ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『体温を上げると健康になる 実践編』

2010-10-29 17:38:53 | 最近読んだ本
齋藤真嗣『体温を上げると健康になる 実践編』(サンマーク出版)

70万部を超すベストセラーとなった前著
『体温を上げると健康になる』の「実践編」。

最近、筋肉量の低下、エアコンの普及による体温調節機能の低下、
ストレス(に体が耐えられなくなる)などにより
低体温の人が増えている。

低体温になると免疫力が下がり、病気にかかりやすくなる。

ということで、免疫力を高める運動、食事、睡眠のコツを
具体的に提示しているのがこの「実践編」。

最近こういった分野でよく耳にするようになった
「フリーラジカル(活性酸素)」を発生させるものとして、
電磁波を取り上げていて、携帯電話の危険性にも言及しています。
また、地下鉄の中ではさらに危険で、
コンクリートで覆われた地下空間は、電磁波が反響するそうです。
大げさにたとえれば、電子レンジの中にいるようなものだ、
とまで言っています。

飛行機も電磁波の影響を受けます。加えて、飛行機の場合は自然被爆もあり、
著者が実際に調べた結果、東京-ニューヨーク往復で
胸部レントゲン1回の被爆量とほぼ同じだったそうです。
飛行機に乗るのがお仕事の人はかなりヤバイですね。

電磁波に関しては、「もっと言ってよ!」です。
欧米、とくにヨーロッパに比べ、日本では電磁波に対する意識が
あまりにも低すぎて、前から危惧しているので。

「目に見えない」「すぐに答えが出ない」「すぐに問題とならない」
そういったことには日本人は目をつぶる習性がありますからね。

著者によると、だれにでも毎日5000ものガン細胞ができていて、
でも、健康な人はそれを除去する免疫機能があるそうです。
また、1つのガン細胞が腫瘍になるには、10~15年といった
長い期間がかかります。

ということは、問題が発覚したときにはもう遅い!?

話が少しそれました……。

食事に関しては、
ブロッコリー、ピーマン、パプリカ、トマト、カボチャなど、
カラフルな野菜を食べることを勧めています。

きのこ類、納豆やオクラなどのねばねば系、ネギも
免疫力を高めるとしています。

が、一つ気になるのは、そういった食物の「旬」には
一切言及していないこと。

ナスやキュウリといった夏の野菜を寒い冬に食べると、
当然ながら体を冷やすことになるから、
体温は下がるはず、でも、その部分が書いていないのです。
わたしの中では当然のことですが、日本のいまの世間一般では
ほとんどの人がそんなことはおかまいなし。

ベストセラーになっている著者の本は
それだけ影響力があるということなので、
そういった部分もきちんと書いていただけると、
なお素晴らしい本になるのですが。

とはいえ、具体的で分かりやすく、いい本です。
日本の人たち全体が健康に対してもっともっと意識を高め、
健康に暮らしていけば、医療費激増の問題などで
困ることがなくなるはず、ですよね。

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