マイクロソフト元社長が緊急提言!帯より。
「社内公用語化」
「小学校での義務化」
「TOEIC絶対視」・・・・・・
ちょっと待った!
英語ができても、バカはバカ。
会社にウッカリ置き忘れたら、えらい事になりそうやわぁ・・・。
はじめにhmhm。
ご存知の方も多いと思うが、私は以前マイクロソフト日本法人の取締役を務めていた。入社した当時は、外資系の企業自体、日本ではまだ珍しかった時代である。さぞかし英語が堪能だったのだろうと思われるかもしれないが、実は、英語はほとんど話せなかった。マイクロソフトに入り、シアトルに出張するようになってから覚えたのである。
そんでスピードラーニング的なモノの紹介が始まる訳ですね、わかりm
普通ならここで「そんな私もこれで英語を話せるようになった」と英語教材を紹介する流れになるが、そのような意図はまったくない。逆に自分の体験から、英語を勉強するのは無意味だと伝えたいのである。むむむ・・・!
『英語を勉強するのは無意味だと伝えたいのである。』(ドーン)
今日本人に必要なのは、日本という母国を深く知り、自分なりの考えをしっかりと持ち、日本語でしっかり伝えられる"日本人力"である。『日本人力』=「にほんじんちから」ですね、わかります。
本当はそういう人間こそ、海外で通用するグローバルなビジネスマンなのである。
第1章 本当に英語は必要なのかファーストストライクからショックをトライしていくスタイル。
頭の悪い人ほど英語を勉強する
この本の構成、イエスだね!
おそらく、学生時代は英語が得意だった人も大勢いるだろう。ところが社会人になったとたん、その英語はまったく役に立たないことに気がつく。それ以前に、社会人にならなくても、海外旅行に行けば学校で教わった英語は何の役にもたたないことぐらい分かる。英語を使う仕事をしてない俺は実際の場で役に立つかを語れないけど、ショックやわぁ。
「I like tuna.」が役に立たないだなんて・・・!
・・・言わせんな、察しろ。
国語や数学など自分の頭で考えて結論を出す教科は得意であっても、暗記は苦手で英語の成績が悪い人もいる。逆に、英語は飛びぬけてできるのに、ほかの科目は今ひとつの人もいる。いわば、英語は普通の科目ではいい成績を取れない人のための救済科目になっている可能性がある。得意科目を聞かれて「英語」と答える人は、自分は物覚えがいいだけのバカだと公言しているのだと自覚したほうがいいかもしれない。「キュウサイ・・・・・・?」
「キュウサイ・・・・・・何?」
「キュウサイカモク・・・・・・って」「何?」
「あると助かる」「ってこと?」
「キュウサイカモク・・・・・・・・・って」「あると助かるってこと?」
とある日本人は
「はぁ・・・」「はっ」
「勝手なこと」「言いやがって・・・・・・・・・」
懸命に 闘っていた
「勝手だよ・・・・・・!!!」「畜生・・・・・・ッ」
be動詞すら怪しい 自分自身と・・・・・・
単行本確認したら意外と長かった。
「暗記が得意」な奴は、不意打ち大好きで疑い深いくせに現状認識はお気楽な野郎に違いない。
アンキだけに。(どやぁ)
こう書くと、「社会だって年号や何とかの乱を暗記するだけではないか」と反論する人もいるだろう。だから日本の社会の授業はつまらないのである。本来、歴史とは現在に至るまでのストーリーであり、起きたことの因果関係や関連性を学ぶものである。年号や事象を暗記するのは二の次である。それでも、歴史のストーリーの面白さに気づいたら、大人になってからでものめり込むし、研究するだろう。ふーむ・・・
対して、英語はどこまでいっても暗記するしかない科目である。大人になって英会話スクールに通うとしても、やはり会話の内容は暗記するしかない。英語を学んだからといって、欧米の文化や歴史に詳しくなるわけではないのである。だから英語は本当の意味での学問ではないといえる。
社会は教え方が悪い、でも英語はどうやっても暗記科目で『本当の意味での学問ではない』。
前半は賛成だが後半は・・・うーん?
日本語を学んだ外国人の「日本語ノ繊細ナ表現ニハ日本ノ文化ヤ歴史ヲ感ジマス」なんてコメントをテレビで見るけど、これも学問ではないんだろうか?言語も教え方の問題じゃねぇ?
創造力のない人ほど英語を勉強する第二撃も破壊力を優先していくスタイル。
このセンス・・・嫌いじゃないぜ・・・!
英語だけを勉強するのは、意味も分からずにお経を覚えるのと変わりはない。そういう仏教もあるよね。
仏教では仏陀の教えを理解するから救われるわけで、教えを理解せずに念仏を唱えるだけで救われれば苦労はないだろう。
・・・待てよ、「唱えるだけで救われます」って教え通りなわけだから当てはまらないか。
分かりもしないお経を覚えるのは、『忠誠心を試されているからである』。
それなら英語は何に対する『忠誠心』なのか・・・?
それは社会であり、企業であり、学校である。TOEICは英語力ではなく忍耐力のテストということっスなぁ・・・。
一見、無意味で単調な作業を、いかに黙々と続けられるか。英単語や英文を暗記するのも、仕事でルーティンワークをこなすのも、根本的には同じである。求められるのはいかに効率よく、早く暗記をこなすか、作業をこなすかという能力になる。何かを生み出すクリエイティブな作業ではないのである。
単調な作業を黙ってこなすのは、組織の命令に対して服従的であり、盲目的な人である。組織にとっては何も文句を言わずに勉強する人も、仕事をする人も、隷属しているありがたい存在である。
TatOEInoChiを捨ててでもボクは会社に貢献しまっしゅ!といったところか。
・・・ごめん、これはあまりにも酷い。
今までの企業は歯車となる社員を求めていたのでそれでもいいが、これからの時代はサバイバルできる能力を持っていないと組織では生き残っていけない。創造力や瞬発力に長け、人の意見に惑わされない自立した人でないと、どこの組織でも通用しないだろう。今後も景気は悪化の一途をたどるだろうし、そうなれば倒産する企業やリストラを断行する企業は増えていく。おい、やめろ・・・やめてくださいしんでしまいます
会社から放り出されたとき、英語しか勝負できるものがなかったら、転職先を見つけるのは難しいだろう。
瞬発力が無いから書くのが遅いのだよ!
英語の必要性を煽るのは、『英語しか勝負できるものがなかった』人々なのかもしれないネ。
いや、サバイバルするために英語を勉強するのだと、反論する人もいると思う。この本を学生が読んだら英語教師は困ったことになりそうだなぁ。
だが、企業とは勝手なもので、今は英語で騒いでいても、あと5年もすればガラリと方向転換するだろう。団塊の世代がごっそり退職すれば、会社は人材が足りなくなる。すると経営者は「英語なんてできなくていい。仕事をしながら覚えろ」と言い出すのは目に見えている。その時点になってから慌てても、もはや手遅れである。
だから、企業や学校のいいなりになってまじめに英語を勉強する必要はない。むしろ、今必要とされていない国際会計や国際法でも学んだほうが、必ず役に立つときが来るだろう。
「他のことを学ぶ方が役に立つ」という主張を崩せないのはダメな教師。
ダメ教師・・・駄目教師・・・駄教師・・・妥協屍・・・くさったしたい・・・
うむ、これからダメな教師はスミスと呼ぼう。
語学に「備え」は通用しない日本人は海外旅行も備えあれば憂いなしな人種である、という流れからの~
英会話も、その延長上で学ぶ人も多いだろう。毎年海外旅行に行くのだとしても、ゴールデンウィーク、お盆休みと正月休みをあわせても年間3週間にも満たない。冷静に考えるとごもっとも過ぎて吹いた。
その3週間のために英語を学ぶ。年間52週のうち、49週間は使わない英語を学ぶのだから、準備しすぎである。
免許とかマイカーみたいなもんだね。ほとんど乗らないならタクシーとかレンタカーでいい。
英語はペットボトルの水とは違い、備えにはならない。いつか来る大震災のためにペットボトルの水を買い置きしておくのは確かに役に立つが、英語はいつか話すであろうときのために習っておいても、ずっと覚えてはおけない。普段使わない語学は、使わないとあっという間に忘れてしまうのである。1年習ったぐらいでは備えにならず、常に学び続けておかなければならない。うーん、なるほどなぁ・・・
語学だけを継続して5年10年も学び続ける人などいないだろう。もしいたとしたら、よほど暇でお金が余っている人である。普通のビジネスマンは忙しいから1年間通い続けるのが精一杯だと思う。1年間でペラペラになったつもりであっても、半年も使わなければ完全に忘れてしまう。
「昔覚えたけど忘れた」なんて、まさにペラペラっスな。ペーパードライバー的な意味で。
「英語ができない日本人」というデータに騙されるなTOEICはビジネスマン用で、TOEFLは英語圏に留学する学生用。
さて、日本の英語力は世界的に劣っていると問題視されるとき、必ずといっていいほど持ちだされるのが、TOEFLのデータである。
『両方ともアメリカのETSという組織が開発したテスト』。
きっと彼らはEigoのTenSaiに違いない。
で、日本人はそれの点数が低い。2008年度はアジア30カ国中27位だったらしい。
だけど、気にしなくていいってさ。
しかし、アジア1位のシンガポールと3位のマレーシア、9位の香港はもともとイギリスの植民地だったのだから、英語ができて当然である。韓国は朝鮮戦争のときにアメリカと共に戦い、中国は清の時代にイギリスとフランスに半植民地化された歴史がある。アジアでは日本だけが欧米の植民地化、つまり英語の洗礼を受けていないのである。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は毎週日曜日午後8時より放送中!
いやーでも日本より上の26カ国、全部植民地だったなんてこたーないでしょうよ・・・
アジアの中には日本以外にも欧米に植民地化されていない国もあるではないか、という反論もあるだろう。たとえばブータンは日本よりもTOEFLのランクは上である。ブータン・・・?
ああ、幸せの国か。確か国王が笑百科に出てるよねってやかましいわ!
ブータンは学校ではすべての授業を英語で受けることになっており、国民全員が英語を話せる。なぜ、そこまで英語が浸透しているのか。それは観光業を国の主な収入源としているからである。観光で生活していくために母国語より英語を優先しているのであり、「国民全員が英語を話せるからレベルが高い」などと表面的なとらえ方をしては本質的な部分を見落としてしまう。母国語より外国語を優先しないと生き残れない国が、果たして幸運なのだろうか。「国民全員が英語を使いこなせる程余裕がある」のではなく、「国民全員が英語を使いこなせないと生き残れない」か。それって実質英語圏の植民地じゃねぇ?
幸せの国の実態は、「知らないから幸せ」というだけに過ぎないのか・・・。
自国の産業を持ち、国民がみな一定の生活レベルを保っている日本では、海外に飛び出さなくても自国で幸せに生きていける。英語ができないのは、幸福な国の証でもあるのではないだろうか。その割には海外に飛び出すよう若者を煽る本が少なくないのはなんなのか。
若者が国内に留まることで困るのは・・・あれ、宅配便がきたのk
1割の人は英語を勉強せよ接客業と研究職。
さて、ここまで英語は必要ではないと説いてきた。それは9割の大多数の人に対してムダに時間を使うなと言いたいのであり、1割の人にとってはきちんと学ぶべき言語であることには変わりはない。
外資系企業に勤務するビジネスマンのほか、ホテルの従業員、デパートの店員、外国人観光客向けの店の店員は英語を話せるほうが断然有利である。研究者や医者も英語ができないと海外の論文を読みこなせないだろう。
どっちも適性が無いから俺は要らないな、英語。アディオス!
で、1割の人になってしまったアナタ!
英語だけではダメですってよ!
英語と同様に覚えておかなければならないのは、歴史や文化である。Q.どうして鳥居は赤いの?
外国人といると、「なぜ鳥居は赤いのか」「神社とお寺の違いは?」など、日本人であっても答えられないような質問を頻繁に投げかけられる。たとえつたない英語でも、その場で説明できれば尊敬されるだろうが、「I don't know.」を連発していたら「自分の国の文化を何も知らないのか」と呆れられてしまう。
英語以上に、自国の歴史や文化を知っているほうが重要なのである。知っていれば、英語ができなくても日本語とボディランゲージで何とか伝えられるが、知識がないと何も伝えられない。自分の国で商売しようとしているのに、自国の文化や歴史の知識がまったくないほうが問題なのである。
A.元は緑だったが目立つように赤くした
(赤くしたら神様も人も通る数が3倍になりました)
Q.神社とお寺は何が違うの?
A.神社は「人の志」で稼ぎ、お寺は「人の死」で稼ぐ
正しい答えはウェブで!
知りません 分かりませんし 存じません
何の役にも 立ちゃーしません
こういう「せんばかり」の奴(ボクを含む)を、「セン無い奴」と言います。
6章まであるのに1章だけで6000文字を超えた・・・これは1回では無理っスな!
せめて章題だけでも書いておこう。
『第2章 英語を社内公用語にしてはいけない』
『第3章 本当の「学問」をしよう』
『第4章 日本の英語教育は日本人をダメにする』
『第5章 英会話を習うより、本を読め!』
『第6章 それでも英語を勉強したい人へ~成毛流英語学習法』
読者が思い浮かべるであろう反論は、キッチリ潰していく。
この本の構成、イエスだね!(2回目)
世の流れとか常識とか、そういうのを疑っていく本は読んでて楽しいと改めて思った。
そうだ、読書は楽しいンだよ!
でも時間が足りない・・・
地球の平和を守って、エキスパートリーグを制覇して、壁の中の人類の行く末を見届けないといけないからさ・・・イヤーイソガシイナー。
だから明日は「その助けになりそうな本」にしようそうしよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます