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足元の一歩から
小さなことからコツコツと…がモットーのはずなのですが,実際の毎日は?




これまでも何度かは書いてきたのですが,私は広島の生まれです。

高校3年生までは広島におりましたので,それなりに広島の生活をたしなんできました。
広島で思い出す物と言いますと,「野球はカープ」「車はマツダ(ロードスターの生みの親♪)」から始まり,「お好み焼き」や「広島牡蠣」「おたふくソース」などいろいろあります(かなり偏っているかも…)。そして,おみやげ物の代表的なお菓子として「もみぢ饅頭」があります。

地元の銘菓などは,その地方に住んでいると逆に食べる機会が少ない場合もありますが,「もみぢ饅頭」に関してはそれなりに「色々」食べてきました。
というのも,色々なメーカーさんがこの名前の饅頭を商品としているということもあると思いますし,遠足などでよく行く宮島には「焼きたて」を食べさせてくれるお店も多数あります。

駅や空港のおみやげ物売り場には,複数社のもみぢ饅頭が並んでいます。最近は中の餡が「粒あん」や「こしあん」だけでなく,チーズ,白あん,チョコレート…きっと私の知らない物までたくさんあると思われます。

そんなもみぢ饅頭なんですが,今年の夏頃,ちょっとオーバーに言えば衝撃的な「もみぢ饅頭」に出会いました。
広島に住む叔父がお土産にくれた物だったのですが,包装を見たときは「懐かしいなぁ」くらいにしか思いませんでした。

しかし,食べてびっくり,美味しいんです。しっとりとした皮の部分の柔らかさ,控えめな甘さの粒餡…これまで食べたことのない「もみぢ饅頭」でした。



今まで食べたもみぢ饅頭とはちょっと違いました。






(今度広島に行ったときは絶対買って帰ろう。)





そう思ってお店の名前を忘れないように写真に撮っておいたのですが,思いがけなくこの秋,そのチャンスが訪れました。

10月末に学会が広島であったんです。

広島に出向く前日までは,おそらく駅やデパートのお土産売り場に行けば買えるだろうと高を括っていたのですが,ネットで調べてびっくり。なんと「手焼き」のおまんじゅうなので,お店以外には,ほんの限られた数カ所にしか置いてないみたいなのです。



これは逆に興味がわいてきました。宮島口までは少々距離がありますが,学会帰りに即行でお店に行ってみました。



お店は「多加津酒店」という小さなお酒屋さんに併設した形で小さくこぢんまりとしたところにありました。なんの飾り気もなく,お店の場所もJRの宮島口駅には近いのですが,観光客が通る場所ではなく,少し奥まったところにあります。…正直意外でした。


とても人の良さそうな奥様がお店にいらっしゃいましたが,「手作りなので数が出せないんです。」とおっしゃられていました。



そうです!本当に手作りを守れば,そんなに大量生産できないのは当たり前です。

私はお店の雰囲気をみてさらにファンになってしまいました。「これは本物だ!」



徳島に帰ってさらに調べてみますと,なんともみぢ饅頭の「元祖」は,本当にそのお店の初代店主様が作られたようで,現在は3代目店主様が作られているようです。途中,間があったようなのですが,手作りにこだわって復活され,作り続けていらっしゃるとのこと。

このあたりのことは,お店のホームページに詳細に記載されています。


包装紙には初代店主と伊藤博文とのもみぢ饅頭誕生逸話が記載されています。



うーむ。。。いいです。このような味が是非これからも守られ続けて後世に継がれてゆけばよいなあと本当に思います。

事業をいたずらに拡張することなく,目の行き届く範囲で,こだわりを守り続ける…これって自分の仕事で目指すスタイルにもよく似たところがあってとても参考になりました。



今のもみぢ饅頭の主流は,大手メーカーが先導しているのかもしれませんが,私個人はこの手焼きのもみぢ饅頭,味はもちろん…コンセプトが好きですねぇ。たまりません。

ただ今のご時世ですので,通販での販売もされているとのこと。
もみじ饅頭ファンの方は是非一度お食べいただきたいと思います。


私もすでに通販で一度お取り寄せしました。


奇を衒っていないホントにノーマルなもみぢ饅頭ですが,美味しいです。こちらは粒餡



紅白タイプでこしあん(小豆と白あん)もあります。




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