長電話

~自費出版のススメ~

中日優勝説

2009-05-22 | スポーツ
先発のコマが揃ってきたし、交流戦でローテーションが楽になるということで、手薄だった浅尾が中継ぎに回り、中日本来の姿が戻ってきました。我慢を重ねて使い続けたブランコにも当たりがでてきて、このチームの今後が楽しみです。

ブランコは打率が上がらなくても、相手投手には十分脅威であり、和田の調子の良さも、森野、ブランコと続く打線による投手の神経の負担の重さに負うところがあると思います。打順は若干いじりましたが、王道のごとくスタメンを変えない落合監督の落ち着き払った采配は、調子が悪いとすぐにちゃちなアイデアを試したがる巨人・原監督に比べると、シーズンを長い目で見、選手の将来を考えると、働きやすい環境を提示しているといえるでしょう。

落合監督は3年の再契約の1年目、オーナーには「3年目で華を咲かす」と野村監督のヤクルト時代の発言のようなことを伝えたと言われています。しかし、安定した選手起用をみていると、その狙いは、先発投手のいい広島、抑えの林昌勇が安定しているヤクルトとともに争う、2・3位からの日本シリーズ出場権ではなく、5割を切っている勝率をみればまだ失笑の対象ではありますが、今季の優勝も視野に入れているのではないでしょうか。