今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

R.O.D. READ OR DIE 第二巻 倉田英之 スタジオオルフェ 2000年10月30日 集英社

2016-05-10 06:14:28 | その他小説
※5月11日投稿。書いたのは5月10日なんだ。本当なんだ。

どこにでもありそうなありふれた図書館。
壁際の本棚の向こうに、大英図書館特殊工作部、日本支部はある。
ジョーカーは会議で、『黒の童話集』の件について報告をしていた。
読子の功績をアピールするジョーカーだったが、
ジェントルメンはなぜか読子の能力について否定的だった・・・。
BBCの放送開始の知らせを受け、会議は中断された。
世界最大の書店『バベル・ブックス』開店のニュースが画面に流れる。
オープンを待つ客の行列の先頭にはなんと、読子がいて・・・!?
裏表紙より。
我、二巻(と三巻)を手中にせり!



プロローグ

 遠からぬ未来に滅亡していくだろうメディアの、まさに筆頭。
 たかが本。そう、たかが本。

 だがなぜ私たちは、それを狂おしいまでに愛しているのだろう。
そこに本があるからかな(てきとー)


「ほーん! 返してくださーい!」
うわあああ((;゜д゜))ああああ

主人公、読子・リードマンの能力と性格をわかりやすく説明してから本編へ。
1巻も3巻もそうだったから、全巻通してのお約束なのかもしれない。



『紙々の黄昏』

 つまり、図書館はいつものように静謐な時を過ごしていたのである。
 受付に座る原瀬光子も『ウォーターシップタウンのうさぎたち』に目を落としていた。彼女は二六歳。大学を卒業して、すぐにこの仕事に就いた。
日本のとある図書館の、いつもの風景。
その図書館における『たった一つの違和感』が現れるところから物語は始まり
・・・・・・な ぜ 挿 絵 。
あ、みっちゃんはヒロインなのかな?


 ジョーカーが返答すると、白い壁は二つに割れ、彼を中へと迎え入れた。
 彼の、職場へと。
つまり大英図書館特殊工作部の日本支部を見つければ、みっちゃんに会えるよ!


ジョーカーは上司(?)のジェントルメンという老人に仕事の報告。
 ジェントルメンとの会話はとりとめが無い。ジョーカーの知る限り、この老人はもうずっと変わらない。初めて会った時から老人のままだ。齢は幾つなのか、おそらく本人にも自覚はないだろう。
「あのボケじーさんはワシが子供の頃からじーさんだった」ですね、わかりm

部下である読子の功績・能力を誉めあげて、
新しい、そしてどうも重要な仕事を英国海軍や諜報部と獲り合うジョーカー。
しかしとあるニュースの放送が始まり、それは一時中断。
「たかが本屋の開店に、なんでBBCが?」
「内容がよく聞こえませんでしたか? 開店するのは地上四〇階、地下六階の世界最大の本屋なのですよ」
(´・∀・`)ヘー
そんなのが日本に出来たんすかー・・・本当にそのうち出来そうな気もする。


『世界最大の本屋』オープン待ちの行列、その先頭に彼女はいました・・・・・・
 ジョーカーも、さすがにあんぐりと口を開いていた。
m9(^Д^)プギャーwwwwww



「本は壁画、石板を除く人類最古のメディアであり、かつ最強のメディアです。だがしかし、わが日本は世界有数の出版大国でありながら、読書人口は減少する一途です。そこで、現状の活性化に一役買うべく、このビルを建造いたしました」
報道陣の前でどやぁするのは、
この本屋『バベル・ブックス』のオーナーである毒島。
あっちこっちで色々やらかす『異端児』として有名らしい。
絶対に悪い奴だなコイツ



 今日買い逃しても次回がある。
 そんな考えを持つ者は、ここにはいない。彼らは知っているのだ。欲しい本というものは、一度買い逃すと永劫にめぐり会えないものなのだ。
いつ買うの?今でsy


そしていよいよ世界最大、オープン!
行列の先頭にいた読子(と、ねねね)は、迷うことなくエレベーターに突貫・・・
「最初にエレベーターに乗ると、奥へ奥へと押し込められるんです。そうなると上の階に着いた時、出るのが一番最後になっちゃうでしょ。会場に一番のりするには、ドアぎりぎりの位置がベストポジションなんです」
なんという『戦場の知恵』。
みんなも参考にしてね!


「先生の、バカーっ!」
本>>>>>[越えられない壁]>>>>>ねねね



「自分がその本を、何のために買うのか。それを考えている者は、あそこには一割もいないだろう」
ニュースに流れる開店直後の様子を見て、ジェントルメンはご機嫌斜めな模様。


 これなのだ。
 こんな瞬間があるから、愛書狂はやめられないのである。この至福が、自分たち以外の誰がわかろうか。
読子は、ジェントルマンがいう「一割未満」の方なんだろうねぇ。



そんな『愛書狂』たちの『戦場』が―
「俺か? 俺はジョン・スミス」
 銃口が、毒島の胸に向けられる。
「レッド・インクのリーダーだ」
なんと本物の「戦場」と化してしまうのす!
テロや!これはテロやで!


偶然居合わせた読子は、ジョーカーの指示もありテロリストに立ち向かうが・・・・・・
「俺の知ってる紙使いは、男だったがな」
敵のリーダーであるジョン・スミスは、個人的な因縁のある相手だった!?
読子は本を守ることができるのか!?


「優しいドニーに、会いに行け」
 引き金に、指がかかった。
読子ーっ!


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