だって25.6%、24100トンを産しているのです。
せっかくですから、茶所鹿児島をアピールできるような
「何か」を考えたい!と思いました。

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