世界最大のネットゲーム「The World」で、弟の文和を救うため戦い続ける重剣士ブラックローズこと晶良。彼女の前に現れた「黄昏の碑文」という手がかりは、彼女と双剣使いカイトを新たなる壁へと導く言葉だった。深まっていく「The World」の謎――困惑するブラックローズに現実の世界で更なる事件が降りかかる! 現実にまで侵食する謎に、ブラックローズは打ち勝つことができるのか!大型ノベライズ第2弾が登場!裏表紙より。
「引っかかりましたね!」(声:四不像)
「年内に全4巻書く」という「近いうちに書くけどすぐではない」、
と思わせておいてからの連続投降!
外すつもりで投げて(ry
File“DD”文和のパソコンでパスワードを探していた晶良は、『DD』という謎のファイルを発見する。
〝The World″のアカウント使用料をWebマネーで支払おうとして、私はある事に気付いた。
――一体、文和はいつから使用料を支払ってないんだろう?
ネットゲームの登録料を三ヵ月滞納すると、そのキャラは削除されてしまうらしい。文和が戻る前に、PCが削除されてしまうのはいやだ。絶対に。
『レベル上げだけじゃなくて、こういう楽しみ方もあるんだな。話すだけ・・・とか。せっかくのネットゲームなんだし、もっと人と知り合おう!』俺がPTに入らないことで
∧_∧ ̄||ヽ、
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(__ つ三_ |
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俺の代わりに
誰か一人、PTに入れる
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俺はそういうことに
幸せを感じるんだ
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「・・・・・・ヘコんでるヒマなんかないよね。まだまだ、これからだ!」晶良はようやくのぼりはじめたばかりだからな
自分の気持ちを確かめたくて――私は、そう、声に出して言ってみた。
このはてしなく遠いThe World坂をよ・・・🍊
Scattered epitaphシステム管理者・リョースに協力する(させられる)ことになったブラックローズたち。
「うわ!? もしかして・・・・・・」
カイトがNPCを指さしながら、口を開いた。
「そうだ、リョースだ。今から指示を伝える。当面はΛサーバーのウィルス汚染進行度を調べてもらう。プロテクトエリアの調査を優先しろ」
ま、管理者じゃないと知り得ない情報もあるはずだし、
今は指示を聞いてやろうじゃあーりませんか・・・・・・
「晶良、こんな時間までゲーム?」
「えっと・・・」
「文和の事もあるんだし、しばらく止めなさい」
「遊んでる場合じゃないでしょう? 止めなさい」遊びでやってんじゃないんだよ!
遊んでるんじゃない。端からはゲームしてるだけにしか見えなくても、遊びじゃないんだよ、これは・・・。私は止める訳にはいかない。止めるなんて選択肢は、私には――ない。
「報告は了解した。追加調査は我々がやる。次の指示は追って伝える」リョースは当然、ブラックローズとカイトの「中の人」の情報を知ってるんだよねぇ。
そう言うと、また人の返事を待たずに転送してしまった。
カイトは肩をすくめて、私の方を向く。
「なんなのよ、一体!」
中高生と対等に接するなんてできる訳がない、石頭だから。
彼ら存在するのには、意味があり・・・理由がある。それを出来損ないと言い切ったリョースを、私は認めない。協力は出来ない。偶然出会った、この世界の鍵を握る『黄昏の碑文』に関わる『放浪AI』。
私は、いつか機会さえあれば、リョースに反旗を翻すであろう自分を予感していた。
『出来損ない』と一蹴したリョースの態度は流石の石頭。
My willカイトの答えはー
私は、自分に嘘をつきたくない。
――ただリョースの指示に従うだけでいいんだろうか? いいわけがない。自分の中で、すでに答えは出ている。
でも・・・・・・腕輪所持者のカイトは、この状況をどう思っているんだろう? 知りたかったから、メールをした。
『でも今は従おう』教科書通りの「女性の思考」で吹いた。
理屈では判ってても、気持ちは拒否反応しか起こさない。頭では判っても、心がそれについていけない。リョースと繋がっていれば、一般ユーザーが触れることのできない、システム側からの情報をもらえる。でも、私はリョースがイヤだ。私はリョースと繋がっていたくない。
要するに「リョース、マジキモいんだけどー」ってことです、はい。
「『むしゃくしゃ』しちゃう・・・・・・だって、女の子だもん」なんつって。
晶良だってごく普通の高1女子だから仕方ない。
むしろカイト(中二)が耐性高すぎではある。
「ブラックローズ」としての問題もあれば、「晶良」としての問題もあり・・・・・・
「誰が悪いんだろう・・・」少なくとも晶良は悪くないはずなんだけどねー・・・・・・
なかなか上手くいかないもんです。
Its name is“KYVIA”「言わされている」風の方がモエモエだよねって何の話だよ!
「あたしは暇つぶしで、アイテム集めにモエモエだけどねー(^^) 目指せ、コンプリート! なんてーっ」
――モエモエなんて言葉・・・恥ずかしげもなく言えるミストラルって、一体いくつよ!?
『これがないと落ち着かないんだよねぇ』速水家の「家族」のちょっとイイ話。
こんなありがちなイイ話に俺様が(´;ω;`)ブワッ
Fellowカイト(=プレイヤー)の「仲間」と「仲間」の繋がり。
「へ?」
意外な差出人に、思わず声が出た。
カイト抜きの繋がりもそりゃできるよね・・・・・・ハッとした。
「やっと、笑ったぁ(>_実はお姉さん属性だと・・・・・・?
いや、「お姉ちゃん」かな。
日が暮れるのが早くなったせいで、練習時間が短い。名取先輩gj。
今までのことを水に流してもらえる可能性をやろう。
低レベルのプレイヤーの救援を頼まれたブラックローズ。
助けた相手は偶然にも・・・・・・
「また・・・会えますよね?」カズにバクドーン!!
「・・・・・・もちろん!」
独自に調査を進め始めたブラックローズとカイト。
2人のことを面白く思わないのは勿論・・・・・・
差出人は、リョース。「待機命令」というタイトルからして、見たくはなかったけど、とりあえず、開く。m9(^Д^)プギャーwwwwww
――・・・君らの活躍により、我々の仕事が大幅に増えてしまった。これ以上仕事を増やされてはたまらない。しばらくは待機だ。何があっても、絶対に動くな。じっとしてろ
私はそのメールを迷わず削除した。
中高生相手に『君らの活躍』なんて皮肉を込めるあたりがまたwww
He showed us the way今はむしろ「w」より煽りに思われる可能性があります(笑)
「(笑)」
カイトがよく使う記号化された笑い。最初は、変なの、と思ったけれど、すっかりなじんでしまった。律儀なカイトらしいな、とも思う。
「諦め悪いんだ、俺。それじゃ、電話ありがと」このストーカーめ!
そういって、萩谷先輩は電話を切ってしまった。
・・・・・・一連の流れの功績により今回は不問とする。
今後は被害者に一切近寄らないように!以上!
名取といい萩谷といい・・・・・・テコ入れなの?
まったく!そういうあざとい手に俺様がベアー
ゲームでいうと、ちょうどVol.2終了まで。
戦闘描写が少し残念気味か・・・・・・原作が「そーかい」とは言い難いから仕方ない。
1巻と変わらず少女漫画っぽい、というかそのもの。
ブラックローズと晶良の戦いはまだまだ続く。続くったら続く。