アマチュア無線局 JO1KVS

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スマホの充電器には気をつけろ!

2014年01月15日 20時54分49秒 | アマチュア無線

リチウム系のバッテリーの充電器は、電流制御も大切だけど最も大切なのが電圧制御。

スマホなどのバッテリーは1セルタイプ。こいつの便利なところはセルごとのバラツキ発生の心配が無いこと。

バラツキが起きると一方が過充電となったり過放電になったりと、リチウム系の充電池ではやってはいけない状況が生じてしまいます。

かなり厳格な、頭のいい充電装置が必要になります。ノートパソコンなどは各セルの状況を見ながらバラツキの生じない方法で充電をしているわけです。

さて、スマホやコンデジなどの3.7Vの充電池は、簡単な充電器で充電していますが、簡単な充電器は、充電電圧を4.2Vに設定してあるはずです。

リチウムイオン、リチウムポリマーバッテリーは、満充電で1セルあたり4.2Vになるからです。

4.2Vさえキープしていれば決して過充電にならない。そんなしくみ・・・のはずです。

電流制御無しで電圧制御だけでも充電できるんです。

電圧だけでなく電流も過度に流れないよう制御する必要はありますが、リチウム系は大電流充電に強いこともあり、また、電源の能力の低いものを使えばどんなに無茶しても大電流は流れませんから自ずと制御されるわけです。

この電圧だけ制御した充電の場合、充電量は電源の許容能力と電圧差で決まるので前半のほうが電流が多く流れ、最後の方は電流が減って前半は早く、後半は遅い、という特性になります。トータル何時間、とわかっていればさほど問題ではなく、むしろたくさん放電した電池はかなり短時間で半分くらいまでは回復させることが出来るので即応力が高いとも言えます。

さて、前置きが長くなりましたが、あの軽くて小さな充電器、AC100VをDC4.2Vに、正確な電圧で制御しているのは、バラツキや経年変化のあるアナログデバイスであるはずがなく、その正体はインバーターです。トランスが使われていないから軽いのはいいのですが、コイツはもの凄くノイズを発生します。シールドとかフィルターとか、全然施されてない感じ。そのうち不要輻射の規制で撲滅する日が来るのではというくらい酷いです。

ここ数年無線の信号が聞き取りにくくなったなぁとか、ノイズレベルが高くなったなぁ、と思ったあなた。その辺りの、家中の、ACアダプタと充電器をコンセントから抜いてみてください。もしかしたらすごい変化があるかも。

実は先日、ローカル局の変調が思いっきりハムが乗っていて、ハムと言っても昔からある50Hzの商用電源系のハムではなくて、もう少しビービーした音でした。その音量も変調度100%と言えるくらいのドでかい音でした。

もしかして近くに携帯の充電器ある?あるなら抜いてみて?と抜いてもらったら~~、一気に激減。劇的な変化にビックリでした。

それでもまだ変調度的には数%の量でハムがあって、マイクの位置とか体の位置で音量が変化。何らかの誘導っぽいハムの乗り方をしていましたから、まだ他に原因があるのでしょう。スタンドマイクをやめてハンドマイクにしたら直りました。

当局もリグの積んであるラックの一番下に配電ユニットを入れていて、ここにコンセントがズラッと並んでいて、スマホの充電器をつけているのですが、無線機を使う時は抜くようにしています。充電中だと受信に支障があり、充電していなくてもコンセントに挿しているだけで少し受信にノイズが乗り、送信にもノイズが乗ってしまいます。受信のノイズは目の前のベランダアンテナから飛び込んでくるようで、充電器の位置を多少変えてあまり効果がありません。うんと遠くに持っていかないと。かなり強力なノイズです。

皆さんもケータイ、スマホの充電器、軽量なインバータ系のACアダプタ、全部外してみてください。

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コメント (4)
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