今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

働くことがイヤな人のための本 中島義道 2010年2月1日 日本経済新聞出版社

2015-10-20 06:49:53 | 仕事
つまらない人生で終わりたくない! 自分が本当にしたい仕事に就きたい!・・・・・・とはいえ世の中、面白い仕事なんてそうないし、そもそも人生なんて理不尽なもの。では、どうしたら意欲を持つことができるのか。仕事に生きがいを見いだせない4人との会話を通して、生きる意味に迫る。哲学的人生論のベストセラー。
裏表紙より。
働きたくないでござる!!!
絶対に働きたくないでござる!!!

※働いてまス。
元の本は2001年2月。



文庫化にあたって  働くことがイヤな君へ

 働くことがイヤな人はたくさんいるであろう。しかし、私が本書のテーマにしているのは、そのうちの一握りの人なのかもしれない。斎藤美奈子さんが、ある書評で、『賃労働者として働くことがイヤな人のための本』というタイトルにしたほうがいいと評していたが、当たっているかもしれない。もっと正確に言うと、会社や役所をはじめ、いわゆる「勤め人」として働くことがイヤな人のための本である。そして、言語や音楽や絵画や芝居や服飾・・・・・・などによって、自分を表現したいという欲望を持っている人のための本である。
だそうですよ。



はじめに  あとわずかの命

 さようなら。またいつか、どこかでお会いしましょう。
『はじめに』で別れの挨拶をされるとは思わなかったな(゜д゜)



1 一生寝ているわけにはいかない

 多くの人はそう思いたくないばかりに、つい「成功した人はみんな大変な努力を重ねたのだ」と言ってしまうが、これは違う。これは、「ありとあらゆる世の中の理不尽を消してしまいたい」という願望から出た怠惰な言葉なのだ。
ズドォォォン。
『怠惰』と言い切るか。



2 「命を懸ける仕事」はめったに与えられない

 世の中とはまことに不合理なことに、成功者のみが発言する機会を与えられている。成功者の発言は成功物語である。途中いかに苦労しても、いかに理不尽な目にあっても、最終的に成功すれば発言のチャンスは回ってくる。
 彼らが自分の成功物語を個人的な体験として語るだけなら、まだ無害である。しかし、彼らのうち少なからぬ者は、成功の秘訣を普遍化して語ろうとする。「こうすれば成功できる」という一般論を語ろうとする。じつはたいそうな天分とそれ以上に不思議なほどの偶然に左右されてきたのに、誰でも同じように動けば必然的に成功が待っているはずだと期待させる。それが実現できない者は怠惰なのであり、努力が足りないのであり、適性を誤っているのだと力説する。これは大嘘である。
『成功者』が10年後にどうなっているかもわからないしねー。
こういうのとか→千円札は拾うな。
(ただし再起しつつある模様)
親戚が勤めていた会社の社長が豪邸紹介か何かでテレビに出たんだけど、
その数年後には会社が潰れていたなんてこともあったなぁ・・・・・・。

丸パクリじゃなくて、「そういうのもあるのか」という
選択肢の1つに留めておくのが無難というか。




 私の持論なのだが、自分の仕事にプライドをもっているなら、けっして「二流でいい」と自分にささやいてはならないように思う。「仲間に負けてもなんともない」と言ってはならないと思う。タコ焼き屋でも、ラーメン屋でもいい。仲間に負けてもなんともないのだったら、それは厳密には仕事ではなく趣味だ。
 そして、残酷なことに、いかに努力しようとほとんどの人はその限られた微小な分野でさえ一番にはなれない。仕事に挑むかぎり負けるのだ。負けつづけるのだ。私はこうした生き方こそ、真摯な充実した人生なのだと思う。何かに賭けた者を襲うその苦しさこそ、あえて言えば仕事の醍醐味だと思う。
最近感じる気持ち悪さはこの辺にあるのかもしれない。
「目指せ甲子園!」て横断幕掲げてスマホゲーやってるくらいの違和感。
気分的にはあれだ、
「私は・・・・・・敗者になりたい・・・・・・!」
戦う気が実は無いんじゃないのって気がしてならない。





ヒッキー(精神的、潜在的ヒッキーを含む)向けの本。
気分が明るくなる本とは言えないかなー。
タイトルに釣られるのは落ち込んでる感じの人だろうから尚更。
テッツガクゥの袋小路に陥りかねない
つまり「逃げろこのエリアは危険だ」である。

・・・・・・相当評価分かれるよ、これ。
俺は嫌いじゃないけど、読みながらマリーダさんに救いを求めているのもまた事実。
「それでもと言い続けろ」



久しぶりにUC読むかな。
でもハイブリ4コマの「ヤツ」は万死に値する!


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