茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

刈番

2010年05月27日 | Weblog
ただ今、足柄の山は刈番の季節です。
お茶は本当に生命力が強い!
と感じる初夏の一日です。
新茶(1番茶)を摘んだのは連休明けの頃。
その時、すっかり刈り上げた畝に、
もう、柔らかな芽がいっぱいです。

1番茶を摘んでから50日ほどすると
2番茶の芽(1番茶で摘んだ枝から出たわき芽)が出揃って
2番茶の茶摘みをすることになるのですが、
1番茶を摘んでから2週間後くらいに、
遅れ芽を刈っておいてやると
2番茶の芽の出かたがそろうのです。
この遅れ芽を摘むことを刈番と呼んでいます。

遅れて出てきた芽をそのままにしておくと、
2番茶の芽の成長が遅くなりますし、
何よりも
遅れ芽が大きくなって硬くなるので、
2番茶収穫時に混ざると
お茶の味が落ちてしまうことになります。
それでまめにお茶を刈るのです。

画像はプロのお兄様方が刈った畝です。
さすが!
あと1センチも落とせないという高さで
ずーーーーと刈り上げています。
畝間というのはふかふかで
足元はとても悪いのです。
しかも後ろ向きに引いていくので、
私の場合は、
もうすぐ畝終わりかなあというあたりで
心が乱れトラ刈りになるのです。
バックで泳いでいてもうすぐゴールかなと思って
つい手が伸びなくなるのと同じ感じ・・・

プロのお兄様とは
何のプロか。
ひと息に。
一気に。
呼吸を合わせ。
が、できる人?
夏の暑い陽の中でも
なん畝もなん畝も
そうして歩けるようになると
お茶摘みのプロ?

畑の男の人は
ほんと~~~に
カッコイイですよ♪


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