長電話

~自費出版のススメ~

ダルヴィッシュ炎上

2009-06-07 | スポーツ
足利事件の2次的被害者、菅家利和さんが釈放後、テレビにでまくっていました。出演が終わり、提供を案内するスタジオでの音のないシーンでスタッフと挨拶、談笑している態度、表情を見ても、どこにでもいる洗練されていない野球好きのおっさんにしか見えず、先日まで冤罪(まだ確定ではありませんが)により収監され長く無為の時間を強制された人物とは思えない、ひるがえって猟奇的殺人者の狂気を感じさせない凡庸な小市民ぶりが印象に残る人物像でした。

良い意味で拉致被害者の家族、悪い意味でホリエモンのような素人。つまりこの人には事件を起こすほどのカリスマがないのです。捜査のプロであるはずの栃木県警は「人は見かけによらない」程度の古典的な先入観でこの人を捕らえ、立件したのでしょうか。「そう思ってみるとそうだな」、という上記の私の意見なみの動機だったのでしょうか。

ダルヴィッシュが巨人に打ち込まれ、敗戦投手になったのは、菅家さんが無罪であるように、カリスマのない巨人が、美しい投手を追い込む不条理です。WBCで韓国に美貌においてすでに勝っていたからこそ、優勝できたたように、マスクの上からでも不細工と分かる阿部が主将を務め、けなげな努力家が下位打線を構成する巨人なんかに負けてはいけないのです。

岩隈は負けるわ、大竹は乱調だわ、中日は引き分けるわ、ブログは支離滅裂だわと、散々な週末です。