今日も寒かったですね。
暖冬とも聞きましたが 12月の気温としてはどうなんでしょうか。
さて 「理系アナ桝太一の生物部な毎日」を読みました。
桝さん。
なんというか理系特有の不器用さがプンプン匂っている。
同じ理系人間としては なんとなく後方からエールを送っている。
アナウンサーと言えば、文系か体育会系という勝手なイメージがある。
桝さんは、中学高校を麻布中学の生物部で過ごした。
ここは、思いのほか体育会系。
上下関係が・・というだけでなく
毎日走る走る。
コースも多様で、女子高の側をさりげなく走るのはまあ男子校性として仕方なかろう。
しかし、最悪の皇居コースは10キロ以上。頼みの女子高もない。
というような毎日を送るのは、30キロを超える荷物を持っての夏合宿があるからである。
と・・・登山部か・・・
しかし、いろいろなものを文化祭にむけて試行錯誤して実現していく様は
自分が学生の頃、文化祭に信じられない熱量をもって臨んでいた時代を思いだし
ワクワクして懐かしい。
理系というと、一部の超天才の人を想い浮かべる人が多いと思いますが
そういう人ですら、多分思いのほか地道な研究の積み重ねです。
疲れてくるとたまに
自分がやっていることが一体世間のなんの役に立つのさ?
とむなしくなることもあります。
でも理系人は地道に失敗を繰り返し続けた結果、何かを得た時の喜びも知っている。
それが世間の役に立つかどうかなんて、後の人が考えればいいのさ。
と開き直ることができる。
まさに「わかったことをどんどん白地図に書き込んでいく」毎日。
そして驚いたことは、まさか・・・私の人生観が理系ゆえだとは・・・
実はかねがね自分の人生観と周りの方々(ほぼ文系)の人生観の違いに
最近は「おかしいのか自分?」と感じるようになっていた。
ところが、桝さんによると普通の方々は
生きることに意味を求める。
まさに「我思う、ゆえに我あり」。
だから死ぬまでに○×をしないとならないなどど考えてしまうらしい。
でも理系の人間は、自分などちっぽけで、取るに足らない存在で大自然の一部であるという自覚が強い。
だから「我思っても思わなくても、我はどっかにあり」という開きなりとも言える人生観があり
よって「何かに包まれているような安心感」を覚えるそうだ。
まさか桝さんと理系人間としてだけでなく、人生観も一緒だとは驚きでした。
そんな桝さんの高校時代を中心に大学、大学院時代、アナウンサー時代を書いたこの一冊。
お勧めです。
いがぐりおは どんな風に生きてる?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
暖冬とも聞きましたが 12月の気温としてはどうなんでしょうか。
さて 「理系アナ桝太一の生物部な毎日」を読みました。
理系アナ桝太一の 生物部な毎日 (岩波ジュニア新書) | |
桝 太一 | |
岩波書店 |
桝さん。
なんというか理系特有の不器用さがプンプン匂っている。
同じ理系人間としては なんとなく後方からエールを送っている。
アナウンサーと言えば、文系か体育会系という勝手なイメージがある。
桝さんは、中学高校を麻布中学の生物部で過ごした。
ここは、思いのほか体育会系。
上下関係が・・というだけでなく
毎日走る走る。
コースも多様で、女子高の側をさりげなく走るのはまあ男子校性として仕方なかろう。
しかし、最悪の皇居コースは10キロ以上。頼みの女子高もない。
というような毎日を送るのは、30キロを超える荷物を持っての夏合宿があるからである。
と・・・登山部か・・・
しかし、いろいろなものを文化祭にむけて試行錯誤して実現していく様は
自分が学生の頃、文化祭に信じられない熱量をもって臨んでいた時代を思いだし
ワクワクして懐かしい。
理系というと、一部の超天才の人を想い浮かべる人が多いと思いますが
そういう人ですら、多分思いのほか地道な研究の積み重ねです。
疲れてくるとたまに
自分がやっていることが一体世間のなんの役に立つのさ?
とむなしくなることもあります。
でも理系人は地道に失敗を繰り返し続けた結果、何かを得た時の喜びも知っている。
それが世間の役に立つかどうかなんて、後の人が考えればいいのさ。
と開き直ることができる。
まさに「わかったことをどんどん白地図に書き込んでいく」毎日。
そして驚いたことは、まさか・・・私の人生観が理系ゆえだとは・・・
実はかねがね自分の人生観と周りの方々(ほぼ文系)の人生観の違いに
最近は「おかしいのか自分?」と感じるようになっていた。
ところが、桝さんによると普通の方々は
生きることに意味を求める。
まさに「我思う、ゆえに我あり」。
だから死ぬまでに○×をしないとならないなどど考えてしまうらしい。
でも理系の人間は、自分などちっぽけで、取るに足らない存在で大自然の一部であるという自覚が強い。
だから「我思っても思わなくても、我はどっかにあり」という開きなりとも言える人生観があり
よって「何かに包まれているような安心感」を覚えるそうだ。
まさか桝さんと理系人間としてだけでなく、人生観も一緒だとは驚きでした。
そんな桝さんの高校時代を中心に大学、大学院時代、アナウンサー時代を書いたこの一冊。
お勧めです。
いがぐりおは どんな風に生きてる?
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