ぶんぶんトークの会 ~横浜市栄区で脱原発に向けてあらゆる方法を勉強し話し合い行動する会~

本郷台の「SAKAESTA」で毎月第3日曜日に定例会を開いてきましたが、都合により当分の間、会合を見合わせています。

2018脱原発めざして 注目の公開講座ご紹介(続)

2017-12-24 09:37:36 | ニュース
広島・長崎平和講座、そして福島事故の帰還政策批判 明治学院横浜校舎で注目の公開講座 

今年も余すところ1週間余となりました。
今年もまた福島原発事故をめぐり全国各地で闘われている被災者の権利回復や原発の運転差し止め請求などさまざまな裁判闘争で注目すべき判決が下されましたが、中でも12月13日に広島高裁(野々上友之裁判長)で下された伊方原発の運転を禁じる判決は、原発と火山との位置関係を重視した決定で、火山が近くにある川内原発(鹿児島県、九州電力)や玄海原発(佐賀県、同)など他の原発のリスクにも直結する内容であるだけに今後の訴訟に与える影響は大きい。

また22日には大飯原発1・2号機(福井県、関西電力)の廃炉が決まりました。
2019年に運転開始から40年を迎える老朽原発で、運転を延長するには膨大な安全対策費がかさみ採算がとれないとのソロバン勘定からの経営判断とされていますが、県下に11基もの原発を持ち発電量の約4割を原発でつくっていたという関西電力が福島の事故後の15年4月の美浜原発1・2号機の廃炉に続き、今回2基の廃炉を余儀なくされたことは大型炉の廃炉の先例となり、「経済産業省が進めているエネルギー基本計画の見直しの議論に影響を与えそう」(20日付け朝日新聞1面トップ記事)と注目されます。

そうした状況下、先の講座紹介に続き明治学院大学の横浜校舎で行われる公開講座の案内が届きました。
伊方原発の運転差し止め決定にあたっては「被爆地から注目の判決」と報じたメディアもあり、平和研究シリーズの「広島・長崎講座」、また同大教授の定年にともなう最終講義と思われる「福島原発事故後の除染・帰還政策を批判する」と並ぶ二つの公開講座はまさにグッドタイミング。ぜひ聴講席を満席にしたいものですね。

以下、同学院のオープンアカデミー事務局からのガイドを紹介します。

その1■2017年度 現代平和研究1「広島・長崎講座」 
日時:全14回 毎週木曜日5時限(16:45~18:15)
   第13回 2018年1月11日(木)
場所:横浜校舎 6号館4階 643教室
募集:入場無料(予約不要)
主催:明治学院大学国際平和研究所(PRIME)

コーディネーター:
 高原孝生(PRIME所長、国際学部教授)
 渡辺祐子(PRIME所員、教養教育センター教授)
講師:渡辺祐子(PRIME所員、教養教育センター教授)

内容:「唯一の被爆国」といわれる日本で学ぶ若者は、ヒロシマ・ナガサキをどこまで知っているだろうか。この授業では、原爆投下によって開かれた核時代に関する基本的な知識を確かなものにし、さらに日本が被害を与えた諸国で原爆投下がどのように受け止められたのかという視点から、今の日本人がふまえるべき侵略と加害の歴史をふりかえる。明治学院大学国際平和研究所が提供するこの授業は「広島・長崎講座」として、広島・長崎両市が事務局となる平和市長会議から認められたものである。各回に掲げられたテーマを、複数の講師がリレー方式で担当する。
関連URL http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/education/2017f-hn1/


その2■熊本一規教授 最終講義「福島原発事故後の除染・帰還政策を批判する」 
日時:2018年1月19日(金) 15:05~16:35
場所:横浜校舎 6号館地下1階 610教室
募集:入場無料(予約不要)
講師:熊本一規(国際学部国際学科教授)
問い合わせ:国際学部事務室 TEL045-863-2200