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私の100日戦争・・国内電信級陸上特殊無線技士(備忘録) その1 ( 1/4)

2024年02月29日 10時44分02秒 | 今どき無線

去る2月9日に私の100日戦争が終わりました。そしてその戦果としての合格通知が昨日届きました。

昨年の10月末ごろに144MHzで、あるOMとQSOした際にOMが国内電信級の受験を続けている事、そして今後も続けるとの電文を受信しました。

私も以前、同様にこの資格試験を2回受験しましたが最初は軽~く振り落とされ、数年後の2回目は受信点が7点届かず不合格でした。その後は試験の事はすっかり忘れて「楽チュー三昧」でしたが、そのOMの電文を聞いて「もう1回やってみよう」という気になったわけです。

後日談として、このOMは見事に合格して今年の3月には1総通を受験するそうです・・ガンバレ!!

私の1回目と2回目の敗因はハッキリしておりまして「練習不足」の一言に尽きます。普段、特に不自由を感じることなく和文CWを楽しんでいますので、心のどこかに「なぁ~に何とかなるさ」という甘えがあったわけです。しかし、実際にはそのような甘えが通用しないという事を思い知らされました。

この資格は和文CWに特化した試験で、速度は毎分75字の電報形式で1総通と同じです。但し、受信時間は1総通の5分に対し3分と短くなっています。航空自衛隊の隊員、総通試験の前哨戦として受験する人が大半のマイナー資格です。

私は、この75字に騙されまして??「なんだ、この程度ならいつもと同じジャン」と簡単に考えていた訳です。しかし受験生の「総通試験電気通信術」の現地録音を動画で見聞きしますと速いのです。恐らく全体で5分ですが改ページ空白5秒が2回その他、区切りなどの時間が差し引かれて送信されている様で(これは私の推測です)実際に聞いた感じでは24WPM位だと思います。ちなみに振興会の公式CDは22WPMだそうですが、これより速いという印象です。

→これ、合成ではなく本当の試験だと思います。

この電報文を電報用紙に書き取りするのですが、脱字よりも誤字の減点が3倍と非常に高く設定されており、一瞬でも迷いますと次々と送られる符号に「あ~アワわわわ」となりリカバーが出来ずに終わってしまう試験です。更に電報ゆえ、住所や氏名そして略体数字による時刻等でつまづいてしまい、本文の前にリタイア・・という事例もあるようです。

総通試験の合格手記などを見ますと、殆どがアマチュア無線でCWを楽しんでいる人ではなく「一陸技」合格で無線工学の試験免除を得た上で、モールスに関しては試験に出るから覚えるといった方が殆どの様です。この方々は欧文・和文をゼロから覚えて約3年程度の時間を要しているようです。

ですので私の様な変わり者はあまりいないようなので、和文CW大好きな人間の100日戦争を自身の記録として残したいと思います。


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