蓮生寺公園の沼地脇に生えている「セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁子)」。シソ科ヤマハッカ属の多年草で、本州の中部地方以東に分布する。同じ仲間のアキチョウジは中部地方以西に分布し、関東では見られない。“関屋”は関所の番屋を意味するようで、これは箱根の関所を指し、箱根に多く咲いていたということから名付けられた。写真の株がある場所は時々草刈りが行われるので、見られない年もあったが、今年は綺麗に咲いてくれて一安心。
イラクサ科ムカゴイラクサ属のムカゴイラクサ(珠芽刺草)」。夏に雌雄の花を咲かせていたが、花後に果実が出来始めていた。果実の長さは3~4ミリで平べったいハート形の下が膨らんでいる。ここに種子が出来るのだろう。ちなみにムカゴイラクサは下部の茎にムカゴ(珠芽・零余子)が出来る。