商談先のF執行役員のご子息は、高校卒業以来、あえて夜学の国立大学に通い、昼間は働いて、親の援助を一切受けず、今度は貯めた貯金で海外に留学されるとの事です。この話を聞いて、私は、「志を得ざれば 再び此地を踏まず」という野口英世博士の言葉を思い出しました。
極貧の中で、母シカや恩師、友人に支えられ、病院に住み込みながら勉学にはげんでいた野口博士。その博士が一度だけ、苦しさに耐えかねて生家に逃げ帰ったことがあるそうです。しかし、博士の母は、心を鬼にして、食事も与えず、博士を追い返しました。
その後、博士はこの言葉を生家の床柱に刻み込んで、東京に向かい、さらにはアメリカに渡って世界的な細菌学者としての地位を築いてゆくことになります。
「不退転の決意」という事は、言うのは簡単ですが、実行は非常に難しいものがあります。不退転の決意で臨みたいと思います。
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