この週末はICOMやYAESUのリグ達は梅雨休みで専らTG-40の使用感などを評価していました。
このようなモノバンドQRPキット等を作る方は自作リグそのものに興味のある方やPOTA等の移動運用に使用する方だと思います。
ところが私の場合の目的は全く異なりまして「和文CWのユッタリとしたラグチューに使用する」事なので、リグの安定動作や耐久性が一番重要です。
評価最終日の締めはお馴染み長野のOMでしたが、その前のQSOを含めると軽く60分を超えるラグチューとなりました。
結果としては発熱も殆ど感じることが無く、安定したラグチューが楽しめました。
本体の発熱はともかく、リニアアンプを同梱していますので「どうかな??」と思いましたが全く熱ダレも無く最後まで安定した出力を得ることが出来ました。
このリニアはヒートシンクや空冷ファン等は無く、少し広めになったプリント基板のランドが放熱板の代わりを務めています。ですからデバイスの放熱ランド面への均一な半田処理が寿命??を左右すると思われますが、私の様な稚拙な半田付けスキルでも大丈夫ですね (まあ、設計が一流でも作ったのが私ですから、いつ壊れるか心配ではあります 笑)
余談ですが、このリグの動作電圧範囲は12Vを基準として~13Vになっています。多分、一般的なリグの電源13.8Vでも大丈夫だとは思いますが、私は安全の為に12Vで使用しています。
ただ、電圧可変出来る電源を使用していますが使用するリグによって可変するのは面倒です。
本当は実験用の安定化電源が欲しいのですが・・やっぱり大陸産の激安電源は使いたくないのと、ジャンク活用を兼ねて「燃えないゴミ」行きだった壊れたDAIWA製PS-43という固定式電源を修理して12V固定で使用しています。
それにしても、こんなに実用性と性能がバランスよく備わったキットが20K円以下で入手出来て、新スプリアスも全く問題なく保証されるとはホントに驚きです。
3日間もシンプルなリグをドップリ使いますと、賑やかなテレビ付き(バンスコ)や球のリグも使いたくなりますので、電鍵と同様に「その日の気分」等で使い分けながら楽しんで行くつもりです。