巨人の原監督が以前、敗戦の弁で「野球とはそういうもの」と言ってましたが、本来その言葉はサッカーに適用されるものです。サッカーは番狂わせのある運や気持ちが試合を左右することが多いのに対して、9回も仕切り直しがあり、何度も打席が巡ってくる野球は確実にチーム状態や戦力が反映されるスポーツです。「そういうもの」というのは、「それも人生さ(セ・ラ・ヴィ)」と同義で「仕方ない」に近い意味ですから、1試合中に何度もリベンジのできる「明日があるさ」的野球にはあてはまりません。
今回のオーストラリア戦では、飛車角を欠いているにもかかわらず、日本は目指している「守備の為の速いポゼッションサッカー」がしっかりできていました。3バックにしてさらにサイドバックがあがるという戦術もアウェイですし、まあありでしょう。ゲームを支配していたのは日本ですし、玉田という起点にならないFWを使いさえしなければ、追加点もとれたかもしれません。
80分試合を支配していても10分で負けるのがサッカーです。よいサッカーの実現とアジアレベルですら勝ちきれない結果は、世界を知らない攻撃的な監督を戴く勤勉な日本人らしい当然の結果だと諦めるのもよいでしょう。しっかり手はうったけど勝てないのです。しかしサッカーとはそういうものなのでしょうか?
今回のオーストラリア戦では、飛車角を欠いているにもかかわらず、日本は目指している「守備の為の速いポゼッションサッカー」がしっかりできていました。3バックにしてさらにサイドバックがあがるという戦術もアウェイですし、まあありでしょう。ゲームを支配していたのは日本ですし、玉田という起点にならないFWを使いさえしなければ、追加点もとれたかもしれません。
80分試合を支配していても10分で負けるのがサッカーです。よいサッカーの実現とアジアレベルですら勝ちきれない結果は、世界を知らない攻撃的な監督を戴く勤勉な日本人らしい当然の結果だと諦めるのもよいでしょう。しっかり手はうったけど勝てないのです。しかしサッカーとはそういうものなのでしょうか?