茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

茶業

2009年09月17日 | Weblog
茶道文化検定の日が近づいています
1級2級用テキストはぐっと厚くなって
固有名詞もたくさん
ありがたきことに
この漢字にまでというほどに
たっぷり「かな」がふってあって
このように読むのでありましたかと
ひそかにドキッとすることもあり
本当ににうれしい限りです

そしてそして
今回テキストを開いて感激したのは
九章で構成されたうちの一つに
「茶業」という項目があったことです
織部の好んだ「青」
遠州の好んだ「白」
抹茶の、この青と白について知りたくて
私は日本茶インストラクターの世界に入ったのですから
茶道の世界には
なかなか抹茶そのものについて学べる機会がなかったわけです

茶銘に「白」や「昔」が好まれる理由にも
すこーしだけ触れてありました
「茶」の「白」については
中国のお茶の世界と
韓国のお茶の世界とを
いろいろ合わせて考えると
もっともっと発見があるように思います

今回のテキストでは
茶道の歴史という観点に添ってということで
近代の宇治の茶業に焦点が当てられています
藁下十日簀十日(わらしたとおかすとおか)
お茶を摘むなら下から摘みゃれ
     上の楉(ずあえ)は後で摘む
宇治はよいとこ茶は縁どころ
     娘やりたい婿ほしや
などの歌は
茶畑の土のにおいを思わせてくれました




茶道文化検定公式テキスト
監修(財)茶道文化振興財団
淡交社

試験は11月29日(日)
受験申し込み締め切りは10月16日です

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1 コメント

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Unknown (myu)
2009-09-19 09:18:05
このような検定があるのですね!
お茶についてもっと勉強してみたいと思っていましたので、よいきっかけとなりそうです。
まずは3・4級にチャレンジしたいです。
が、今回は急なので次回に受験しようと思います。
情報ありがとうございました(^-^)
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