今日は 爽やかな一日でした。
暑くもなく 寒くもなく こんな日 あと何日あるんでしょう。
さて 本日は 坂田靖子の「バジル氏の優雅な生活」をお勧めしたいと思います。
まず 坂田靖子さん 息の長い漫画家さんです。
書きこんでいるように見えない絵なんですが 非常に美しいです。
ファンタジーを描かせても 現代ものを書かせても 上手い。
そして 何とも言えないユーモアとウィットに富んだ作品が多い。
シリアスな作品も決して悪くないんですが・・・
私の大好きな漫画家さんの一人です。
そして この「バジル氏の優雅な生活」は たくさんの名作をもつ坂田靖子さんの作品の中でも
珠玉の作品でもあり 知名度も高いと思います。
私が嫁入りのときに 連れてきた漫画の一つです。
ヴィクトリア女王時代の英国で ともかくプレイボーイなんだけれども
たとえすれ違っただけの女性でも気に入った女性の顔は忘れないという英国紳士 バジル・ウォーレン卿が 主人公のお話です。
バジル氏は 知性のある人ですがお人よしでもあり そんなバジル氏のまわりに次々と起こる出来事が 描かれています。
登場人物で 私が好きなのは バジル氏が結婚を決意したけど振られてしまったビクトリアと
バジル氏の親友(なのに絶交してたりする)で融通は利かないがともかく正義感の強い議員のウォールワースです。
ビクトリアは女性から見ても非常に魅力的な人で あんな人になりたいと憧れます。
ウォールワースは 不器用なんだけれど誠実で一生懸命で 応援したくなります。
人気があったからだと思うのですが 単行本で9巻まで出ています。
どのお話も好きですが ベスト3は
1 フィッシング
2 夢見る頃を過ぎても
3 エジプシャン・スタイル
です。
フィッシングは バジル氏がウォールワースの父親(警視総監)から紹介された釣りの穴場で皆にケイツ先生と呼ばれている人物と知りあうお話です。
エピソード自体も好きなのですが この作品の中で ケイツ先生が過ごした時を示す数ページ 素晴らしくて圧巻の情景です。
是非 一度 ご覧になってください。
夢見る頃・・・では 堅物のウォールワースが一世一代のプロポーズする話。
ウォールワースは別名「怒れる本箱」。
そんな人にプロポーズされても・・・とも思うけれど こんなプロポーズだったら
「はい。」と言っちゃうかも。
エジプシャン・スタイルは バジルの親友ビクトリアが エジプトで誘拐されてしまう話。
どんな状況に陥っても 能天気ともいえる楽天さで乗り切るビクトリアが素敵。
そして エジプトのカイロで領事をやっているキスリング氏。
本国と植民地エジプトの間に挟まれ 苦悩している。
「私はここにきて『待つ』という意味を知りました。」
「エジプトはすでに五千年の歴史を生きているんです。
それに比べたら我々など ただの野蛮人にすぎない。」
「私は英国をうらぎったのかもしれない・・・
しかし エジプト人でもありません。」
全編に渡り(一部シリアスな回を除く)ほのぼのして あたたかい坂田靖子さんの魅力があふれています。
そして 英国紳士 淑女たちの優雅な生活や そのほかの人々の素朴な生活に 憧れてしまいます。
今は 文庫で出ていますね。
お求めやすい!
単行本を持っていますが 豪華本が出た時 巻末に付く描き下ろしが読みたくて 最終巻を買ってしまいました。
ファン心理ですねえ。
漫画がお好きな方も そうでもない方も 超お勧めです。
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
暑くもなく 寒くもなく こんな日 あと何日あるんでしょう。
さて 本日は 坂田靖子の「バジル氏の優雅な生活」をお勧めしたいと思います。
バジル氏の優雅な生活 (第1巻) (白泉社文庫) | |
坂田 靖子 | |
白泉社 |
まず 坂田靖子さん 息の長い漫画家さんです。
書きこんでいるように見えない絵なんですが 非常に美しいです。
ファンタジーを描かせても 現代ものを書かせても 上手い。
そして 何とも言えないユーモアとウィットに富んだ作品が多い。
シリアスな作品も決して悪くないんですが・・・
私の大好きな漫画家さんの一人です。
そして この「バジル氏の優雅な生活」は たくさんの名作をもつ坂田靖子さんの作品の中でも
珠玉の作品でもあり 知名度も高いと思います。
私が嫁入りのときに 連れてきた漫画の一つです。
ヴィクトリア女王時代の英国で ともかくプレイボーイなんだけれども
たとえすれ違っただけの女性でも気に入った女性の顔は忘れないという英国紳士 バジル・ウォーレン卿が 主人公のお話です。
バジル氏は 知性のある人ですがお人よしでもあり そんなバジル氏のまわりに次々と起こる出来事が 描かれています。
登場人物で 私が好きなのは バジル氏が結婚を決意したけど振られてしまったビクトリアと
バジル氏の親友(なのに絶交してたりする)で融通は利かないがともかく正義感の強い議員のウォールワースです。
ビクトリアは女性から見ても非常に魅力的な人で あんな人になりたいと憧れます。
ウォールワースは 不器用なんだけれど誠実で一生懸命で 応援したくなります。
人気があったからだと思うのですが 単行本で9巻まで出ています。
どのお話も好きですが ベスト3は
1 フィッシング
2 夢見る頃を過ぎても
3 エジプシャン・スタイル
です。
フィッシングは バジル氏がウォールワースの父親(警視総監)から紹介された釣りの穴場で皆にケイツ先生と呼ばれている人物と知りあうお話です。
エピソード自体も好きなのですが この作品の中で ケイツ先生が過ごした時を示す数ページ 素晴らしくて圧巻の情景です。
是非 一度 ご覧になってください。
夢見る頃・・・では 堅物のウォールワースが一世一代のプロポーズする話。
ウォールワースは別名「怒れる本箱」。
そんな人にプロポーズされても・・・とも思うけれど こんなプロポーズだったら
「はい。」と言っちゃうかも。
エジプシャン・スタイルは バジルの親友ビクトリアが エジプトで誘拐されてしまう話。
どんな状況に陥っても 能天気ともいえる楽天さで乗り切るビクトリアが素敵。
そして エジプトのカイロで領事をやっているキスリング氏。
本国と植民地エジプトの間に挟まれ 苦悩している。
「私はここにきて『待つ』という意味を知りました。」
「エジプトはすでに五千年の歴史を生きているんです。
それに比べたら我々など ただの野蛮人にすぎない。」
「私は英国をうらぎったのかもしれない・・・
しかし エジプト人でもありません。」
全編に渡り(一部シリアスな回を除く)ほのぼのして あたたかい坂田靖子さんの魅力があふれています。
そして 英国紳士 淑女たちの優雅な生活や そのほかの人々の素朴な生活に 憧れてしまいます。
今は 文庫で出ていますね。
お求めやすい!
単行本を持っていますが 豪華本が出た時 巻末に付く描き下ろしが読みたくて 最終巻を買ってしまいました。
ファン心理ですねえ。
漫画がお好きな方も そうでもない方も 超お勧めです。
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/