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ミクリガヤツリ・1~花序

 カヤツリグサ科カヤツリグサ属の「ミクリガヤツリ(実栗蚊帳吊)」。北アメリカ原産の多年草で草地や荒れ地などに生育している。比較的新しい帰化植物であり普通の図鑑には載っていない。草丈は50~60センチで苞葉を放射状に拡げその基部と数本の枝先に直径1センチほどの球形の花序を数個付ける。花期は5~7月で花序は最初は緑色だが熟すと褐色になるミクリ科のミクリに似ていることから名付けられている。これは長沼公園“殿ヶ谷の道”のもの。
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ベニシュスラン・1~関東ふれあいの道1

 大垂水峠から小仏城山に向かう“関東ふれあいの道”で見られる「ベニシュスラン(紅繻子蘭)」。ラン科シュスラン属の常緑多年草で花の長さは2~3センチ。開花時の高さはせいぜい5センチほどなので他の草や枯れ葉などに隠れて見つけるのに苦労させられる。この日はこの花を求めて登山道をウロウロし、何ヶ所かで見ることができた。
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イワタバコ・1~奥高尾1

 奥高尾”日影沢林道”の岩肌に咲いている「イワタバコ(岩煙草)」。イワタバコ科イワタバコ属の多年草で山地の湿った岩場に生育する。葉がタバコに似ているために名付けられていて、初夏に長さ10~30センチの花茎を伸ばし散形花序を出す。ひとつの花は直径1.5~2センチで先端は5裂している。
 今日“東京オリンピック2020”が開幕する。無事、全ての競技が予定通り行われ成功裏に終わることを心より願っている。
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ハコネシダ・2~ソーラス

 高尾山麓で見られる「ハコネシダ(箱根羊歯)」。イノモトソウ科(←ホウライシダ科)ホウライシダ属の常緑性シダで山地の岩や崖に生育する。春に見た時はまだソーラスが見えなかったが、再び見に来ると葉の裏面にソーラスが確認できた。同じような姿のホウライシダのソーラスは葉片の縁に数個付くが、本種のソーラスは葉片に1個付く。
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オオマツヨイグサ

 アカバナ科マツヨイグサ属の「オオマツヨイグサ(大松宵草)」。北アメリカ原産の品種をヨーロッパで園芸用に生み出されたとされている。日本には明治時代初期に渡来し各地で野生化している。草丈は1メートル以上になり花径は7~8センチでメマツヨイグサなどよりはかなり大きい。
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キンゴジカ・1~中山地区1

 中山地区の農道脇に咲く「キンゴジカ(金午時花)」。アオイ科キンゴジカ属の一年草(多年草とも)で、午の刻、つまり正午頃に開花するので名付けられている。実際は午前中から咲いているようで、これも午前10時過ぎの撮影だった。
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トガリシオデ・1~結実

 シオデ科(←ユリ科)シオデ属の「トガリシオデ(尖り牛尾菜・尖り四緒手)」。シオデの果実が球体になるのに対して本種は先端が尖るために名付けられた。高尾山で最初に発見された植物のひとつでもある。写真は雌花序で普通のシオデと違いが無いが、若い果実は先端が尖り始めているように見える。
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シオデ・2~雌花序

 長沼公園“霧降の道”で蔓を伸ばしていた「シオデ(牛尾菜・四緒手)」。シオデ科(←ユリ科)シオデ属のつる性多年草で雌雄異株。写真は雌花序で雌蕊の柱頭が3裂しているのが見える。シオデは開花後は花被片が後方に反り返るが、写真はちょうど咲き始めたところで花被片が水平に拡がっている。ひとつの花の直径は6~7ミリ。
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メハジキ

 シソ科メハジキ属の「メハジキ(目弾き)」。野原や道端に生育する一年草もしくは越年草で草丈は70~80センチ大きいものは2メートルにもなる。淡紅色の唇形花を茎の上部の葉腋に段状に数個固まって咲かせる。茎の断面は四角くなりこの茎を短く切って上下の瞼の間につっかえ棒のように挟んで目を大きく開かせ、目を閉じる勢いで飛ばして遊んだということから名付けられているが、私はそんな遊びをした記憶は無い。小花の大きさは1センチほどで4本の雄蕊が顔のように見える。
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フウラン・1~裏高尾

 ラン科フウラン属の「フウラン(風蘭)」。日本原産のランで樹木や岩に着生する常緑多年草。萼片と側花弁は線状披針形で長さは1センチ。唇弁は8~9ミリで浅く3裂する。唇弁の基部から長さ4~5センチの距が湾曲して垂れ下がる。これは裏高尾のもの。
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