茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

子規忌

2008年09月19日 | Weblog
今日は子規忌です。
子規の俳句にお茶を詠んだものがあるかなと探してみたら、
ぞろぞろありました。

気の軽き拍子也けり茶摘歌
茶つみ歌東寺の塔は霞みけり
顔見ねば恋にぞ似たる茶摘歌
うら若き声のみ多き茶摘哉
我庭に歌なき妹の茶摘哉
木隠れて手拭赤き茶摘哉
人も見ず山の凹みの茶摘歌
旅人や茶摘を尋ね山の裾
茶畑やところところに梅の花
木の上に見ゆや茶摘の顔許り
寝ぬ恋の眠たき節や茶摘歌
摘みためし手のひらの茶のこほれけり
茶を摘むや桃散る畑の別霜
夜芝居や昼の茶摘の労れ顔

だあーと読んでいるうちに、閃いてしまいました。
大学生を茶摘みに誘おう。
「茶摘みをしてみませんか:という言葉にフト目が止まったのは誰だい?
 同じ感性の人との出会いが茶畑で待ってます」
いいコピーだなあ。
以前、お茶の講座で、お茶食べたの初めて~な女子大生が、
「今日はすごく感激して、もう、頭の中、
茶摘み娘衣装で茶摘みをしている自分でいっぱいです!」
と言っていたのを思い出しました。

知り合いの茶農家の娘さんは、
毎年ゴールデンウイークが茶摘みでつぶれるのはもうごめんと
東京に出てきてしまいました。
たしかにそうですよね。
でも、任せて。
日本の大学生が、日本の茶を守るよ!
動機はなんであれ、
ちゃんとレクチャー付きのツアーを組んで、
まっとうな茶摘み隊に育て上げるわ!

などなどと願い並べて獺祭忌

画像は昔の大学生たちです。あしからず。

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