かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

庭園美術館

2015-05-25 23:54:21 | 映画・本・美術館
週末に新美のマグリット、庭園美術館のマスク展を鑑賞。

とりわけよかったのが旧朝香宮邸のある庭園美術館。
マスク展はユニークでみていると思わず笑ってしまうお面もあって見応えあるのだけど、展示しているお部屋がね、すてきすぎて。わたしにはマスクより宮邸が勝ってしまった。
各部屋の作りはもちろんのこと、シャンデリアなどの照明までもすべて異なるのです。なかでも食堂の果物のレリーフが施されたガラスのカバーのすてきなことといったらもう。ほかには書斎と書庫。あのお部屋で本を手に取り、椅子に腰かけ読書、、想像するだけでしあわせな気持ちに。

四隅の柱、ドアの取手、階段の飾りに使われた乳白色のガラス、暖炉、空調のカバー、、挙げたらきりがない。

お庭の樹木も立派で赤松が見事。庭園を見る時間がなかったので次回はゆっくりお庭で時間を過ごしたい。

アール•デコの宮邸から新館につながる空間は、まるで時間をまたいでいるような不思議な感覚。
渡り廊下の水玉みたいに見えるガラスがどうなっているのか気になって触ってみた。おもしろい!ガラスって自由自在なのね。

杉本博司さんが携わった新館も気持ちのいい空間。初めて行った美術館がお気に入りの場所になった。うれしいな。