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今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

スーパーロボット大戦A パーフェクトガイド 2001年10月30日 ソフトバンク パブリッシング

2016-03-21 04:57:05 | テイルズ
A
すべて
ここに!
表紙より。
小隊考えるのメンドクセェ・・・・・・ので、古いのを買ってみたのね?
そしたら・・・・・・ね?



隠しパラメータ「信頼度」

今回パイロットには信頼度というものが追加された。これは戦闘をより有利に、より奥深くしてくれる、このスパロボAのキーとなるパラメータなのだ。スパロボ経験者もここは必読だ!
もっとメンドクセェシステムがあったというね/(^o^)\
最終的にダメージが2割以上増減するんじゃ無視するのも・・・・・・
メンドクセェな!




仲間と強化パーツどっちを取る?

 仲間にしても無駄にベンチを暖めていたり格納庫の片隅に埋もれていくぐらいなら、ぜひとも倒して強化パーツを奪ってしまおう。
少なくない数の隠しキャラ・ユニットがある作品だけど、この扱い。
でも実際わざわざフラグ管理して手に入れても、使わないのっているよね。
弱すぎるのも強すぎるのも。





ちょっとやばい系テクニック

精神ポイントを増殖する
これはひどい
まぁ手順がメンドイからやらんけど(´・ω・)



システム解説、シナリオ攻略、データ・・・・・・必要なものはバッチリ。
ルート分岐時の情報をまとめた『分岐チェック』も地味に嬉しい。
某大丈夫じゃない攻略本の評判が悪過ぎたものでね?


良い感じの攻略本を手に入れたことだし、さぁ張り切って・・・・・・、
戦闘アニメを飛ばせないのがこんなに苦痛だったとは・・・・・・ガクッ

テイルズ オブ リバース 第二話 偽りの再誕㊤ 矢島さら 2005年8月11日 エンターブレイン(3回目)

2016-03-19 08:53:39 | テイルズ
3回目ー。 →1回目2回目


○第三章まであらすじ
ティトレイは
『聖獣の力』を 手に入れた!



第四章

 ツルベナ荒野にほど近いピピスタの村――厳しい自然環境のせいで、ガジュマしか住んでいない――に行ってみたらどうかといいだしたのは、ヒルダだった。
求)『眠れる翼』の情報 AC300k計算可


「なんか・・・・・・こんな暑いのに村の人の態度は冷たい気がするんですけど?」
むむぅ、やはり『思念』の影響か・・・・・・。


何か情報は無いものかと村を歩いていると、宿屋で何やら騒ぎが。
怒れる村人に拘束されていたのは、バルカで会った考古学者メガネ・ハック。
「・・・・・・我らが部族の聖なる場所を荒らしたんだ」
「違うよ! だからさっきから何度も誤解だっていってるじゃないか! 僕は悪いことはなにもしてないって・・・・・・!」
うむうむ、やらかしたヤツは皆そう言うんだ。逮捕!


村の酋長・ドバルに事情を聞いてみよう。
「太古の昔より、和が部族が大切に守り続けている『聖壇』と呼ばれるものがある。あろうことか、あのヒューマめは部屋に忍び込み、火を放ち、『聖壇』を傷つけようとしたのだ!」
不法侵入に加え放火とは・・・・・・有罪(ギルティ)!


「僕は悪いことはしていない! ウソだったらバルカまで泳いで帰ったっていいよ!」
不法侵入と放火は事実なんだよね?
海パン、持ってきた?


「そうまでして、ハックさんが調べたかったことって、なんなんですか?」
 アニーが質問する。
「・・・・・・『聖なる鳥』を甦らせようとしていたんだ」
ほっほう・・・・・・!
『眠れる翼』と関係ありそうな予感!


村で話を聞いて回ると、やはりそれらしい言い伝えがある模様。
『命の珠』を探すんだ!
「この村じゃ、サボテンもごちそうなんだよ! 水代わりにも、野菜代わりにもなって俺たちを助けてくれる。アカトゲサボテンは最高にうまいんだよ!」
俺たちのサボテンは最強なんだ!
ス「ある種のサボテンからは水が取れると聞いたな・・・・・・」
 「蛇口はどこだい?」


見事『聖なる鳥』を復活させたヴェイグたち。
解放されたハックの調査で、ツルベナ荒野に何かがあることを確信。
そして・・・・・・辿り着いた!
 ――・・・・・・本当に・・・・・・よくここまで来ましたね・・・・・・。
「あれ?」
 マオは首をかしげ、塔を見上げる。
「・・・・・・なんだか、ここ・・・・・・それにこの声も・・・・・・懐かしい感じがするんですけど・・・・・・」
『焔の塔』にて、試練、始まる。



 ――私たちはあなたと共に世界を見、あなたと共に世界を感じる。でも、あなたの心はあなたのもの。思うままに歩きなさい・・・・・・。
明かされる真実は・・・・・・



 ――お久しぶりですね、オルセルグ。
 ――答えは決めるものではありません。おのずと導き出されるまで、私はいつまでも待ちます。
「自分」が「誰」なのか、即答できますか?


「マオ、パワーアップ!! ・・・・・・の巻っ!!」
キタ――(゜∀゜)――!!
マオは
『聖獣の力』を 手に入れた!


「行ってきます」
新しい一歩(´;ω;`)ブワッ





第五章

「まずはハックを探すのが先だろう?」
『雲海にそびえし古の塔を目指せ』――
聖獣フェニアの言葉の意味がヴェイグたちにはわからなかったため、
メガネのハックに力を借りるつもりが、ハックはピピスタからラジルダに行ったらしい。
追いかけてラジルダに向かうと・・・・・・街は前よりさらに不穏な空気。
しかもガジュマたちはハックを探している模様。あのメガね、また何かやったな。

ガジュマのことは族長のフォグマに聞いてみよう。
「『闇の力』に触れてはならん。忌むべきものを、起こしてはならん。その禁を破ろうとする者があれば、止めるまでのこと。たとえ、命を奪ってもな」
あーあーあー・・・・・・


どうやらハックは、ヒューマの族長イーガたちと例の泉に向かったらしい!
駆けつけたヴェイグたちは、まずイーガとその手下を発見!
「おかしな闇が・・・・・・! 闇が湧きあがってきて、すっぽり包まれたのだ! こっちも自分の身を守るので精一杯だ。ケガ人を置いてくるのは仕方あるまいて」
 と、まくしたてた。
「まったく、あの男のせいでさんざんな目にあったわ・・・・・・。なにが『闇の力』だ。期待させるだけさせおってっ!」
 族長は捨て台詞を残すと、手下をつれて泉の底へ出て行った。
うわぁ・・・・・・『ひとでなし』っスわー。
一連の事件の黒幕よりよっぽどクズ。
唯一対抗できそうなのは、ワ・・・・・・おっと、まだ言えねぇなぁ!


とりあえずメガネを助けて、ラジルダに戻ると・・・・・・
「なんてこった。 街に入ったとたんに、ヒューマとガジュマの小競り合いに出くわすなんてよ。世も末だぜ」
『街じゅうでケンカ』・・・・・・やれやれだぜ
「おいヒューマ、ヒューマのくせに生意気だぞ」
「なんだと脳筋ガジュマめ、ガジュマ汁にしてくれるわ」
なんておふざけレベルではなく、流血沙汰にまで発展。


対峙する街中のヒューマたちとガジュマたち。
ヴェイグたちは説得を試みるも・・・・・・
「溝だと? ふん、ヒューマを根絶やしにしてしまえば、埋めるどころか溝そのものがなくなるわい!」
 それを聞いて、イーガも黙っていなかった。
「根絶やし!? それはこっちのセリフだ! やれるもんならやってみろっ!」
ダメだこいつら・・・・・・
そしてついに大乱闘スマッシュブラザーズ・・・・・・!
数の力の前に、ヴェイグたちは結局止められず。


そこへ現れたのは、我らがミキハウスト!
「ただ今をもって、この街をカレギア軍の管轄下に置く。すべてのヒューマとガジュマは、街の東西に分かれて暮らすものとする!」
とりあえず、この場は収束。


「カレギアは私が守る。誰にも手出しはさせない」
ふむ・・・・・・ふむ。


騒ぎが落ち着いたので、『雲海に』~の件をハックに訊ねると、
キョグエンてところにそれらしい言い伝えがあるとかないとか。
よし、キョグエンに向かおう・・・・・・お?
 宿屋を出たヴェイグは、いきなり足を止めた。
「サレ!!」
 いつからいたのだろう、サレが立っていた。
「やあ、キミたち。遅くなったけど、挨拶に来たよ」
「ハックの治療」「『雲海に』~の検討」「予備の薬類の用意」
ヴェイグたちが宿屋にいる間、ずっと外で待ってたのね?


「・・・・・・これまで僕は、ずっと人の心をバカにして生きてきた・・・・・・軽く遊んでやればいいと思っていた。でも、それは大きな間違いだった・・・・・・。キミたちとの戦いで、僕は心の大切さを学んだ。心の力ほど、強くて、大きくて、・・・・・・そして」
ヴェイグたちとの戦いで、キレイなサレになっ


 サレはニヤリとし、前髪をかきあげる。
「不愉快なものはないってね!」
まさにサレ!


・・・・・・そんな感じでこの巻は終わっとこう!

テイルズ オブ リバース 第二話 偽りの再誕㊤ 矢島さら 2005年8月11日 エンターブレイン(2回目)

2016-03-13 06:48:30 | テイルズ
気がつけば10日以上空くから困る。→1回目


○ここまで(2章まで)のあらすじ
クレアを救ってめでたしめでたし・・・・・・のはずが、
各地でガジュマの態度がどうもおかしな雰囲気。
ユージーンも例外ではなく、1度は戦う羽目に。
全てはゲオルギアスが遺した思念の影響なのか?
ヴェイグたちは思念に対抗すべく、『聖者の力』を探し始めたのであります。



第三章

「紋章を見たのはここよ。でもこの旗、前に見たのとはちがうわ。似てるとは思うけど・・・・・・」
石碑の紋章と同じものをラジルダで見たはず――
しかし、その旗は街のヒューマとガジュマの関係悪化により処分された模様。



(みんなクレアが好き・・・・・・女王のわたくしは憎まれ、そしてあの人にも・・・・・・!)
(´・ω・)
アガーテはもっとネコネコしてた方が良かった気がする。
ユージーンみたいに「ガジュマ」って感じじゃないんだよな。
ヒルダと大して変わらないから、最初の動機に説得力が無い。



『ラジルダの旗』を探しているうちに、『闇の力』について話を聞いたヴェイグたち。
『闇の力』=探している『聖者の力』?

街の伝承なら、族長たちが詳しいかも・・・・・・
そこでガジュマの族長・フォグマと、ヒューマの族長・イーガから話を聞き出す。
まずフォグマの話。
「我らの祖先は、『闇の力』を沈めた泉の地図をヒューマと協力して作り、この地に残したそうだ。しかし、我が家は代々族長たるにもかかわらず、そのようなものを伝えておらぬ。あるいは我が祖先が災いを恐れ、その地図を処分したのかもしれぬが・・・・・・。ヒューマの手に渡っていなければよいと願うばかりだ」
(´・∀・`)ヘー
『闇の力』は『災い』だそうで。
そんで『地図』があったはずだけど今は無い、と。
最後にガジュマの素敵さを表した『ガジュマの旗』を貰ってさいなら~。


続いてイーガの話。
「ワシらのご先祖さまは『闇の力』を沈めた泉にカギをかけ、そのカギをふたつに分けてそれぞれの種族が守ることになったそうだ。だが、ヒューマの長たる我が家にはカギなど伝わっていない。もしかすると『闇の力』を忌むべきものと考えておるガジュマに奪われたのかもしれぬ・・・・・・」
(´・∀・`)ヘー
『闇の力』は『聖なるもの』だそうで。
そんで『カギ』があったはずだけど今は無い、と。
最後にヒューマの素敵さを表した『ヒューマの旗』を貰ってさいなら~。



さて、どうやら不思議な泉がポイントらしいものの、『地図』も『カギ』も無い。
手詰まり・・・・・・?
「ちょっと気になったんですけど・・・・・・この街には‶ふたつ〟のものがいくつもあるような・・・・・・。泉を封じた『カギ』はふたつに分けられたんですよね? でしたらそれをもとの‶ひとつ〟にすれば、見つかるのではないかと・・・・・・そんなことを思っただけなんですけど・・・・・・」
hmhm・・・・・・「クレア」、あったまイイ!


クレアの言葉をヒントに皆で検討した結果、例の『紋章』に辿り着く。
これこそ『ラジルダの旗』にして不思議な泉への『地図』!
同時に『カギ』の方も特定!皆、あったまイイ!


「えっ!? こ、これはな、西の大陸だけに咲くという、ティートレーイの花だ。うん」
ティトレイの活躍により、ついに不思議な泉の場所を特定!
・・・・・・なんでこれ街で噂になってないんだ?
子供が行き来できる距離にあるのに。
観光スポットになってもおかしくない景色だと思うけどなー。


問題の泉で『カギ』を使うと遺跡出現。
音声認証システムですねわかります。
 ――・・・・・・『闇の力』を求めし者たちよ。
 突然、何者かの声が低く響き渡る。
 ――『闇の力』を得てなにを望む?
ゲオルギアスの『思念』を浄化するんだお( ^ω^)


 ――ヒトの争いは、思念のもたらすものなのか。思念の前にヒトは争うことはなかったか。ヒトはいま、古と同じ過ちを繰り返さんとしている。あるいは、ふたつの種族の争いは続いていたのではあるまいか・・・・・・。相容れぬ間柄ならば、どちらかが滅ぶまで争えばよい。さすれば争いの種は消える。
ちょっ、おまっ、投げんなや(´・ω・`)
実際滅びたら、今度は出身地とか髪の色とか新しい「種族」ができるだろうけどね。
・・・・・・髪の色で階級が決まる世界で、
「髪が半分だけ色が違う男」と「銀髪の王女」が主役のWebマンガがあったはず・・・・・・
なんだけど、見つからぬぇー。閉鎖しちゃったのかな。


謎の声に対して、ティトレイが堂々と宣言。
「あんたが聖者で、『闇の力』が『聖者の力』なら、そいつでゲオルギアスの『思念』を消せばいい。そしたらすぐにわかることだぜ!」
 声の主は、ほんの束の間沈黙し、やがていった。
 ――・・・・・・ならば我の元に来るが良い。そして示せ。汝の、信じるものを・・・・・・。
「おうっ、やってやろうじゃねーか!! みんなっ、行こうぜっ!!」
やってやんよぉ( ・ω・)つ≡つ


「あれ・・・・・・?」
 目の前に見えるのは、通い慣れた製鉄工場だった。
「ここは・・・・・・ペトナジャンカ・・・・・・だよな?」
声の主の 幻術攻撃!
ティトレイは 混乱している!


「差別じゃないわ、区別よ。動物とヒトが違うように、ヒューマとガジュマにも住み分けが必要なの」
「やめてくれ!」
 ティトレイは叫んだ。
「みんな同じヒトじゃないかっ。やめてくれぇぇっ!!」
「差別」か「区別」か。線引きがなー。


幻術攻撃はエスカレートして、遂には・・・・・・
「・・・・・・そんな」
 目の前が真っ暗になる。ティトレイはがっくりと膝をついた。
・・・・・・声の主、絶対性格悪い!
きっと大地を崩落させるようなヤツだぜ!(中田譲治的な意味で)


(みんなが同じ種族なら・・・・・・こんな争いは起こらないっていうのか? いや、種族なんて考え方そのものをなくさなきゃいけないんだ・・・・・・! ヒューマもガジュマも同じ・・・・・・おれのいう同じってのは・・・・・・)
 ティトレイは頭を抱え、必死で考えた。
たとえ絶望を見せつけられたとしても!
????「考える。もっと考える。」


ヴェイグたち、いや、ティトレイたちは遺跡の奥に到達。
そして声の主、イーフォンと対峙。
 ――ティトレイよ。汝の考え、しかと聞かせてもらった。その言葉に偽りはないか。その言葉に、迷いはないか。
 と、低く響く声で問いかけた。
「ああ、偽りも迷いもない。ヒトはみんな‶同じ〟だ。気持ちってヤツがな!」
さすが主人公!・・・・・・あれっ?


答えを聞いたイーフォンは、「力量を試す」と剣を振るう!
ティトレイたち対聖獣イーフォン、ファイッ!
「おわあっ!」
 巨大な十字架が現れ、ティトレイはその身を貫かれた。
「仕方ないわね。私もやるわよ」
3ページの間、見てただけぇっ!?
この大事な時に、ヒルダ姐さん勘弁しt「シャイニングレイ!


「よっしゃあ、もらったぁっ!」
決まったぁぁぁぁぁぁ



 ――我が聖獣の力とフォルスは源を同じくするもの。汝の心が揺らげば力も揺らぎ、やがておまえ自身を呑み込むであろう・・・・・・。覚悟は、できているか。
「ああ。迷うくらいなら、はなからここにはいないぜ!」
 ――ならば我が力、受け取るがよい。
キタ――(゜∀゜)――!!
ティトレイは
『闇の力』を 手に入れた!
もっとも、闇属性の技は全く覚えないんだけど。
あ、土属性と水属性の技があるのは「樹」だからか!


 ――我は願う・・・・・・、ティトレイよ。その瞳になにを映そうとも、汝のまなざしがまっすぐに前を見つめ続けることを・・・・・・。理想を語ることなかれ、その身をもって理想となれ。
『理想を語ることなかれ、その身をもって理想となれ。』
何故か某知恵袋で他の聖獣のセリフにされてるけど、イーフォンですから!


「・・・・・・どうして・・・・・・あなたなの? どうして・・・・・・私じゃないの!?」
「な、なんだよ。なにをそんなにカリカリしてんだ・・・・・・?」
カルシウム不足だぜっ。


「・・・・・・聖獣の力が必要なのは・・・・・・私なのに!」
ヒルダ・・・・・・(´・ω・)



イーフォン曰く、『思念』の浄化には、全ての聖獣の力が必要らしい。
ヴェイグたちは次の聖獣を探し、ツルベナ荒野へ向かうのでありました・・・・・・
で、第三章終了。

聖獣の試練はアツいから・・・・・・試練がある章はそれだけで1回分かな!

テイルズ オブ リバース 第二話 偽りの再誕㊤ 矢島さら 2005年8月11日 エンターブレイン

2016-02-28 07:20:05 | テイルズ
ゴルドバの月が輝く時、アガーテ女王の行った儀式により『聖なる王』は甦ったが――それはヒューマを殲滅させようとする聖獣王ゲオルギアスの復活であった。なんとか倒すヴェイグたちだったが、アガーテは行方不明となり・・・・・・。
好評『テイルズ オブ リバース』ノベライズシリーズ、いよいよ第二話の登場です。
裏表紙より。
物語は第2部へ・・・・・・。




プロローグ

(ヴェイグ・・・・・・)
 クレアはハッと目を開けた。
(あ・・・・・・、私・・・・・・いったい・・・・・・!?)
 あわてて体を起こすと、そこが白い砂浜らしいことがわかった。
(。´・ω・)?
クレアはスールズに帰ったはずじゃあ・・・・・・?




第一章

 肩先まで毛布に包まれ、小さな寝息をたてていた少女の唇が微かに動いた。
「・・・・・・うう・・・・・・っ」
 ベッドの傍らに立ち、心配そうにクレア・ベネットを見下ろしていたヴェイグ・リュングベルは、ハッとなる。
「クレア!? 気がついたのか・・・・・・?」
起ーきた起きた!クレアが起きた!わぁーい!
・・・・・・さっきのは夢かな?

これでめでたしめでたし・・・・・・のはずが、スールズではある問題が起きていました。
「あんたたちみたいなろくでなしのヒューマに、使う権利なんてないんだよ!」
「ポプラおばさん!? どうして突然そんなことを・・・・・・!?」
 ヴェイグはびっくりしてスティーブの前に進み出た。が、ポプラはヴェイグを認めても、にこりともしない。
ヴェイグちゃんにピーチパイを差し入れてくれたポプラおばさんが、
村の集会所を占拠して全てのヒューマにえらく攻撃的。


「・・・・・・や、やめろ・・・・・・やめてくれ、おばさん・・・・・・」
(なんて力だ!)
 あまりの苦しさに、ヴェイグは力まかせにポプラから逃れようと身をよじった。が、彼女の両手の力が緩むことはない。
「うるさいんだよ!! ヒューマなんて、いなくなっちまえばいいんだ!」
『おばさん』だから40代~だろうけど、大剣を振るうヴェイグより腕力は上か・・・・・・
ヒューマとガジュマ、種族の差はなかなか大きい模様。
て、ヴェイグ死ぬぞ・・・・・・!?


「ヴェイグさんっ!」
(・・・・・・クレアか? いや、違う・・・・・・)
 ザアァッッ――――!
 次の瞬間、大量の水が頭上から降り注いだ。
このフォルスは・・・・・・アニーktkr。
ポプラおばさんが雨でひるんだ隙に、どうにか離脱したヴェイグでありました。


「わたし、ここに来るまで似たような光景を何度も見ました。現に、ガジュマの船に乗せてもらえなくて・・・・・・別の船を探したりしていて・・・・・・」
 ヒューマは船に乗せることができないといわれたのだと、アニーは説明した。
ポプラおばさんだけではなく、各地でガジュマに異変が・・・・・・?

さて、Youは何しにスールズへ?
「・・・・・・ガジュマであるあの人にも、異変が・・・・・・」
「あの人?」
 ヴェイグはハッとなる。
「ユージーンのことか? まさか、ユージーンもポプラおばさんのように?」
なんだってー?

ユージーンは、『うわごとのように』
ヴェイグやティトレイ、ヒルダを呼んでくれと言っていたらしい。
「お行きなさい、ヴェイグ。事情はよくわからないけど、あなたにとって、とても大切なことなんでしょう? 自分のためにあなたがそれをふいにしたと知ったら、きっとクレアは悲しむと思うから」
ラキヤやマルコに背中を押され、ヴェイグは仲間のために再び旅立ったのであります。



 突然、彼女は毛布をはねのけると、ベッドの上に起き上がった。
(城はどうなっているのかしら!? ジルバ・・・・・・。そして、あのかたも・・・・・・わたくしがいなくなって・・・・・・!?)
 ミルハウスト・セルカーク!
(。´・ω・)?
クレア・・・・・・?



「・・・・・・ヴェイグさんは、ガジュマやヒューマというヒトの見かたをしたことはないんですか?」
ヴェイグ曰く、『取るに足らないことだと思っていた』。

何かにつけ「日本人力士」云々言ってる角界はどうかと思う。
どれだけ頑張っても人種を持ち出すなら、最初から日本人だけにしとけ、な?



「お願い、ヴェイグ。一緒に連れて行ってください」
「そうですよ、ヴェイグさん?」
 ふたりの少女に見つめられ、ヴェイグは渋々といった感じで頷いた。
どういうわけかクレアがついてきちゃったー。
ま、氷漬けから助けてくれたのはマオ(とユージーン)だったし、
意識を失ったままのクレアをスールズまで運んでくれたのもユージーン。
ソリャーキニナルヨネー。


ヴェイグたちはティトレイを呼びにペトナジャンカへ。
「ユージーンがみんなを呼んでいる。あいつの身になにか起きたようなんだ。一緒に来てほしい」
「よっしゃ、出発だ!」
 間髪をいれずに、ティトレイは腕を突き上げた。
ティトレイは極端にしても、
予定を変えて助けに行く人・来てくれる人がいるのは幸せ。


「しかし、アガーテ女王はどうしちまったんだろう。悪いヤツだったよなあ、娘たちをいっぱいさらって。あの場からいなくなっちまっただろ?」
女王アガーテは現在行方不明。
イッタイドコニイルノカナー?





第二章

「ああ、よかった! みんなが来てくれて・・・・・・アニー、ほんとにありがとう! でもボク・・・・・・もうどうしたらいいか・・・・・・」
居所不明だったヒルダは諦めて、
ヴェイグたちはマオとユージーンが待つメセチナ洞窟に到着。
さぁ早くユージーンのところへ!

再会したユージーンは、メセチナ洞窟の奥に自らを閉じ込めていました・・・・・・。
「・・・・・・ヴェイグ、ティトレイ・・・・・・いますぐ俺を殺せ!」
「!!」
なんですとー!?


「ちょっと待って、ユージーン! ヴェイグたちを呼んできてくれって、そういうコトだったの?」
 マオがくやしそうにいう。
「そうだ・・・・・・早く、一刻も早く・・・・・・俺を殺すんだ・・・・・・頼む・・・・・・アニーに敵を・・・・・・」
ちょっ・・・・・・本気だこれ。


「・・・・・・このままでは、俺は・・・・・・おまえたちヒューマを殺してしまう・・・・・・もう限界だ・・・・・・殺してくれ・・・・・・俺を早く殺さないと、おまえらを殺す・・・・・・殺してやる!!」
 彼の濁った瞳は殺気に満ちていた。
((;゜д゜))

ヴェイグたちは、いったん外へ避難。
アニーによると、ラジルダに『心を鎮める秘薬』ってのがあるらしい。
ユージーンを心配したマオ、そして急ぐ旅ということでクレアを残し、
ヴェイグ、アニー、ティトレイはラジルダへ。

『クレアさんみたいに綺麗な女のヒトでも・・・・・・危険』。
でもマオだけはユージーンの側にいても平気らしいので、
マオは洞窟の奥、クレアは洞窟の中ほどで待機・・・・・・のはずが・・・・・・
(‶クレアさんみたいに綺麗な女の人〟、・・・・・・綺麗な・・・・・・)
 胸が高鳴る。彼女はこの暗がりの中にいて、自分が美しい体を手に入れたことをはっきりと実感していた。
 少年の姿が遠くなる。
(そう・・・・・・大切なことがわたくしには、ある・・・・・・。・・・・・・ミルハウスト!)
「クレア」、どこへ行くのー?



ヴェイグたちは、ラジルダのヒューマの族長・イーガに、
『心を鎮める秘薬』こと『鎮魂錠』を譲ってもらえないか交渉中。
『手に入れたい理由を、聞かせてもらおうか』・・・・・・そりゃそうだ。
「ほう、友人を救うために、はるばるバルカから来たのか。なかなか感心な若者たちだ――それで? 仲間というのはどんな様子なんだ」
「はい。理由はわからないんですが、他人への憎しみに満ちていて、とても攻撃的で危険な状態です」
『感心』しているようなら、『鎮魂錠』をわけてもらえそうだね!


「ホントにヤバいんだ。早く薬を飲ませてやらないと、ユージーンは本当にヒューマを殺しちまう!」
「ヒューマを、殺す?」
 イーガの顔色が、さっと変わった。
「まさか・・・・・・、まさかおまえたちが助けようとしているのは、ガジュマなのか!?」
えっ



「ほんとにすまない・・・・・・おれが余計なことをいっちまったために・・・・・・」
 ティトレイはイーガの家を出てからずっと謝り続けていた。
【悲報】『鎮魂錠』、もらえなかった
何あのジジィ、あいつこそ『鎮魂錠』飲むべき。


どうにか『鎮魂錠』が手に入らないかと街を歩くも、
イーガ以外のヒューマは何も知らず、ガジュマは話すらしてくれない。
『事情通のよそ者』でもいないかと宿屋に向かうと・・・・・・なんとヒルダ発見!
「・・・・・・じゃあ、ヒルダはここにゲオルギアスのことを調べるために来たってわけか」
 簡単な近況を交換したあと、ティトレイがいう。
「ええ。『聖なる王』と呼ばれた、あのゲオルギアス・・・・・・。もしかしたら、その力を使えば私のこの身体も・・・・・・」
・・・・・・ふーむ。
なお『不思議な力』の噂を聞いてラジルダに来たものの、収穫は無し。

『鎮魂錠』を手に入れる妙案は浮かばず。
ヒルダの提案で、とりあえず材料だけでも確保するため海岸へ・・・・・・。
「やっぱ、人助けはしとくもんだな!」
ねんがんの 『鎮魂錠』をてにいれたぞ!
早くメセチナ洞窟へ戻ろう!


カレギア城の前に、「クレア」はいました。
「おい! おまえ! 聞こえないのか? 止まるんだ!」
衛兵ストップ!

「わたくし? なぜです!?」
「なぜだと? あたりまえだ。ここは関係者以外立ち入り禁止だ。さあ、帰った帰った」
それでも強引に通ろうとして衛兵ともめる「クレア」。
おいおい、通れるわけないだろ常識的に考えて・・・・・・


「何事か!」
 鋭い声が飛んできた。
(ミルハウスト!)
ミキハウストキター。

状況を確認したミキハウストはー
「なぜここへ来た!?」
「・・・・・・え?」
「帰れ! いますぐ立ち去れ! 二度とここへは姿を見せるな!」
「ち、違います! わたくしはア・・・・・・」
「黙れっ!」
黙れ!そして帰れ!
我はミキハウスト・セルカーク・・・・・・カレギアの剣なり!

「あんなことになったのは、陛下ご自身にも非はある・・・・・・しかし、私はそれでもおまえたちを許すことはできない」
 彼の声は怒りのために掠れていた。
「できることならおまえたち全員、この手で葬ってやりたい! だが、復讐に剣を抜くことはない――、カレギア軍の誇りにかけて。いますぐ立ち去れ!」
逆恨みじゃないですかヤダー・・・・・・
『おまえたち全員』にクレアまで含めるのはホントどうかと思う。


(・・・・・・あの人は、わたくしに気づいてくださらなかった・・・・・・。なんのために、わたくしは・・・・・・)
その場に残されたのは、呆然とする少女のみでした・・・・・・。



「ユージーン! ヴェイグたちが薬を持ってきてくれたヨ! もう安心だからさ、出てきてよ」
わーい問題解決だネ!


「・・・・・・憎い・・・・・・憎い・・・・・・ヒューマは・・・・・・、殺すっ!!」
 立ち上がりざま、彼の両手はヴェイグとティトレイ、そしてちいさなマオ殴り飛ばしてしまう。
ああっ!?


「ダメ! 錯乱してるわ! なんとかして止めないとっ」
 ヒルダがマオに下がっているよう、手で合図する。
「戦うしかない!」
 ヴェイグはいつでも背中の大剣を抜けるよう、身構えた。
ヴェイグたち対ユージーン・・・・・・

槍、取りあげておきなよ(´・ω・)

本気でぶちのめす訳にもいかず、どうにかスタミナ切れまで粘って・・・・・・
「・・・・・・苦い」
治った治った!ユージーンが治った!わーい!


「よかったぁ!」
マオ・・・・・・(´;ω;`)ブワッ
 


スールズにクレアを送り届けた後、ユージーンとマオはゲオルギアスについて調査。
メセチナ洞窟が『ゆかりのある場所』と突き止めたところでユージーンが・・・・・・
「・・・・・・あの儀式のあとから、俺の精神は高ぶったままだった。死闘だったからな、ゲオルギアスとの闘いは・・・・・・それで興奮がおさまらないのだろうと思っていたんだ。だが、違った・・・・・・ヒューマを見るたび、話をするたび、あるひとつの感情が俺を支配し始めた。それはだんだん確固としたものに変わっていった・・・・・・。ヒューマが憎い、ヤツらを殺せ、と!」
あーゲオルギアス戦ねー・・・・・・
また術直撃で死にやがったksg・・・・・・なんでもないでーす。

ガジュマの異変とゲオルギアスは何か関係が・・・・・・?
メセチナ洞窟の調査を始めたところ、隠されていた空間を発見。
そこには『古代カレギア文字』が刻まれた謎の石碑。
読めそうな部分をヒルダが解読して、皆で内容を検証。
「つまり、こういうことか? かつての聖なる戦いにおいて、聖なる王は聖者たちに倒されたが、王の怒りだけが残り、影響を受けた人々は憎しみ合い、争った。――そしていま、俺たちは儀式で復活したゲオルギアスを倒した。そのゲオルギアスの怒りが人々を憎しみ合わせている・・・・・・」
歴史は繰り返されている・・・・・・?

じゃあ何かしら対策もある(あった)はずだ!
「『聖者の力・・・・・・思念消え・・・・・・、危機・・・・・・去る』。きっと、ゲオルギアスの力に匹敵する大きな力があるのよ。その力を使えば、『思念』を消すことができるんじゃないかしら」
hmhm。
つまり『聖者の力』を手に入れればよろしい。

石碑に刻まれた紋章を、ヒルダはラジルダで見た覚えがありました。
『不思議な力』=『聖者の力』?
ヴェイグたちは希望を求めてラジルダへ。
1人絶望に沈む「クレア」も共に・・・・・・で第二章終了。



・・・・・・ぼかす必要ないかな!
全く焦らさないでプロローグからはっきり書くとは思わなった。

テイルズ オブ リバース 第一話 落日の瞬間㊦ 矢島さら 2005年5月2日 エンターブレイン(3回目)

2016-02-22 07:05:44 | テイルズ
続けていくぞ3回目ー。→1回目2回目


○ここまでのあらすじ
バビログラードでの戦いで、攫われた娘たちの一部を助け出したヴェイグたち。
しかし、クレアは既に首都バルカへ連れて行かれていた。
クレアを追ってヴェイグたちがバルカに到着した頃、
クレアは女王アガーテにロックオンされていたのです・・・・・・。



第九章

「そうか・・・・・・あの男なら、城への入り方を知っているかもしれない・・・・・・うむ、ヤツを追おう!」
カレギア城から逃げてきた男を追いかけろ!

・・・・・・誰なのさ?
「待て、ヨッツア。オレの顔を忘れたのか?」
「え・・・・・・? ああっ、ユージーンの旦那! ご無沙汰だねえ! その節はお世話様~」
 ヨッツアと呼ばれた青年は、軽い調子で頭を下げた。
「ねえ、ヨッツアって、『カレギアの辞書』のヨッツア?」
この男、皇帝陛下・・・・・・じゃなくて、『情報屋』。
以前、城に侵入したところをユージーンが捕まえたけど、
「仕事」を頼んだこともあったので見逃してやったらしい。

ヨッツアの情報で、城にクレアがいることが確定。
そして城への侵入方法は、ジベールという人物が知っているらしい。
じゃあそいつをぶちのめせばいいんだね!(急ぎ)
「わしの部下にハックというのがいる。考古学の研究をしておるのだが・・・・・・街の北東にあるメセチナ洞窟へ調査に行ったきり戻ってこないのだ。なにかの事故に巻き込まれたか、それとも敵に捕まったのか・・・・・・」
侵入方法を教える条件は、部下の救出。
『敵に』って、ジベールはどっかの組織と対立でもしてんのかこれ。


メセチナ洞窟はサクッと攻略して、バイラスに襲われていたハックを救出。
無事連れ帰って城への侵入方法、隠し通路の情報をゲットー。
「あ・・・・・・キミのつけてるそれ・・・・・・蒼月石じゃないか?」
ハックが指摘したのは、ヴェイグがクレアに貰ったお守り。

「まもなく、石いっぱいに光が満ちるよ。昔の人は、欠けては満ちる月を見て、死んでは復活する聖なるものだと思っていたんだ。だから、古代の人々は自分たちが死んでも生まれ変われるようにと、月を崇めた――それで月のように満ち欠けするその石をお守りにしたんだよ」
(´・∀・`)ヘー
で、光が満ちた時には『聖なる王が甦る』そうで。
『聖なる王』が何なのかは不明らしいけど。


さて、雑学を仕入れたところで、いよいよ城へ向かいますか!
「・・・・・・もし、オレが傷つき倒れたときは・・・・・・クレアのことを頼みたい。オレは死んでもかまわない。クレアが無事なら、それでいい。だから・・・・・・」
ヴェイグ、あの、相手は国家なんだから、
殺し合いによる解決だとヴェイグたちは勿論、クレアも指名手配なんじゃ・・・・・・?
話をそらす考察はボクの悪い癖。


「クレアさんはおまえの手で救い出せ! おまえが死んでもおれがたたき起こす! 起きろぉ、ヴェイグっ、死んでる場合じゃねえぇぇっ! ってな。わかったかよ!?」
ティトレイ、イケメン!
さすが攻撃力の低い前衛!
・・・・・・ネタっぽく言ってるけど、HP回復力の高いティトレイはレギュラー。
現実には、そうだな・・・・・・

ヒ「効率が悪いわ、反省材料ね」
ユ「具体的にはどうする?」
ヒ「そうね、術防御力の低い前衛を切るとか」
ユ「・・・・・・」

最大HPは高いのに瞬殺されすぎぃ!



城へ侵入したヴェイグたちはスネークミッションを展開するも、当然見つかる。
「どこへ行くのかな? ドブネズミくんたち?」
 サレが現れた。やはり地下通路を使ったことは知られていたらしい、とユージーンは唇を噛んだ。
え、これそういう意味の発言だったの・・・・・・?
単純に「下賎の者」的な侮蔑だと思ってた。

ヴェイグがクレアの行方を問い詰めるも、とぼけるサレ。
「ふざけるな!」
「ふざけてるのはキミたちだろう? お城に忍び込んだあげく、国に仕えるこの僕に、重要機密をバラせと迫ってるんだからさ」
サレ、100%正論。た、確かにぃ!


「その必死な目・・・・・・キライだな。キミみたいな人を見ると、もっといじめたくなるんだよね、僕」
ヴェイグたち対サレ、ファイ・・・・・・?
しかし、そこへ近衛兵に守られた女王アガーテと側近のジルバが。


「陛下がいま、なにをなされようとしているのか、その真意のほどをお聞かせ願いたいのです! どうか私にお時間を・・・・・・」
「侵入者だ! 捕らえよっ!」
 ユージーンの言葉など耳に入らなかったかのように、ジルバが近衛兵に命ずる。が、兵士がユージーンのほうへ足を踏み出すより早く、アガーテが唇を動かした。
「待って、ジルバ。わたくしにユージーンと話をさせて」
おっと、和平エンドあるか?


広間に移動し、アガーテは『真意』を話し始める。
「その昔・・・・・・不思議な力を持つ『聖なる王』と、王と同じ力を持つ六人の聖者たちがこの世界を治めていました・・・・・・」
王「おい聖者ども聖者のくせにナマイキだぞ」
聖者「なにをキングゴリラめゴリラ汁にしてくれるわ」
的な事があって、最後は聖者たちが王を封印しましためでたしめでたし。


「わたくしはその封印を解き、『聖なる王』をよみがえらせる儀式を執り行うのです」
ラドラスの落日以降、カレギア王国は『滅びの道を進みつつ』ある・・・・・・!


「王家に連なる者だけが持ち得る『月』のフォルスに、聖なる王の力を合せれば、必ずカレギアを救うことができる。わたくしはそう信じています」
(´・∀・`)ヘー
なるほど『真意』がわかったね!
女王陛下は国のことを思っていたんだね!さすが女王!


「違う!」
 ヴェイグは自分でも気づかないうちに叫んでいた。
「オレが聞きたいのはそんな話じゃない! あんたが命じてさらわせたヒューマの娘たちはどこだ!? クレアはいまどこにいるっ!?」
そう、大事なのはそっちな。
『聖なる王』とか『聖者』とか割とどうでもいい。


「安心なさい。儀式が終われば、すぐに彼女はお返しします。なにがあろうとも、彼女は決して変わることはありません。なぜなら・・・・・・、彼女は目を閉じることができるから」
(。´・ω・)?
いいからさっさと返せよくそが(´・ω・`)

しかし、アガーテは何かスイッチ入っちゃってまともな会話にならず。
サレが指揮するフォルス能力者の兵士に一斉攻撃を受けたヴェイグたちは、
抵抗虚しく拘束されてしまったのです・・・・・・。





第十章

「・・・・・・あれからどれくれい経ったんだ!? クレアは・・・・・・そうだ・・・・・・儀式を・・・・・・儀式を止めなければ・・・・・・!」
目が覚めたら街の外の収容所。
儀式は満月になったらやるんだっけね?

「っ!」
 蒼月石に目をやったヴェイグは愕然となった。ジベールの家で見たときとは、明らかに様子が違う。石の大部分が輝きに満たされていた。
「あと少しで完全に満月になる!! もう時間がない!!」
でも、出られない\(^o^)/


もうだめじゃー、おしまいじゃー
「・・・・・・っはっはっはっは・・・・・・はーっはっはっはっはっはっ・・・・・・」
「あれ、この声は・・・・・・」
誰だッ誰だッ誰だーッ


「『漆黒の鍵』、参上!」
漆黒ktkr!

ギンナルの手には牢屋の鍵。
「貴様らの運命は、オレ様の手の中にある!」
 と、独房の小窓から小窓へと鍵を見せびらかして歩いた。
『歩いた』wwwうぜぇwwwwww

そしてギンナルは・・・・・・
「とらわれの青い小鳥よ。羽ばたくがいい。我ら、『漆黒の翼』のように!」
「借りは返した。生きていたら、またどこかで会おう」
 手を振りながら仲間ふたりを従えて、去って行った。
彼らは『王の盾』・・・・・・国王陛下直属の部隊の兵士。
その地位を!「借りを返す」ために投げ捨てて!イケメン!


牢から解放されたヴェイグたちは、ついでに他の牢も開ける。
人攫いに反対した兵士や、抵抗した市民を収容所送り・・・・・・この国はもうダメだ。


さぁ、今度こそだ!
城に再び侵入、向かうは『屋上にある祭儀場』!
兵士たちをちぎっては投げちぎっては投げ・・・・・・あとはこの階段を真っ直ぐ!
「おや、どこかで聞いた声だね」
 そのとき、階段に続く暗がりのほうから声がした。
 サレとトーマが、ゆっくりと姿を現す。
「サレ! トーマっ!」
「去れ、トーマっ!」に聞こえなくもな

「お姫様のささやかな夢がもう少しでかなうんだ。邪魔しちゃあいけないよ」
「夢だとっ!? なにが夢だ! そこをどけっ」
 サレは、前髪をさっと掻きあげる。
「ふっ、・・・・・・どくと思うかい?」
「なにを!? やるならさっさと来いっ!」
ヴェイグたち対サレ&トーマ、ファイッ!

いくら四星といえども、やっぱり2対6な訳で・・・・・・
「・・・・・・許さん・・・・・・絶対に、許さんぞおおおぉぉっ!!」
はいはいおつおつっと。
あの名言が無いのは残念だ・・・・・・バカみたい♪




「・・・・・・わたくしが、わたくしでなければ・・・・・・、あのかたは、わたくしを見てくれる・・・・・・。わたくしは、生まれ変わる・・・・・・『聖なる王』の力とともに・・・・・・」
儀式、始まる。

ワルトゥとミリッツァを仲間に任せて駆けつけたヴェイグ。
しかしその時、アガーテは既に『聖なる王』の力を手に入れていた・・・・・・!
アガーテは続けてクレアに何かをするつもり。
止めようとしたヴェイグの剣もフォルスも届かず・・・・・・
そして・・・・・・
「ようやく、わたくしの願いが・・・・・・この想いをかなえるときがきたのです・・・・・・」
何が出る、何が出る、タララタンタンタタタタン


「きゃああっ! な、なんなの・・・・・・どうなっているの・・・・・・ジルバーっ!」
 その場にいる全員が、ひしゃげた月を見上げて愕然とした。
「フォルスの暴走だ!」
失敗した(?)話!
やっちゃったぜ☆(やっちゃったぜ☆)


現れしは・・・・・・
‶我が名は・・・・・・、聖獣王ゲオルギアス〟
『聖なる王』さんがログインしました。

‶我はここに再臨せり。悪しき者の不浄なる足跡を消し去るために! いまこそ我が使命を果たさん〟
言うやゲオルギアスは『光線を発射』。
当たった『兵士が二、三人』、消滅・・・・・・消滅!?


‶我が使命は地上に安寧をもたらすこと・・・・・・すなわち、ヒューマの殲滅〟
おk把握したふざけんなぶちころすぞ(´・ω・`)


「うわああっ! くそうっ、聖獣王だかなんだか知らねーが、だまって滅ぼされてたまるかってんだ! なあっ」
 光線を危うくかい潜ったティトレイが、ヴェイグたちに同意を求めた。
「ああ。行くぞっ!」
 ヴェイグは大剣を構え、ゲオルギアスの巨体を見上げた。
ヴェイグたち対『聖なる王』、ファイッ!

圧倒的な力を誇る聖獣王。
ヴェイグたちに勝機はあるのか!?
そして、ヴェイグはクレアを取り戻すことが出来るのか!?
 その瞬間、すさまじい爆発が起きた。
ヴェイグーッ!!