アマチュア無線局 JO1KVS

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アンテナの打ち上げ角はとても大切

2021年10月25日 12時48分52秒 | アマチュア無線
古いCQ誌の記事で読んだ話ですが、
HFのマルチバンドの大きなGPを立てた、7MHz帯もよく聞こえるが全然交信出来ない、何が原因か、どうしたらいいか、という話題でした。

ダイポールアンテナを試してみて、
と言うのが答えでした。

垂直系のアンテナは打ち上げ角が低く、水平に近い角度の海外からの電波には有利です(が、無指向性で四方八方のノイズ源にも向いているのでノイズが強力に受信できてしまう欠点も持ち合わせています)。

国内のローバンドは実は見上げるような角度で電波が飛んできます。なので打ち上げ角が高いと有利なのです。
垂直系は真上にはほとんど飛びません。タイポールは真上にもたくさん電波が飛びます。

この差はもの凄く大きい。

近距離電離層反射でダイポールに垂直が勝つには数十倍の出力が必要だそうです。

すでにここで勝負がついてしまっています。

こちらにS9で届いていても、向こうには+20dBを超える信号が山ほど聞こえている、その中のS9だから埋もれてしまうわけで、こちらには強くても、あちらには弱いからなかなか交信に至らないわけです。

逆に低いダイポールは低い角度から飛んでくる電波が苦手。
垂直系に軍配が上がります。

IC705とかで運用するときも、垂直ばかりでなく、水平系のアンテナも是非使ってみてください。
世界が変わりますよ。それなりに。
コメント (10)
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