かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

ホーム アンド アウェー

2014-08-11 15:41:17 | 手話

手話講習をはじめてから3か月が過ぎた。折り返し地点がすぎて残り半分。

過去に健聴者のなかで学んだ環境と何が違うかといえば、聞こえない又は聞こえずらいことが分かる者同士、気持ちがずいぶんラクだ。

当然と言えばそうなのだけれど、こういう環境が初めてなので改めて感じる。

使っているテキストは前回と同じで、学ぶ内容も基本的には同じだから余計にそう思う。

アシスタントの先生以外は皆聞こえることに欠けているので、お互いが足りないところを補ったり、おしゃべりするときには口話(声を出して話す)のほかに手話、書いて消せるボードやノートなど、第二の伝達方法をプラスしながらコミュニケーションをとる。

講習が終った帰りみち、授業内容を頭のなかで反復しながら、あぁ、ラクだったな(気持ちが)・・・と思うのは、聞こえない疎外感や何度も聞き返す、でも分からないなどの苦痛がないからだろう。

特別講習には要約筆記があり、みなさんから各自治体の補聴器助成金事情を聞いたりとホームアンドアウェイでいうならhomeだなぁとおもうのです。

 

苦痛は家族間でもある。我が母に対しては理解してもらうことをあきらめているもの、わたし。でもね、きっと母はわたしと違う苦痛でストレスがある、いつも。

お互いが時間をかけて近づいても交わることはない、親でもそうなのだから他人ならなおさらだ。

だからこんなわたしに声をかけてくれる友人には心から感謝していて、ありがとうではたりないくらいだ。

でも、やっぱり、、ありがとう。

 

で、手話講習のはなし。授業では手話を表現する場所や位置、方向とさらに複雑になるけれど、難しいから楽しい。通じるってたのしい。

いっぽうで講習会が終ったらどうしよう?わたしはどうしたいのだろ?

楽しいのとさびしいのが同居しているけれど、、いまはとにかく覚えましょ。

問題を先延ばしして後で苦しむ悪い癖は直らず、懲りず・・・