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テイルズ オブ リバース 第一話 落日の瞬間㊦ 矢島さら 2005年5月2日 エンターブレイン

2016-02-17 07:18:19 | テイルズ
せっかく氷から助け出したクレアを『王の盾』に連れ去られたヴェイグは、ユージーン、マオと一緒に彼らの後を追う。途中、アニー、ティトレイ、ヒルダが仲間となり旅を続ける一行。どうやら『王の盾』は、女王アガーテの命を受け各地で少女をさらっているらしい。ヴェイグたちは、女王の元から逃げ出した少女を助けるのだが・・・・・・!?
好評『テイルズ オブ リバース』ノベライズシリーズ第2弾!!全5巻で完全ノベライズ!!
裏表紙より。
2巻だよー。



第六章

「女王陛下はそのご身分ゆえに、同じ年ごろの娘たちとお会いになる機会をお持ちではないのです。ですから、せめてご公務の合間にあるわずかなお時間だけでも、あなたのような娘とお話をしたり、お茶を楽しみたいとお考えなのです」
女王の側近・ジルバの説明。
ふーん?
そんなら『王の盾』に誘拐紛いのことさせないで、募集かけりゃいいんじゃ?
「ヒューマの美少女に限定」していることも説明できてないし。

とにかく女王の元にお呼ばれしたスージー。
「ありがとう、スージー、こんなわたくしを美しいといってくれて。そんなに気に入ってくれたなら、あなたに差し上げるわ」
「・・・・・・・・・・・・!?」
そして気を失ったスージー。
目が覚めて、よくわからないけど、いやよくわからない故に『こわくなって』脱走。
サニイタウンで『追って』(=ミリッツァ)に見つかったところを、
ヴェイグたちが助けたのでありました・・・・・・が1巻までにあったこと。


「女王があの娘に、なにかしようとしたのは間違いない。だが、うまくいかなかったんだ・・・・・・」
「そして、そのなにかを一刻も早く成功させようとして焦ってる・・・・・・」
ふーむ・・・・・・(。´・ω・)?



スージーと別れた一行は、宿屋の前に人だかりを発見。
「来たる『ゴルドバの日』に、女王陛下のお披露目の式が執り行われる運びとなった。ラドラス王崩御後、大事があり、女王陛下におかれては略式の戴冠式のみで済まされていたが、ようやく国が落ち着き、このたびのお披露目と相成った!」
『ゴルドバの日』→カレギアの初代国王が即位した日
『お披露目の式』の都合で、バビログラードって街以外の港は封鎖だってさ。
・・・・・・首都バルカ行きの船だけ制限すればよくね?


サニイタウンからバビログラードへ向かうには、砂漠越えが必要。
でもクレアやセレーナを助けるためだ!出発!
「『月』の正位置・・・・・・」
(不安・・・・・・疑惑・・・・・・)
占いで変なフラグ立てるのやめてさしあげて(´・ω・)



(きっと・・・・・・きっと来てくれるわよね・・・・・・ヴェイグ)
 オレはいつでも助けに行く――。
 ふいに、ヴェイグの声が甦った。
ヴェイグ、マジイケメン。



「さよなら、ティトレイ。おっちょこちょいだけど、キライじゃなかったよ」
攻撃力の低い前衛を切ろう(提案)


「なるほど、カレーズか。それならティトレイのお手柄だな」
 ユージーンが腕組みをしながら笑う。
「ええ。この水路をたどっていけば、砂漠越えより安全かもしれません」
勤勉博識なユージーンとアニー。
みんな仲良し☆

 おいおい、とティトレイが口をはさむ。
「ふたりで仲良くしてないで、おれたちにも教えてくれよ」
「べ、別に仲良くなんかしてませんっ!」
 アニーがキッとティトレイを睨みつけた。
そしてまた嫌われる。
誰がって・・・・・・ティトレイだよm9(^Д^)


水路を進むと邪魔な岩。
ユージーンが『鋼のフォルス』で砕くと、衝撃で上から砂やバイラスが!
「すまん」
 ユージーンが仲間たちに謝った。
「この上は井戸だったらしいな。たぶん、バイラスの巣にでもなっていたのが崩れ落ちてきたんだろう。強すぎた・・・・・・俺の力加減が悪かった」
ユージーン、実はフォルスを使いこなせていない疑惑。
戦闘力は(元)部下の四星より劣る訳だし・・・・・・ユージーン、マイナス10ポインツ!
ゲームでは唐突に『鋼のフォルス』なんて言われて「何それ?」って思った気がする。


「気をつけてよ」
 アニーの髪や肩についた砂を払ってやりながら、ヒルダが言う。
何気に「年下の娘」の面倒見がいいヒルダでありました。
ヒルダ、10ポインツ!




カレーズを進んでいるとアクシデント発生。
アニーが高熱を出して倒れてしまったのです!
バビログラードまではまだ距離があるため、一行は砂漠の村アニカマルへ。
アニーを宿屋で休ませて、ヴェイグたちは医者を探し始めたのですが・・・・・・
「いまちょっと忙しいんだよ」
「うるさいわね。邪魔よ!」
「この村に医者はいないか」
 ガジュマの男は水面を見つめたまま、ひとりごとのようにいう。
「さあ、どうかな」
・・・・・・なんなんだこの村はぶちころすぞ(´・ω・`)

村中聞き回っても住民は皆こういう態度で医者は見つからず。
焦るヴェイグたちは、『明らかにこの村の住居』ではないテントを発見。
「小生になにか?」
『小生』て。
こんな一人称見るの、「怪盗ルパンシリーズ」以来だ。


「小生が診てしんぜよう」
「あんた、医者なのか?」
 ティトレイが疑わしそうな表情になる。
「冒険家だ」
男の名はフランツ。
『世界七大まぼろし』を追い求める冒険家。


この際、贅沢は言っていられぬ・・・・・・
フランツにアニーを任せてみると・・・・・・
「・・・・・・小生の診断に間違いがなければ、この子の助かる可能性は限りなく・・・・・・ゼロに近い」
( ゜д゜)!!


診断結果は『デスガロ熱』。
「以前・・・・・・カレーズの上にあった村を滅ぼしたといわれる流行り病だ」
ヴェイグたちは聞い事もない病。
というのも、『広まった地域は全滅した』ほどの『凶悪な病』ゆえ((;゜д゜))


でも、どうしてアニーがそんな珍しい病に・・・・・・?
「砂漠・・・・・・水路・・・・・・。砂・・・・・・・・・・・・、井戸」
 それだ、とフランクが言った。
「井戸の砂だ!」
これはボクの間違いじゃないヨ!
つまりアニーが倒れた原因は・・・・・・!


衝撃情報に動揺する中、事態はさらに悪化。
「出て行っておくれ!!」
 女がひとり、飛び込んできた。宿の女将だ。眉を吊り上げ、恐ろしい形相になっている。
えっ?

宿の前には人だかり。
「出て行ってくれ! その娘、デスガロ熱なんだろ?」
 ガジュマの男が、ヴェイグの腕の中でぐったりしているアニーを指さして叫んだ、
「村が滅んじまう! さっさと出て行け!」
そんな殺生な!
・・・・・・『流行り病』だってんだからなぁ、無理もないか・・・・・・。


ヴェイグたちはフランツのテントに避難。
フランツによると、かつてカレーズの辺りでデスガロ熱が流行った時・・・・・・
「え、じゃあ、病気をうつしてそのままどこかへ行っちゃったってコト?」
えークズじゃん。

アニーを助ける手段はただ1つ、
『幻のバイラス、リブガロ』の角を手に入れること。
フランツの『冒険家としての勘』の頼りに、
ヴェイグたちはリブガロの目撃情報があるオアシスへ!



第七章

「リブガロだヨ! こっちこっち!」
『幻のバイラス』(誇張)


やったねヴェイグ!アニーは助かるヨ!
「フランツさん、早く薬を作って!」
 マオがフランツの顔を見上げたが、彼は首を振った。
「ここではできない。真っ暗な場所が必要なんだ。角の中身を薬に使うのだが、光に当てると成分が変化してしまうから――」
つまり屋内でないと・・・・・・
でも近くにはアニカマルしか・・・・・・(´・ω・)


「痛てっ!」
 ティトレイが肩先に痛みを感じ、叫んだ。誰かが石を投げたのだ。背中のアニーを狙ったに違いなかった。
恐怖は時として残酷・・・・・・!


「前にデスガロ熱が流行ったとき、この村が滅びなかったのはなんでだよ!! 誰かが助けてくれたんじゃねぇのか!? それなのに、他人が困ってるときはなにもしてくれないっていうのかよ?」
んー・・・・・・「他人を助けようとして滅びかけた村」にその言い方はちょっときつくねぇ?


「・・・・・・力ずくで頼みたくはないが、アニーに万一のことがあれば・・・・・・俺は・・・・・・」
 ユージーンは呻くようにいい、拳を握りしめる。
マジでぶちのめす5秒前ー


しかし、ティトレイの叫びは、届く。
「うちを使っとくれ」
 ふいに、聞き覚えのある声がした。宿屋の老女将だった。
おおっ・・・・・・!


「いいわけないだろう!? なに考えてるんだ、ばあさんっ」
 ガジュマの男が、女将に向かって怒鳴った。
「違う・・・・・・違うんだよ。この人のいう通りさ」
女将が語るデスガロ熱流行時の真実。
・・・・・・その時に話しとけよ(´・ω・)


薬のおかげでアニーは回復。
「あの・・・・・・」
 ユージーンが振り返る。
「・・・・・・ありがとう」
 だが、ユージーンは答えなかった。
アニーはお礼が言える娘。


砂漠を越えて、一行はバビログラードを目指す。
「ひえ~、あの山を登るのかよ!?」
『正確には登山洞』とはいえ・・・・・・うえー。

山登りはホント正気の沙汰じゃないな!
山の美しさを語りたいなら、山登りを禁止するのが1番山に優しいんじゃね?
達成感が欲しいならマンションの階段で我慢しとけさ。


「フォルスを感じる・・・・・・この登山洞の中からだよ!」
『待ち伏せ』上等ゥ!


登山洞を進むヴェイグたちを待ち受けていたのはー
「なんだ、漆黒トリオか」
なーんだ(´・ω・)

アニー、ティトレイ、そして元『王の盾』ヒルダも初見。
「『王の盾』所属のおもしろトリオだヨ」
とてもわかりやすい説明。

『漆黒の牙』改め『漆黒の爪』の3人は、
リーダーのギンナルが『名誉の負傷』をしたためその場から動けなかったのです。
「さあ、いいですよ。応急処置ですが、歩けるようにはなったはずです」
え、天使?


「覚えてろよっ。この借りは必ず返す!」
はいはいツメツメ


『おもしろトリオ』と別れて先に進み、そろそろ出口。
「おまえが感じたのは、さっきの連中のフォルスだけだったのか?」
 マオは、「うーん」と首をひねり、
「・・・・・・そうかも。敵が待ち伏せしてるっていうのは考えすぎだったかもね」
 と笑った。
そして次の行でフラグ回収。


「俺は『王の盾』のドネル」
 ドネルは足元から土中に消えたと思うと、ふたたび現れ、
「サレ様の命令により、おまえらをドぶっ殺す!」
なんで1回潜ったし。

ヴェイグたち対ドネル、ファイッ!
つっても、幹部でも何でもないくせに6対1なんで・・・・・・
「あの世での再会を・・・・・・ド楽しみにしているぞ・・・・・・ドぎゃあああああああああああ!!」
はいはいおつおつ
ドネルの唐突さはTOD2のボスキャラに共通するものがある。


そんな訳で、さくっと『王の盾』の刺客を撃退したヴェイグたち。
バビログラードで一行を待っているのは・・・・・・?で1回目終わっとこう。


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