今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

相棒season11上 脚本・輿水泰弘ほか/ノベライズ・碇 卯人 2013年12月30日 朝日新聞出版

2017-11-04 07:07:56 | 相棒
香港の日本総領事公邸で起きた拳銃の暴発事故現場に居合わせた新米刑事の甲斐享と、偶然彼と知り合った杉下右京が、新たなコンビとして活躍する「聖域」、航空会社の人事担当者殺害事件が、警察官僚の暗部を暴き出し、警察組織を巻き込むスキャンダルに発展する「バーター」、自分の身分を売った男と宝石強盗事件の接点を追う「ID」など6篇を収録。《解説・津村記久子》

《連続ドラマ第11シーズンの第1話~第6話を収録》
裏表紙より。
第三の相棒が登場だーい
あ、第三の男はお帰り下さい



第一話「聖域」

「ふーん。そもそもさ、なんであんたが総領事のお宅にお呼ばれしたわけ?」
 享は投げ捨てるように答えた。
「親父のせいだよ」
『刑事に昇格したばかり』の甲斐享クンのお父さん・甲斐峯秋は、
『警察官僚としては超エリート』でありまして、
その話が領事館の人間に伝わったら『坊ちゃん』としてお呼ばれされたのでした。


どうやら享は父親に反発しているらしく、この時点で面白くない話だった上――
「隠蔽しろってか」
お呼ばれした晩餐会で、トンデモナイ事件が起きてしまったのです・・・・・・


暗い気分でいた享にさらなる追い打ちも発生
「野次馬根性丸出しのおかしな奴」
バスの車内で思わず出た上記の独り言に、
英国風スーツ+オールバック+眼鏡の男が食い付いてきたのです鬱陶しいなー


そんでもってさらに――
 ――まあ、再就職の先を世話してやってもいいぞ。
 それを聞いてとうとう堪忍袋の緒が切れた享は、
「おととい来やがれ!」
まったく刑事への昇格記念どころじゃねートンだ香港旅行だわい


日本に帰る飛行機で、また例の『おかしな奴』が現れましたホント運が無い
うんざりしていた享は自分が刑事であることを明かしました。
これで余計な詮索を諦めるに違いない
「驚きました」
「だったら、もう黙ってくれよ」
 享はこれでもう決定打を放った、という感じで言い捨てたのだが、結果、思いも寄らない応えが帰ってきた。
「実は、ぼくもなんですよ」
藪蛇ぃ!m9(^Д^)


帰国後、やはり『隠蔽』することはできないと腹を括った享。
早速自分の上司に、自分が見てきた事実を話したのですが――
「殺しというならまだしも、事故となれば少なくとも俺たちの仕事じゃない」
「じゃあ、誰の仕事なんですか!」
もう病死として話が進んでるからどうでもええやん?


いきなり躓いた享のところに、『おかしな奴』こと杉下右京が現れ・・・・・・
「でも、それってあなたの仕事ですか?」
「ならば誰の仕事だというんですか?」
信念を持つ人間はどこまでも青いのかもしれない


特命係の存在すら知らなかった享。
やさしい上司や先輩がレクチャーしてくれたよ!
「陸の孤島の住人だって、係長言ってた」
「やめな、そんな人とつき合うの。せっかく刑事になれたんだから」
 悦子が忠告すると、享は不機嫌そうに応じた。
「別に付き合っちゃいねえよ」
ところがぎっちょん


「ええええ! えー」
などと振り回されている間に・・・・・・


「きみの名札です。ここに引っかけてください」
こうなったのでしたm9(^Д^)





第二話「オークション」

「どうしました?」
 ヘッドフォンを外した右京に、享が訴える。
「俺、ここに来てからなんにもしてないんですけど」
「やはり若いと暇を持て余しますか」
配属から数日たっても仕事ゼロ裏山
ああ、甲斐享ことカイトは資格の勉強でもしたらいいんじゃないかな


右京さんがまた呼び出しくらったよー
「おまえの魂胆はわかっている。警察庁次長の息子を人質にしておけば、おまえがまた何かしでかしても、特命係の処分は甘くせざるを得ないという姑息な計算だろう」
 右京はハッとした顔をし、やがてにんまり笑った。
「そのようなことは露ほども考えていなかったのですが、言われてみれば、確かに。なるほど、なるほど・・・・・・」
汚いなさすが杉下右京きたない


暇すぎるところに元上司から仕事を回されたカイト。
ただの落とし物騒ぎで、簡単なアドバイスをしておしまいのはずが、
関係者の殺人事件へと発展して・・・・・・
「おい、警察庁次長っていったら警察組織のナンバー2だぞ。その息子の機嫌を下手に損ねたら・・・・・・」
 三浦が妙に怯えた声を出した。
「いや、こういうのは最初が肝心だ。ガツンとやってやる」
キャー伊丹サーン


「ガツンとやられてますね」
m9(^Д^)


サブタイトル通り、事件の鍵はオークション!
「助かったな。招待状なしじゃ入れないからな」
 隣に座っている笛吹悦子に、享が囁いた。
「先輩CAに会員の人紹介してもらって、苦労したわよ」
仕事の方までサポートしてくれる彼女とか・・・・・・
特命係の呪いまだー?


「おや。きみも同じことを考えていると思ったのですが?」
頭は悪くないし度胸もあるけどバカ正直な感じかな!


「案外、杉下警部と彼には似たところがあるのかもしれませんな」
右京さんの下で狡猾さを身につけるとよろし





第三話「ゴールデンボーイ」

 享は自分の不明を恥じて壁にごつんと頭を打ち付けた。
「ごめんなさい」
『ミス』とするにはまぁちょっと気の毒なところ。
ドン、マイ!


「おや、きみも気づいてましたか」
「一応、警察官ですから」
ドヤァ


「確かに彼らのしたことは罰せられるべきです。しかし、罰するのはあなたではありませんよ!」
だったら誰の仕事なんですかって事態はなくもなくもなくなく・・・・・・


「覚えておきたいんです。何も出来なかったこと」
(´・ω・`)





第四話「バーター」

「しかし、今は不本意ながら特命係にいる」
 上司のジャブに、享はすかさず‶いけず〟な反応を示した。
「あー、不本意だって伝わっちゃいました? まあ、勤務中に朝から携帯いじってれば伝わっちゃいますよね」
上司もヘッドフォンでクラシック聞きながら指揮者の真似事だし問題無い


 享が右京に訊ねる。
「そんな仕事ないですよね」
「ありますよ」
カイト仕事しろくらぁ!


「おや。やはり監察官は内情をよくご存じのようで」
「あなたって人は!」
大河内さんは胃薬も常備せにゃならん


「この程度のことは警察官採用試験を受けた者ならすぐ出来ます」
「そうですか。根に持つタイプですか?」
「いえ、上司の嫌みをバネにするタイプです」
変人相手にカイト頑張ってるなー


「官僚も年金をもらうまで仕事が必要なのは民間と一緒だ」
「ならば、早期退職などせず、民間と同じく定年まで勤め上げれば済む話です」
仕事できないけど年下の上司に使われるのヤダヤダだよねー(´・ω・)(・ω・`)ネー
上司側も年上の部下が使い辛いなんてのはただの怠慢よねー(´・ω・)(・ω・`)ネー





第五話「ID」

「行きますよ」
「言ってくださいよ!」
神戸よりはマシな扱いだよ
というか何度も置いてけぼりくらう神戸ェ・・・・・・


「なんでしょう? しかし俺たち、こんなことやってていいんですかね?」
「いいんじゃありませんか? ちょっと面白くなってきましたしね」
「まあ、俺たち特命係ですしね」
何らかの事件につながるから許されてるけど、
いつ特命係(ゼイキンドロボウ)といわれるかヒヤヒヤですお


「ちゃんと、こっちの訊いてることに答えろよ!」
 伊丹は通話口を塞いで毒づいた。
 ――その事件に滝浪正輝が関わっているのですか? 伊丹さん、質問に答えてください。
相手の要求はスルーして自分の要求だけを通す。
ゴルゴや右京さんを真似ればディベートで最強になれるよ!





第六話「交番巡査・甲斐享」

「ん? なんだおまえ、刑事課にこだわってるのか? いまどき珍しい奴だね」
「何が珍しいんですか?」
今時(?)の刑事事情。
『不規則』にやってくれないと困るもんなー
‶指名手配中の男が!?わかりました!
今日はもう定時なので明日、あっ今日金曜だ、月曜に調べます!〟


「このままでは埒が明かないようですねえ・・・・・・行きますよ」
勝ったな(フライング)


「きみには受け入れがたいかもしれません。しかし、残念ながらそれが真相です」
(´・ω・`)


「馬鹿。ちょっと、放せ!」
痴漢で逮捕するね:D







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