Sculpture Arrowが手元に来てから実際のQSOを数局してみました。
このキーは槓桿が下に若干曲がっておりツマミの高さが他の電鍵に比較しますと低くなっています。しかし米軍のJ38ほど下がっていないので、今迄の打鍵方法で違和感は感じられません。むしろ私の場合はHK808の様に土台の高さが高く、ツマミ位置が高いモノよりも打ち易く感じます。
感触としては先日の投稿へのコメントでも書きましたように「ハイモンドNKY4に代表されるボールペン0.3mmのような感触と違って太いペン先のゼブラボールペンを走らせる感じ」です。NKY4等は接点が高速打鍵に合うように細くなっているのに対してSculpture Arrowは中太から太書用のペン先を持ったゼブラやモンブランのボールペンの様な感触です。反力や剛性感は良い感触で、個人的には縦振れ電鍵はこれでゴールかな・・と思っています。
今迄、ハイモンド 10機種・ケンプロ 4機種・GHD 5機種・KY3A・スウェーデン・ケント・アメリカン 3機種・サトー無線 1機種を実際に手元に置いて使ってきた結論です。書き出して自分でも驚いたのですが合計26機種も所有していたことになります。現在は大半を断捨離していますが、それぞれに個性があり縦振れ電鍵は楽しいですね。
今は、ごく一部を除いて縦ぶれ電鍵でコンテストをやったり、DXペディを追う人はいないと思いますので、これからの電鍵選びは高速打鍵向けよりも中低速でのんびりと楽しめる電鍵が良いように思っています。
使用していた電鍵はGHDとKY3Aを除くほぼ全てをバラしてオーバーホールしていましたが、今回のSculpture Arrowはその必要は将来に渡り無いでしょう・・というか怖くてバラせません(笑)
このSculpture Arrowの説明書きには「Use only Gun Mineral Aerosol Oil for cleaning.」と書かれています。ステンレスの塊の手入れですが時折、このような銃・ライフル用の保護オイルを使用する様です。某銃砲店のサイトを見ると「ベレッタ テフロンガンオイル」というオイルがありましたので試しに注文しました。ベトつかない粘度の低いオイルにテフロンが添加されています。勿論、これは接点や可動部分ではなく、台座や軍艦部のステンレス保護用ですね。
この電鍵・・とても重いです・・机上の位置を変えるのにも片手では落としそうで怖い位です(笑)
結局のところ、この電鍵とSculpture Janus、そしてintrepidの3点セットがあれば、後はもう要らないのかなぁ等と妄想していますhi