ホームからの3.5MHzはベランダホイップとチューナーの組み合わせ。
ATAS100は7MHzまで。エレメントを6mくらい追加すれば3.5MHzに合うかと実験してみたこともありますが、3.5MHzに近づくほどSWRの落ちが悪くなり結局うまくいきませんでした。(一工夫すればうまくいくのでしょうけど)
なので3.5MHzモノバンドホイップで出ています。
ただアクティブアンテナではないのでバンド中どこでもジャストチューンというわけにはいきません。
短縮率がとても高いのでも帯域は狭く、どこか一点に合わせておいて、あとはチューナーでごまかしながら、ということになります。
当初はマルドルのHFC-80Lというベースローディングのアンテナを使用していました。
今はダイヤモンドのHF80CLというセンターローディングのアンテナを使用しています。
全長はどちらも2mを超えるロングホイップ。
ローディングコイルの位置の差と、マッチングの形式の違いでしょうか、この2本、少々性格が違います。
帯域はHFC-80Lのほうが僅かに少し広め。
そしてジャストチューンポイントから離れてチューナー頼りになってくると・・・HFC-80Lだと、3.7MHz帯でもチューナーでごまかしても応答があるくらい交信出来て結構無理が効くのですが、HF80CLは3.6MHzまで行ってしまうとチューナーで対応するのが厳しく、3.5MHzでもエッジ付近だと、チューナーで合わせても1~2秒でかなりSWRが変化します。変化を先読みしてチューニングしておけば済むことですが、この傾向はアンテナ側で調整したポイントから離れるほど顕著に出ます。おそらくコイルかマッチングセクションで送信電波によって熱が発生してその変化かなぁと思います。
センターローディングは飛びに関しては有利とされていますが、コイルの巻数は増やさないと同じ周波数に同調しませんし、特性もクリチカルになっていきます。コイルの巻数を稼ぐために線を細くすればそこで効率が落ちますから、この2アンテナ、飛びに関しては体感的にも同等かなという感じです。
チューナーで無理が効く範囲が広いHFC-80Lのほうが使いやすいかな~と思ったり、やっぱセンターローディングでしょ、と思ったり、そんな感じです。
もっともマルドルのアンテナはもう入手困難ですから、もう選択は出来ないですね・・・。
冬は3.5MHzの季節。ベランダホイップで細々ですがQRVしますのでお相手よろしくお願いいたします。